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「2010南京ジャパンウィークが日中交流の新たなページを開く!」

3月1日、在上海日本国総領事館と南京市人民対外友好協会の主催による「2010南京ジャパンウィーク」が金陵飯店鐘山庁で盛大に開幕しました。開幕式は、伝統音楽の音色が響き渡る中、南京市政協、南京市人民対外友好協会、上海日本商工クラブ、南京日本商工クラブ、国際交流基金等共催・協力団体からの来賓をはじめ多くの出席者でにぎわいました。
横井裕総領事は、「今回のイベント共同開催を通じ、日中両国の友人達の中にしっかりと根付いた友情は、幹を育て葉を茂らせ、花を咲かせ、多くの果実を付けるでしょう。この南京の地において、友情を基礎に、日中間の相互信頼が一層深まり、未来に向けて発展することを信じてやみません」と挨拶し、黄煌南京市政協副主任からは、「南京市民が日本に親しむ良好な機会となる今次ジャパンウィークは非常に意義深く、本行事を通じて南京と日本の心理的距離が縮小することを願う」と祝辞が述べられました。
「『和の美』の交流が南京で花を咲かせ、ジャパンウィークの幕開けを告げる」




2月28日、「2010南京ジャパンウィーク」のプレイベントとして、在上海日本国総領事館と南京市人民対外友好協会主催、K.I.M中日文化交流会の企画運営による「『和の美』日本文化祭」が、南京市文化芸術中心で幕を開けました。 文化祭には、約40名の学生ボランティアをはじめ多くの南京市民が参加しました。会場には、伝統ゲーム、茶道体験、餅つき、浴衣の試着などの体験コーナーが設けられ、ステージ上では、剣道演舞、着物コンテスト、J-POPや三味線・笙・ギターによるバンド演奏などの演目が華麗に繰り広げられました。
「『日本をもっと知ろう!』~日本企業の社会貢献活動と企業の求める人材像」講演会


同日(2月28日)、古南都飯店内ホールにて、講演会「『日本をもっと知ろう!』~日系企業の社会貢献活動の紹介と企業の求める人材像」が開催されました。本講演会は、国際交流基金北京日本文化センターと南京市人民対外友好協会が主催/共催し、南京市の日本語学習者を対象として日本語のみで行われました。はじめに、北京日本文化センター所長の藤田安彦氏より中国における日系企業の社会貢献活動の概要を報告、続いてNEC事業開発部経理CSR推進担当の左安国氏より社会貢献活動の具体的事例を紹介、最後にコクヨインターナショナル株式会社中国総裁の大田豊氏より「企業の求める人材」をテーマに講演を行いました。会場には、日本企業に関心を持つ学生や社会人300名が集まり、講演後は質疑応答が活発に行われました。
「柔道を通して繋がる南京と日本の心~日中友好南京柔道館完成~」


3月1日、江蘇省南京市で「南京中日友好柔道館」の完成式が行われました。この柔道館の改修は、日本政府の「草の根文化無償資金援助」によるものです。
この完成式には、在上海日本国総領事館の横井総領事他、山下氏、南京市副市長の王咏紅氏、南京市体育局局長の舒建平氏、南京市人民対外友好協会副会長の張斌氏、南京市重競技運動学校校長の王慶氏等多くの政府、スポーツ関係者及び青少年学生が参加しました。 完成式の後では、ロサンゼルスオリンピック金メダリストの山下泰裕柔道家による柔道教室が、南京市の約100名の青少年を対象に開かれ、参加者はみな熱心に耳を傾けていました。山下先生は、同イベントについて、「意義は非常に大きく、とても楽しかった」と語りました。柔道で南京の日中交流を発展させるという願いが、友好的な雰囲気の中で貴重な第一歩を踏み出しました。
「日本型経営理念を伝えたい~日系企業理念講演会~」

「日系企業が重視する独特の『企業文化』を紹介し、日系企業経営理念に対する理解を深める機会を提供する」という主旨に基づいて、3月1日と2日の両日、それぞれ南京市政治協商会議と南京大学商学院にて、「日系企業文化」をテーマとした講演会が、「2010南京ジャパンウィーク」イベントとして開催されました。
1日の南京市政治協商会議での講演会では、東京海上火災保険(中国)有限公司総経理の梅田道夫氏、丸紅(上海)有限公司総経理の岩佐薫氏、三菱電機(中国)有限公司副総経理の木村亜樹氏が、そして2日の南京大学商学院での講演会では、木村氏とトヨタ自動車株式会社上海事務所首席代表の東和男氏が、多くの参加者達に向けて日系企業の独特の経営理念と企業文化についてメッセージを語り、意見交換を行いました。
「南京市聾唖学校での日本人留学生による手話交流会」


3月2日、南京市聾唖学校において、北京の日本人留学生10名による手話交流会が開催されました。日本人留学生が中国語の手話で自己紹介、浴衣の着付け、歌等を披露し、聾唖学校の学生からも華麗なダンスが披露されました。本イベントは、国際交流基金北京日本文化センターと日本企業3社の協賛により実現しましたが、同席した関係者からは、若者が相手に懸命に何かを伝えようとする姿は心に響くものであり、日中交流の幅を広げる上でも大変意義深いプロジェクトだという意見が寄せられました。なお、南京市聾唖学校では1994年に日本の無償資金協力により教室の拡充をおこなっています。
「『平和の心を携えて』日本絵画展オープニングセレモニー」

3月1日から10日まで、南京美術館で「日本絵画展~平和の心を携えて」が開催されました。3月1日の開幕式では、本絵画展の発起人である水澤武雄氏が、「“人間らしくあること”をテーマに創作活動を続けている日本の美術家たちが、南京の人々に対し平和のメッセージを伝えるために企画した」と挨拶。同日午後には、日本からやってきた出展画家のグループと南京市の美術関係者らが、それぞれの作風等について語り合うなど、和やかな交流会がおこなわれました。
「言葉で伝えたい友好の心~南京市大学生スピーチコンテスト~」



「言語」は、他国の文化や思想に対する理解を深める重要なツールとして、ますます多くの中国の若者に重視されています。
「2010南京ジャパンウィーク」の重要な活動の一つである南京市大学生日本語スピーチコンテストが3月2日午前に南京大学外語教学楼1階大ホールで行われました。今回のスピーチコンテストは、南京大学の主催で、南京市内の13大学が参加して「日中関係の未来」をテーマに行われました。250人が収容可能な会場は、立ち見が出るほどの盛況で、会場は熱気であふれました。
スピーチは、4分間のスピーチと1分間の審査員からの質問という形で行われ、14名の出場者一人一人が、それぞれ元気いっぱいにスピーチをしました。観客も出場者の一言一句に真剣に見入り、すばらしいスピーチには拍手喝采し、審査員の質問に答えられない出場者には声援を送る気持ちで見守る人もいました。
最後に、審査員の厳正な採点の後、優秀者には各賞が与えられましたが、受賞することよりも参加する心、そして、そのために費やされた努力がもっと重要なのだということを誰もが感じたことでしょう。
「ジャパンウィーク感動のフィナーレ~福井舞J-POPコンサート~」

3月5日、南京ジャパンウィークの最後を飾るイベントとして、『「南京ふれあいの場」J-popライブ福井舞コンサート』が南京市文化芸術中心小音楽庁にて開催されました。作詞作曲を手がける若手実力派歌手の福井舞さんは、今回が中国での初ライブでしたが、会場にはこの日を待ちわびた学生等約400名が集まりました。ギターとキーボードのユニットによりテレビドラマの主題歌など11曲が披露されると、会場はときにじっくりと聞き入り、ときに立ち上がって盛り上がり、ステージと客席が一体となりました。日中友好の将来を担う若者のパワーを感じるとともに、日本のポップカルチャーの持つ可能性を再認識させられるコンサートとなりました。