磯俣秋男総領事の着任挨拶

平成31年1月15日


この度、新しく在上海日本国総領事を拝命し、1月10日に着任いたしました磯俣秋男(いそまた あきお)でございます。
 
私はこれまで1980年代に北京大学で研修を受け、1990年代の終わりに北京の大使館で勤務した経験がございますが、その当時と比べた現在の中国の目覚ましい発展振りや、社会の変化を新鮮な気持ちで受け止めているところです。まずは、虚心坦懐に中国の「今」を見つめることから、始めたいと考えています。
 
現在、正常な発展の軌道に戻り、新たな段階へと進むことが期待されている日中関係ですが、本年は「日中青少年交流推進年」であり、日本でG20の各種会合も予定されています。来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック、そして、その2年後となる2022年に、日中両国は国交正常化50周年を迎えます。両国の関係が力強く動く、大切な時期を迎えている中で、皆様とともに、新しく、より豊かな実りのある日中関係の在り方について考え、歩みを進めていくことが出来ればと期待しております。
 
また、華東地域における邦人の皆様の安全及び快適な生活環境の確保、そして日系企業の皆様の円滑な事業環境の構築に向けて、当館として果たすべき役割を全力で全うして参る覚悟です。これから様々な機会に皆様とお会いし、率直なご意見・ご指摘をいただき、一つ一つ取り組んで参りたいと存じます。
 
これから、どうぞ宜しくお願いいたします。