総領事館の活動

令和3年4月25日
【活動報告2020年12月】

 

日本留学フェア
  12月26日、当館にて「日本留学フェア~百聞不如一見~」を日本の国公私立15大学参加のもと実施し、中国人高校生・大学生やその保護者204名が参加しました。各大学のブースでは、大学担当者に熱心に質問する学生等の姿がみられ、また、日本への留学情報に関する説明会や留学経験者による座談会も盛況で関心の高さが伺えました。各大学の担当者からは、例年の留学フェアに比べ高校生の割合が増加している、明確な目的意識をもって留学フェアに参加する学生等が多くなった等の声が寄せられました。
   

上海東京都市管理精細化検討会
  12月25日、福田経済部長は、上海東京都市管理精細化検討会に参加し、冒頭挨拶を行いました。この検討会は今年で3回目となり、日本と中国の9名の専門家が都市の精密化、高齢化、スマート化といったテーマに沿ってプレゼンを行い、その後質疑応答がありました。質疑応答では会場の出席者から時間が許す限り多くの質問が行われました。当地の報道によると会場には専門家や学者等約50名が出席、また検討会の模様はオンラインにより同時中継がなされ約2,000人が視聴するなど都市管理の分野に対する関心の高さが覗えました。
  
                                                     (写真は澎湃より抜粋)

食×観光 PRイベント
  12月19日、当館多目的ホールにて「2020年度チーム九州「食」と「観光」のPRイベント」を実施した。本イベントには、1000名以上からの参加申込みの中から、約100名の方に参加いただきました。当日は、九州各県の郷土料理や地酒の振る舞いや三線の演奏などを実施しました。コロナ収束後に海外旅行先として九州を選んでいただけるよう、当地の九州自治体事務所等と協力してPRを行いました。イベントは終始盛況な賑わいを見せ、参加者からは「コロナが落ち着いた際には九州・沖縄に必ず行きたい」という声が寄せられました。
  

南昌市・高松市友好姉妹都市締結30周年記念式典
  12月19日、米田領事は、江西省南昌市人民政府主催の南昌市・高松市友好姉妹都市30周年記念式典に出席しました。式典では大西秀人・高松市長の祝辞(ビデオメッセージ)が上映されました。
  また、同式典に合わせて本年リノベーションされた南昌市・高松市日中友好会館で両市の友好交流史展が開催されたほか、着物着付け体験や日本語コーナー実施等を含めた南昌市国際交流展も実施されました。
 
 
「コーヒーと漢方」セミナー
  12月18日、当館他目的ホールにて、「コーヒーと漢方」と題した一般の中国人向けセミナーを実施しました。セミナーでは悠詩詩珈琲(上海)有限公司(UCC上海)と百諾門診部(コロンビアクリニック)からそれぞれコーヒーの健康効果と冬季の養生法についての説明があり、来場した36名の参加者からは活発に質問が寄せられました。また、セミナー後は、各企業から提供されたコーヒーと健康茶の試飲を楽しんでいただきました。
 

日中書道交流
  12月12日、当館多目的ホールにて「日本書画文化講座・日中書画文化交流活動」を実施しました。本活動は、6歳~16歳300名以上の書道・書画作品提出があり、審査を通過した約60名が当日参加しました。
当日は、専門家による日本の書画史等の講演、優秀作品への表彰、参加した青少年による書画創作などを実施し当地の青少年に対して、日本の書画を紹介する良い機会となりました。
  

クラウドスクリーン特別プログラム-国際映画サロン
  12月11日、当館は、外灘エリアにある復星芸術中心にて、映画「幼獣マメシバ」の上映会を実施しました。本上映会は、復星芸術中心が各国総領事館と協力して実施する国際映画上映会の一環で、12月は日本映画以外にポルトガルとイスラエルの映画も上映されました。寒い時期の夜の開催にも拘わらず約70名の来場者があり、親子で鑑賞する姿も見られました。


「日本影片展」開幕式
  12月11日、磯俣大使は、第四回日本日本新作映画展開幕式に出席しました。同映画展は、上海国際影視祭中心と上海市映画発行放映業界協会の共催で、上海と杭州の2都市で開催されました。開幕式では、オープニング映画『北斎』の橋本一監督、主演の柳楽優弥氏らからのビデオメッセージが放映されました。なお、開幕式に先立ち、磯俣大使は、高韵斐・上海電影局局長と意見交換を行いました。
 

蘇州大学での講演
  12月8日、磯俣大使は、蘇州大学の学生(日本語学科、公共管理学部等)を対象に、「『新時代』の成熟した日中関係に向けて~協力と交流の拡大可能性~」というテーマで講演しました。質疑応答では、新型コロナウイルス感染症をめぐり中国は日本からどのように見られているのかという質問や、「日中の架け橋」となるべく日々勉強しているが、講演を聞いて、実は「日中の架け橋」は決して大上段に構える必要はなく、日本のアニメを観たり日本を訪れると言った些細なことも対日理解促進を通じた貢献につながっていると気づかされた等の感想が寄せられました。
  講演に先立ち、同学の熊思東学長と会見,熊学長からは、環境・エネルギー・少子高齢化等の両国が共に直面する課題について交流を強化していきたいとの発言がありました。
 

蘇州訪問及び、許昆林・蘇州市書記との意見交換
  12月8日及び9日、磯俣大使は江蘇省蘇州市を訪問。相城区、工業園区、高新区を訪れ、各区の書記からそれぞれの概要や特色について説明を受けるとともに、現地の日系企業を視察しました。
 
 
  12月8日、磯俣大使は、許昆林・蘇州市書記と会見を行いました。会見では、当館と蘇州市との間で計画している官民対話の枠組みを2021年より進めていくことで合意したほか、許書記からは、2021年の蘇州市と大阪府池田市及び石川県金沢市との姉妹都市関係締結40周年、2022年の日中国交正常化50周年に向けて、当館と引き続き連携していきたい等の発言がありました。
  

生け花ワークショップ(草月流、池坊)
  当館は、12月6日に第2回(草月流)、12月20日に第3回(池坊)生け花ワークショップを実施しました。いずれも当地の関係団体との共催で、第2回は静安寺のReel内にある鐘書閣、第3回は思南公館内のホールにてそれぞれ実施しました。講師が1人1人を指導しながら作品を作る体験型イベントのため参加者数は20名弱と限られる中で、1,000名以上の応募があったほか、当日も多数の見学者が出るなど、若い層を含む当地の人々の生け花への関心の高さが伺えました。
 

宝山製鉄所視察
  12月2日、磯俣大使は、宝山製鉄所を訪問し、鄒継新・宝山鋼鉄董事長と面会し、同製鉄所を視察しました。同じ敷地内にあるBNA(日本製鉄と宝山鋼鉄の合弁による自動車用鋼板製造会社)も訪問し、改革・開放以降続く両社の協力体制等を視察しました。