
供 与 額:81,676米ドル
契約署名日:平成16(2004)年12月1日
完 成 日:未完成
案件概要:
宿松県は安徽省安慶市に属する国家級貧困県(年間平均収入850元)で宿松県洲頭郷、居巣区槐林鎮はいずれも自然災害多発地域である。 当地の農民は衛生意識が低く、疾病を予防する意識が低いため、洲頭郷、槐林鎮にそれぞれ唯一設けられた衛生院が重要な役割を果たしているが、これらの衛生院は10年前に購入した超音波機材及び簡単な顕微鏡などの医療機器等のみしか所有しておらず、当地の住民に対する適切な医療サービスの提供には限界がある。また医療従事者の医療技術も低いため、適時に正確な診察ができず、他の病院に転送されるケースも多い。このような医療ニーズに応えるために、我が国政府は洲頭郷、槐林鎮の中心衛生院に最低限必要な医療器材を供与し、医療水準の向上を図る。
それぞれの衛生院において年間約5万人の患者が受益する見込み。宿松県洲頭郷衛生院では、案件実施後、現在一日あたりの外来患者数110人が、案件実施後170人に増加することが見込まれる。