留学に関するよくあるご質問
Q1:日本へ留学するにはどの程度の語学力が必要ですか。
日本へ留学する際には、多くの場合日本語能力を要求されます。日本語レベルを測定する試験には様々な種類がありますが、日本語能力試験を例にとると、二級以上のレベルを要求する大学や大学院が大半です。そのため、日本語レベルによって、以下の二つの留学ルートが考えられます。
- 日本語のレベルが足りない場合:日本語学校等で日本語を勉強してから進学する。
- 日本語のレベルが十分である場合:希望校の募集要項に従って手続きを行い、要求される試験を受ける。
近年は、英語のみで学位取得が可能な学校も増えてきました。それらの学校やコースなどの詳しい情報については日本政府の「留学生30万人計画」を参考にしてください。
Q2:日本語学校を選ぶ時に注意すべきこと及び入学のための手続きを教えてください。
2012年6月時点で、日本国内における日本語学校はすでに500か所を越えています。日本語学校を選ぶ時には、文部科学省による準備教育課程指定校であるかどうか、日本語教育振興会による認定校であるかどうか、入国管理局による適正校であるどうかという点を確認した上で、更に以下のような情報を得て判断されることを推奨します。
- 日本語留学試験に参加したい場合はそれに対する指導コースがあるかどうか、また進学試験へ対応があるどうか。
- 卒業生の進学率、進学先や日本留学試験及び能力試験の合格率。
- 奨学金の有無。
- その他、寮の有無や学校の位置等。
また、入学手続きに関しては、学校によって違いがあるものの、おおよそ以下のような流れになっています。
- じっくりと考え、学校を選ぶ。
- 志望校決定後、申請書及び学校から要求される書類を提出する(入校の五ヶ月から半年前に募集が始まることが多い)。
- 在留資格認定を申請する(学校が申請してくれることが多い)。
- 在留資格認定が送られてから、ビザ取得。
- 入校。
Q3:中国国内の短大(大専等)を卒業後、日本の大学に進学したいと考えておりますが、編入制度はありますか。
編入生制度については、編入試験を受けてその学校の三年生(大体は三年次編入)に編入するというものがあります。但し、実施している学校は少なく、しかもほとんどが私立大学です。また、留学生に向けて特別編入試験を実施する学校が少ないため、日本人の学生と競争することになります。
その他、中国国内の「大専」卒業のまま、直接日本の大学院に進学したという例も少ないながら存在します。但し、指導教員や学校側と十分なコミュニケーションが必要であるとともに、「研究生」として指導教員の下で勉強することが前提となるものと考えられます。
Q4:大学を卒業して日本の大学院に進学したい場合は、どうしたらいいですか。
まず、自分の志望に合致する大学院と指導教員を選び、指導教員に連絡して履歴書や研究計画書、大学の先生の推薦状などの必要書類を提出します。指導教員の内諾をもらった後、その先生の下で半年あるいは一年間「研究生」として勉強してから、学校の院生募集試験を受けるという流れが一般的です。
事前に調整することなく、直接入学試験を実施する学校もありますので、詳しい内容は各学校に問い合わせて下さい。
Q5:日本の文部科学省奨学金の申請方法を教えてください。
文部科学省奨学金を申請するには、主に三つの方法があります。
- 希望者が在籍する中国国内の大学を通じ、同大学と交流協定を結んでいる日本の大学に申請を提出する。
- 「国家留学基金管理委員会」を通じて申請する。毎年2、3月前後に委員会の公式サイトwww.csc.edu.cnで募集が始まります。
- すでに日本の大学に在籍している場合は、日本の大学を通じて申請することになります。
Q6:文部省奨学金以外の奨学金について教えてください。
文部科学省奨学金の以外には日本学生支援機構(JASSO)、地方自治体、関連国際交流団体、民間奨学金団体、学校奨学金などがあります。また、研究者の場合は財団の助成金等も申請できます。
詳しい情報はそれらの公式サイトあるいは当館広報文化センター内の資料をご参照ください。
Q7:貯金証明書について教えて下さい。
金額について明確な規定はなく、留学計画に合わせて留学生活を保証できる金額を記入することとなっております。
Q8:広報文化センターにはどのような留学資料がありますか。
館内所蔵の留学資料については以下の3種類に分けることができます。
- 多くの大学、短大、専修、日本語学校などから届けられた学校案内や募集要項等。
- 日本の留学制度、学校ランキングなどを紹介する書籍等。
- 日本留学試験などに関する日本語資料等。
どうぞ遠慮無くご利用ください。皆様の訪問をお待ちしております。