総領事館の活動

令和3年5月28日
【活動報告2021年1月】

 

陳祖恩・東華大学教授による講演
  1月10日、当館他目的ホールにて上海の日本人社会及び歴史研究者で上海市の南京路の歴史を紹介した「南京路:歴史と風景」等の著者の陳祖恩・東華大学教授による上海市南京路の歴史に関する講演を実施しました。講演では南京路の歴史等について当時の上海における日本人社会の状況に触れつつ詳細な説明がありました。質疑では、陳教授の取材にきた子供記者からの質問等和やか且つ活発なやりとりがありました。
 

第3回“創新&共創” 日中企業イノベーション協力フォーラム
  1月9日、上海交通大学との共催にて衡山賓館で“創新&共創” 日中企業イノベーション協力フォーラムを開催しました。第3回目となる今回のフォーラムは、日中両国及び世界が新型コロナウイルス感染症に打ち勝つ願いも込めて、「ポストコロナの健康産業における日中協力の展望」をテーマとしました。医療、医薬、医療機器等の各方面で活躍する日中の企業や専門家を招いて、基調講演・リレー発言及びこれら発言者がお互いへの質問を行う形式で進行しましたが、分野横断的な協力を探る質問や、両国企業や医院による健康産業におけるイノベーション協力の可能性に係る議論等が活発に交わされました。また、フォーラム終了後には、日本の地方自治体の当地事務所の協力を得て、日本酒のPRを行うための試飲会も開催されました。
 
   

杜勤・上海理工大学教授による日本文化に関する講演
  1月8日、当館にて、上海理工大学日本語学科主任で中国日本語教育研究会上海分会常務副会長の杜勤教授による日本語と日本文化に関する講演を実施しました。杜教授は日本文化を解説した「日本文化導読」の著者。講演では、身近な日本語や日本文化を題材に解説を行っていただきました。聴衆から日本人の生死観や本音と建て前のとらえ方等について質問があり、活発なやりとりが行われました。
 

朝陽義塾日本国際高校訪問
  1月6日、磯俣大使は朝陽義塾日本国際高校を訪問しました。同校は、2016年に上海市浦東新区に設立された私立高校で、生徒は2年間同校で中国の高校の科目及び日本語やEJU試験(外国人留学生に対して日本の大学等で必要となる日本語力及び基礎学力を評価する試験)に対応した授業を受けた後、日本の提携高校等へ1~1.5年間編入し、日本の大学への留学を目指しています。
  磯俣大使は、孫理事長より同校の教育理念等について説明を受けた後、同校の学生150名を対象に、日本と華東地区との密接な関係や近年の日中交流の実例等について講演を行い、自らの関心等に応じての将来の日中協力・交流への積極的な関与を呼びかけました。質疑応答では出席者から日本留学後のアドバイスなど将来の目標に関する質問が多く寄せられ、活発なやり取りが行われました。
 
 
「となりのトトロ」中国語版書籍出版記念イベント
  1月5日、西野広報文化部長は、上海華潤時代広場にて行われたスタジオジブリのアニメ作品「となりのトトロ」中国語版書籍出版記念イベントに出席しました。作品を制作した宮崎駿監督の誕生日に合わせて開催された本イベントには、中国の著名漫画家の白茶氏、顧爺氏、郭斯特氏も登場し、となりのトトロについての印象や書籍出版についての考えを語っていただきました。スタジオジブリ映画作品の書籍版の出版は中国国内初とのことです。


韓立明・南京市長との会見
  1月5日、磯俣大使は江蘇省南京市に出張し、韓立明・南京市長と会見しました。会見では、磯俣大使から韓市長に対し、昨年11月に当館が主体となり南京で実施した「南京日本交流集中月間」の概要と成果を紹介しました。また、今年及び今後の南京との協力事業として「健康」をテーマにした官民対話の実施や、昨年11月の交流集中月間の成功を踏まえ毎年1回時期を決めて青少年を主な対象とした交流活動を行って行くことを提案し、韓市長からも賛同を得ました。