
供与額:140,000米ドル
契約署名日:平成15(2003)年5月21日
完成日:平成15(2003)年5月末
案件概要:2003年4月以降、広東省、北京市を中心に中国全土で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染拡大を防止するため、上海市伝染病病院、上海市肺科医院等、上海市指定の4カ所のSARS指定病院に対し、それぞれ一台ずつ移動式のX線器材を供与。
SARSが猛威を振るっていた頃、院内感染をいかに防ぐかが大きな問題となり、「患者が病院内の隔離区から移動することなく検査・治療ができるようにしたい」との上海市政府の要望に応えたものです。日本の援助が多いに威力を発揮し、上海では他の地域ほど多くの患者が発生することはなかった。
SARSの発生により、日本政府は中国に対して合計17億6千万円に上る支援を実施した。