総領事館の活動
「王一亭―日中友好の貢献者イベント」を開催しました
9月1日、総領事・大使の岡田勝は、当館広報文化センターにて開催した「王一亭―日中友好の貢献者イベント」に出席しました。イベントには、中国の芸術関係者、教育関係者など約50人が参加しました。
総領事は挨拶の中で以下のとおり述べました。今から102年前の1923年9月1日、関東大震災が発生し、大変多くの死傷者、行方不明者を出しました。震災直後、上海の実業家・書道家である王一亭は「中国協済日災義賑会」を結成し、日本に対し多額の資金援助・物資援助を行いました。これは海外から日本に届いた初めての支援物資となりました。また、王一亭先生は、震災の犠牲者を追悼するため、「幽冥鐘」(ゆうめいしょう)を鋳造して日本に寄贈しました。王一亭先生が寄贈されたこの鐘は東京震災記念堂に設置され、毎年関東大震災の発生日である9月1日12時には、慰霊式典が行われています。王一亭先生の行動は まさに日中友好の象徴であり、その功績を我々は永遠に忘れることはありません。本日は、王孝方会長を始めとする王一亭国際文化基金会の方々にもお越しいただいております。王一亭国際文化基金会は、2006年の設立以降、書画展やシンポジウムなど、王一亭先生による日中友好の精神を伝承する活動を行ってきました。本日は、皆で王一亭先生の功績を振り返り、王一亭先生の日中友好の精神について引き継いでいきたいと思います。
イベントでは、王一亭氏の日中友好の歴史と精神を伝承する活動を行う王一亭国際文化基金会の王孝方会長、当時「中国協済日災義賑会」の会長を務めた慈善家・実業家である朱葆三のひ孫・朱全卿氏も挨拶を行いました。
また、篆刻家の師村妙石氏、西泠印社の創始者・丁仁の孫にあたる丁如霞氏、海上印社副社長を務める陳茗屋氏が対談を行い、当時の状況について振り返りました。
総領事は「七十七銀行上海駐在員事務所開所20周年記念レセプション」に出席しました
9月1日、総領事・大使の岡田勝は、花園飯店にて開催された七十七銀行上海駐在員事務所開所20周年記念レセプションに出席し、「日中関係と上海から見た中国経済」をテーマに講演しました。小林英文・株式会社七十七銀行取締役頭取はじめ日系企業代表約50名が記念レセプションに出席しました。
総領事は講演の冒頭で、七十七銀行上海駐在員事務所が開所20周年を迎えられたことに祝意を表しました。
講演では、これまでの日中関係を振り返り、昨年11月のペルーにおける日中首脳会談について紹介しました。また、関連の統計を示しつつ、日中両国の国民感情の改善の重要性を強調した上で、さらなる人的往来により相互理解がより一層進むことを期待する旨述べました。
総領事はメンディエタ駐上海ドミニカ共和国総領事と懇談しました
9月2日、総領事・大使の岡田勝は、総領事公邸にて新しく着任したカルロス・メンディエタ(Carlos Mendieta)駐上海ドミニカ共和国総領事と懇談しました。
懇談にて、総領事は、メンディエタ総領事の上海着任を歓迎し、今後も引き続き両総領事館の間で領事、経済、文化交流等、様々な分野で協力していきたい旨述べました。双方は今後も意見交換をすることで一致しました。
総領事は鹿児島国際大学の学生と懇談しました
9月8日、大使・総領事の岡田勝は、当館広報文化センターにおいて、上海を訪問した鹿児島国際大学の学生及び指導教員と懇談しました。
総領事から次のとおり述べました。
青年は国の将来であり、日中関係の将来です。皆さんが上海に来て交流されることは貴重な機会です。皆さんの上海滞在中、毎日、中国の大学生と交流の機会があることを嬉しく思います。皆さんにおかれては、お互いに相手を尊重した上で、率直な意見交換をして下さい。日中両国は一衣帯水の隣国です。隣国であるがゆえに、あれこれの摩擦や意見の相違があることは正常なことであり、重要なことは、両国国民が頻繁に往来し、顔を合わせ、交流することです。「百聞は一見にしかず」と言います。皆さんにおかれては、上海の多くのところに行き、自分の目で中国を見て、自分の耳で中国を聞いて下さい。上海滞在が有意義なものになることを願っています。
総領事は「日中交流演奏会」に出席しました
9月9日、総領事・大使の岡田勝は、上海市新和中学で開催された「日中交流演奏会」に出席し、挨拶しました。
総領事は次のとおり述べました。
日中両国は一衣帯水の隣国であり、数千年の友好的な交流の歴史があります。その中で音楽にも多くの交流があります。近年、日中の各分野の音楽家が相互に訪問して活動を行い、より多くの日中の人々がお互いの音楽に対する理解を深め、音楽はより大きな影響力を持つものとなっています。音楽は両国の文化、歴史、言語を深く結びつけると同時に、言語や文化の壁を越えて人々の心をつなげる交流の力となっています。音楽は我々がお互いの文化を学ぶこと、また双方が相互理解を深めることにプラスであり、日中関係のよりよい未来に非常に重要な意義を有します。
日中交流演奏会では、日本人ピアニストの大野紘平氏、上海泉水叮咚芸術団、上海市新和中学フルート楽団及び潘幽燕・上海師範大学音楽学院教授等が日中双方の歌曲を披露し、始終和やかな雰囲気で交流が行われました。
「2025大分県交流会」を開催しました
9月9日、当館多目的ホールにおいて「2025大分県交流会」を開催しました。
本交流会は、当地の旅行会社担当者を招き、大分県の観光資源のPR、ファムトリップの経験共有、補助制度の紹介等を通じ、当該地域の理解を深めていただき、旅行商品造成と地方誘客を促進することを目的として開催しました。
当日は、多数の旅行会社担当者が参加し、大分県との情報交換が行われました。
総領事はパナソニック電子材料(上海)工場「芯夢智家」 の起工式に出席しました
9月10日、総領事・大使の岡田勝は、上海市奉賢区で開催されたパナソニック電子材料(上海)工場「芯夢智家」の起工式に出席し、挨拶しました。
総領事は、パナソニック電子材料(上海)工場「芯夢智家」の着工を祝いました。奉賢区は、先進製造業と環境調和型産業の集積地として、近年ますます注目を集めており、今般の新工場建設が、急速に発展する半導体産業への対応と、将来の成長分野への事業展開を見据えたものであり、日中両国の産業協力の新たなモデルケースとなることへの期待を述べました。また、先進的な製造技術を活かした投資の継続や、社会的責任と経済発展を両立する取り組みの意義についても述べました。
さらに、日本と中国は経済・技術分野で長年にわたり協力を深めており、今後も人材育成やイノベーション分野などで連携が強化されることを強調しつつ、総領事館としても、奉賢区政府をはじめとする中国側関係者との連携を深めつつ、日系企業の皆様の現地における取組みを引き続き力強く支援していくと述べました。
併せて、本間哲朗・パナソニックホールディングス総裁をはじめとする関係者とともに、鍬入れ式に参加しました。
総領事は「森・濱田松本法律事務所上海オフィス開設20周年記念セミナー」に出席しました
9月10日、総領事・大使の岡田勝は、花園飯店にて行われた「森・濱田松本法律事務所上海オフィス開設20周年記念セミナー」に出席し、挨拶しました。
総領事は、挨拶にて、森・濱田松本法律事務所上海オフィスが開設20周年を迎えられたことに祝意を表しました。また総領事は、当事務所は、1998年に北京オフィスを、2005年に上海オフィスを開設しており、最も早く中国に拠点を持った日系法律事務所の一つであり、中国の法制度が変化を遂げていく中で、日本の多くの商社、金融機関、メーカー等と伴走して、利便性を提供しており、高く評価されていると述べました。
さらに、本セミナーのテーマである「中米日を巡る経済安全保障」に関連して、日系企業がその強みを生かし、日中両国の経済により大きく貢献されることを期待しており、総領事館として最大限の支援を続けていくと述べました。
一橋大学の大学生が当館を訪問しました
9月10日、一橋大学の学生及び指導教授等計16名が当館を訪問しました。初めに、領事の神田将司から、当館の役割や日中の文化等について説明しました。
その後、学生たちから、今回の訪中に対する感想や中国の文化等について質問があり、やりとりが行われました。学生たちからは、中国や上海の経済、文化、語学等、幅広い分野への関心が示されました。
「2025年上海交通大学中日青年エリートサマープログラム」参加者が当館を訪問しました
9月10日、「2025年上海交通大学中日青年エリートサマープログラム」に参加中の大学生31名が当館を訪問しました。
冒頭、領事の杉谷瑞希から、日中関係について理解を深めるため、主に日中の間で伝来したものとその影響について説明しました。
その後、少人数グループに分かれ、「上海の数日間で気がついた日本との違い」をテーマに街中や大学構内、学生との交流等で気づいたこと、印象に残ったことを話し合い、最後に各グループからまとめを発表しました。
グループ毎の発表では、ネット決済の普及と実名登録、公共交通機関の料金とセキュリティチェックのあり方、電気自動車の普及率、学生生活等多彩な観点から発言があり、短期間の滞在中でも多くの気づきがあったことが窺えました。
総領事は藤原竜也さんにお会いしました
9月13日、総領事・大使の岡田勝は、上海の交通銀行前灘31演芸中心において藤原竜也さんにお会いしました。
総領事は、上海で藤原竜也さんにお会いできて嬉しい、また、これほど多くの中国のファンの方々が本日の公演を見にきてくださっていて嬉しい、公演の成功にお喜び申し上げます、と述べました。
これより前、総領事は約2500人の中国のファンの皆さんとともに、藤原竜也さん主演の舞台劇《中村仲蔵》を見ました。会場は大変な盛り上がりで、ファンの皆さんは皆、興奮し感動していました。
音楽朗読劇「銀河鉄道の夜」を開催しました
9月14日、朗読家mihiromy、ピアニスト・山口聖代、ヴァイオリニスト・辻本明日香、そして劇団「一戸夢想芸術団」から和田覚、李辰、王嘉懿をお招きし、当館多目的ホールで音楽朗読劇「銀河鉄道の夜」を開催しました。
「銀河鉄道の夜」は、日本の岩手県が生んだ世界的な作家である宮沢賢治の代表作の一つです。ジョバンニとカムパルネラという二人の少年が、銀河鉄道に乗って夜空を旅する中で、車中に次々と現れる乗客たちとのつかの間の出会いと別れを通じて、生きる意味について考える物語です。
今回は、スクリーンにストーリーの簡単な中国語訳は出すものの、朗読劇全編を日本語で行いました。日本語を母語としない参加者にとっては、意味を捉えることが難しい部分もあったと思いますが、アーティストたちの渾身の朗読、演奏、歌、ダンスとともに進む物語に、参加者は熱心に聞き入っていました。
演者と観客が一体となって物語「銀河鉄道の夜」を創り上げる臨場感が素晴らしく、イベントの最後に全員で「涙そうそう」を歌って閉幕となりました。
総領事は「PwC中国主催の中国ビジネスフォーラム」に出席しました
9月15日、総領事・大使の岡田勝は、PwC中国主催の「中国ビジネスフォーラムー変貌する中国と新たな事業機会の展望―」のパネルディスカッションの第一部に登壇しました。中国に進出している日系企業の代表はじめ約100名がフォーラムに参加しました。
総領事は、パネルディスカッションの第一部「中国の展望と日本企業への期待」において、以下の点を述べました。
現在の中国は「世界の工場」から、「世界の市場」、「世界のイノベーション・エンジニアリング大国」と変化を遂げています。そのよう状況下において、中国へ進出している多くの日系企業関係者が競争の激しい中国市場で勝ち抜くことが国際市場での競争力につながる構造になっていると言います。日中関係においては、日中の両首脳は、日中両国は引き続き、「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築するという大きな方向性を共有しており、両国は低炭素社会の構築や高齢化社会への対応等共通の社会課題について幅広く協力していきます。
「百聞は一見にしかず」という言葉のとおり、多くの日本人の方々に中国を訪れ実際の中国をご覧になっていただきたいです。総領事館としても、デジタル、ヘルスケア、グリーン、食品・酒類等で日中企業間のビジネスマッチングを含め日中間で協力を行っています。また、個々のビジネストラブルの地方政府等への働きかけなど、ビジネス環境の改善に向けた取組も引き続き行ってまいります。引き続き日系企業の中国での活動への関心及び支援をしていきたいと思います。
パネルディスカッション第一部には、薗田直孝・PwC Intelligenceシニアエコノミスト、横畑大・三井住友銀行(中国)行長及び高谷将徳・PwC中国日本企業部パートナーも登壇されました。
また、ビジネスフォーラムの前後に、総領事は、Hemione Hudson・PwC中国Chair・CEO及びCharles Lee・同Vice Chair・Managing Partner、高橋忠利・日本企業部統括代表パートナーと懇談しました。
総領事は孫勇・安徽省副省長との会見に出席しました
9月19日、総領事・大使の岡田勝は、安徽省合肥市において孫勇・安徽省副省長との会見に出席しました。
会見には、日本のほか、韓国、タイ、ラオス、セルビアの総領事及びニュージーランド、メキシコ、カナダ、アメリカ、スペインの総領事館から代表が出席しました。
総領事は、2025世界製造業大会の開催に祝意を表した上で、安徽省政府が日頃から在留邦人の生活及び日本企業の事業活動に関心を寄せ、支援していただいていることに感謝の意を表しました。また、総領事は、今後も日本と安徽省との関係が引き続き前進することを希望しており、安徽省が今後ますます発展していくことを願っている旨述べました。
総領事は2025世界製造業大会開幕式に出席しました
9月20日、総領事・大使の岡田勝は、安徽省合肥市で開催された2025世界製造業大会開幕式に出席しました。
世界製造業大会は、世界各国から製造業界の代表が集い、投資マッチング・セッション、製造業の成果展示、ビジネス・サプライチェーン交流イベント等が行われる国際会議であり、本年で8回目を迎えました。
王清憲・安徽省省長は、日本をはじめとする各国総領事とともに会場を視察しました。また、王省長から世界製造業大会及び安徽省の製造業の状況の説明がありました。
総領事は日中企業合作発展マッチングイベントへの出席及び合肥日商倶楽部との意見交換を行いました
9月20日、総領事・大使の岡田勝は、安徽省合肥市で開催された日中企業合作発展マッチングイベントに出席し、挨拶しました。
総領事は、安徽省、特に合肥市には数多くの在留邦人がおり、また、多くの日系企業が拠点を構えている中で、安徽省政府及び合肥市政府の在留邦人の生活及び日系企業のビジネス環境支援に対し、感謝の意を述べました。
総領事は、安徽省は重点産業である新エネルギー車をはじめとした先端技術産業分野で急速な発展を遂げており、「合肥モデル」が日本でも注目されていると述べました。また、本イベントを契機として、日系企業の中国でのビジネス展開及び拡大へとつながること、日中関係がさらに強固になり、両国の経済発展につながることを期待していること、そして総領事館として、日系企業の活動や両国の経済交流を引き続き支援すること等を述べました。
同日、総領事は神藤俊明・合肥日商倶楽部会長をはじめとする同倶楽部幹部と懇談し、合肥市におけるビジネス環境及び生活環境について、意見交換を行いました。
総領事は「上海-大阪万博ラウンドテーブル」に出席しました
9月22日、総領事・大使の岡田勝は、世博会博物館にて行われた「上海-大阪万博ラウンドテーブル」に出席し、挨拶しました。上海市人民対外友好協会一級巡視員・上海市社会組織国際交流促進会会長の景瑩氏、上海市日本学会名誉会長・上海日本研究交流中心学術顧問の呉寄南氏をはじめ日中双方の80名あまりの関係者が出席しました。
総領事は、挨拶において、上海万博が成功裏の開催から15周年を迎えたことに祝意を表するとともに、昨年は大阪市と上海市の友好都市締結50周年、本年は大阪府と上海市の友好都市締結45周年であることに言及した上で、長期にわたり、大阪と上海は行政、経済、文化、スポーツ、青少年等各分野の交流を続けてきた旨を述べました。
総領事は、2010年の上海万博の成功の状況について回顧するとともに、大阪関西万博が本年4月13日の開幕以来、のべ2300万名もの来場者をお迎えしている盛況について紹介し、大阪関西万博を通じて、大阪と上海の間の人的往来、ビジネス協力が一層推進されることを期待する旨述べました。
総領事は、1972年の日中共同声明の前文の中には、「日中両国間には社会制度の相違があるにもかかわらず、両国は、平和友好関係を樹立すべきであり、また、樹立することが可能である」との一文があるが、当時のこの重要な共通認識に立ち戻ると同時に、両国間の二千年来の友好往来と文化交流の歴史を振り返り、先達の智慧と経験に学び、ともに建設的かつ安定的な日中関係を構築しようと述べました。
本イベントは、日中間の民間交流を強化し、両国民の相互理解と信頼を深めるとともに、上海と大阪の万博による連携を深化させ、両都市の人文交流を促進するため企画・実施されたものです。当日は、挨拶及び基調講演のほか、調和、科学技術、未来をテーマとした講演が行われました。
総領事はEY主催のシンポジウム「日系企業が中国で勝ち抜くためのトランスフォーメーション~自動車産業を中心に」に出席しました
9月24日、総領事・大使の岡田勝は、EY主催のシンポジウムである「日系企業が中国で勝ち抜くためのトランスフォーメーション~自動車産業を中心に」に出席し、挨拶しました。中国に進出している日系企業の代表はじめ約40名が会場で参加し、約250名がオンラインで参加しました。
総領事は挨拶において、EYの日系企業支援に敬意を表するとともに、「激動する中国・香港のトランスフォーメーション」と題する書籍の出版に祝意を述べました。総領事は、今、世界各地で生じている自動車の電動化・スマート化の流れは、100年に1度の大変革であり、その中心地の一つである中国で起こっている動向を正しく理解し、日中間の協力を含めたビジネス戦略の可能性を探ることは、日系の自動車メーカーのみならず自動車サプライヤーチェーンにある全ての企業にとっても極めて有益であると述べました。
本シンポジウムに先立ち、総領事は陳傑(George Chan)・EYグレーターチャイナアシュアランスCOOと懇談しました。
総領事は岡山大学法学部の学生の方々にお会いしました
9月25日、大使・総領事の岡田勝は、当館において、上海を訪問した岡山大学法学部の学生の方々にお会いしました。
総領事は、学生の方々の上海訪問を歓迎した上で、次のとおり述べました。
「百聞は一見にしかず」と言います。今回皆さんが上海に来て交流されることは貴重な機会です。上海で多くのところに行き、多くの交流を行い、自分の目で中国を見て、自分の耳で中国を聞いて下さい。日中両国は一衣帯水の隣国です。隣国であるがゆえに、あれこれの摩擦や意見の相違があることは正常なことです。重要なことは、両国国民が頻繁に往来し、顔を合わせ、交流することです。これからも一生懸命勉強して、将来、日中両国国民の間の相互理解の増進に貢献されるよう願っています。
総領事は、学生の方々に、上海をはじめとする華東地域の状況について説明しました。
総領事は横河電機(中国)60周年式典に出席しました
9月26日、総領事・大使の岡田勝は、浙江省杭州市で開催された横河電機(中国)60周年式典に出席し、挨拶しました。
総領事は挨拶において、横河電機が中国市場に進出して以来60年間にわたり、測定・制御・情報技術の専門性を活かし、産業の高度化や社会課題の解決に大きく貢献してきたことに対し、深い敬意を表しました。また、同社の企業スローガン「Co-innovating tomorrow(共に未来を創造する)」は、中国が推進する「スマート化」「グリーン発展」といった国家戦略とも高く一致しており、今後の社会・産業の持続的発展に不可欠な理念であることを強調しました。さらに、AIやデジタル経済の発展が進む中で、横河電機が「人間中心・責任・信頼」という原則を基盤に、AI技術の適切なソリューションを提供していること、これこそが現代社会における産業とAIの健全な発展方向であると述べました。
加えて、日中両国は長年にわたり技術と人材交流を通じて緊密な関係を築いてきたことを指摘し、今後の製造業のスマート化、人材育成、イノベーション協力の分野においても協力の余地はますます広がっていると述べました。総領事館として、横河電機をはじめ日中両国の未来に貢献するすべての企業を全力で支援していく旨述べました。
出席者の挨拶の後、総領事は、竹岡一彦・横河電機(中国)董事長をはじめとする関係者とともに、オープニングセレモニーに参加しました。
総領事は杭州日本商工クラブの会長、副会長と懇談しました
9月26日、総領事・大使の岡田勝は、杭州日本商工クラブの陶山貴一郎会長、高橋賢治副会長と懇談しました。
双方は、現地のビジネス環境や日中協力の可能性について意見交換を行いました。杭州はアジア大会や都市インフラ整備を経て大きく発展しており、ビジネスのみならず文化交流の面でも注目を集める地域となっています。
総領事館として、引き続き在留邦人の皆様や現地企業とのつながりを大切にし、交流と協力を積極的に推進してまいります。
福島大学の学生が当館を訪問しました
9月26日、華東師範大学にて2週間にわたる中国語学習・交流プログラムに参加中の福島大学の学生7名が当館を訪問しました。初めに、領事の神田将司から、当館の役割や日中の文化等について説明しました。
その後、副総領事の竹中惠一も参加し、学生たちと、今回の訪中に対する感想や日中間の交流等について、懇談しました。学生たちからは、上海を始めとする中国の社会、経済、文化、語学等、幅広い分野への関心が示されました。
当館は今後も、日中の未来を担う青少年に対するこうした交流事業を積極的に応援していきます。