総領事館の活動
総領事は鈴木康友・静岡県知事一行と意見交換しました
6月2日、総領事・大使の岡田勝は、鈴木康友・静岡県知事一行と面会しました。
総領事は、鈴木知事一行の上海訪問を歓迎するとともに、華東地域の情勢について紹介し、双方は日中間の地域間交流などに関して意見交換を行いました。
静岡県は1982年から浙江省と友好都市関係を締結しており、今回、鈴木知事一行は、浙江省等との関係強化のため、上海・杭州を訪問したものです。
総領事は「日中企業家ビジネス研修交流会」で講演しました
6月3日、総領事・大使の岡田勝は、上海交通大学において、日中企業家ビジネス研修交流会に出席し、「日中関係と上海から見た中国経済」をテーマに講演しました。上海の企業家及び日本から来訪した静岡県関係の起業家、併せて約20名の方が参加しました。
総領事は講演で、これまでの日中関係を振り返りつつ、昨年11月のペルーにおける日中首脳会談や、今年3月の東京における日中外相会談及び日中ハイレベル経済対話の成果について紹介を行いました。また総領事は、最新の統計を示しながら、日中関係における人的往来と両国民の国民感情の改善の重要性を強調し、特に日本との経済的結びつきが強い華東地域が両国関係において果たす重要な役割を指摘しました。その後、参加者の皆様と意見交換を行いました。
「日中企業家ビジネス研修交流会」は、日中科学技術文化センター(西原茂樹会長)が主催する「2025中国経済の仕組みを学ぶ上海現地セミナー」内の企画として、上海交通大学日本研究センター(季衛東センター長)と共催した交流会です。
総領事は「Design Shanghai 2025」開幕式に出席しました
6月4日、総領事・大使の岡田勝は、上海世博展覧館で開催された「Design Shanghai 2025」開幕式に出席しました。
12回目を迎える今年の「Design Shanghai」には、世界30を超える国と地域から、家具や照明、ライフスタイルなどに関する600点以上のブランドが集まり、日本からは、「BEYOND CRAFT JAPAN」ブースを中心に33社が出展しました。
開幕式終了後、総領事は日本からの出展作品を見学し、出展者やデザイナーから、デザインに込めた思いや中国での需要などについて説明を受けました。
総領事は第15回国際伝統芸術招待展開幕式に出席しました
6月5日、総領事・大使の岡田勝は、国家会展中心で開かれた第15回国際伝統芸術招待展開幕式に出席し、挨拶しました。
総領事は挨拶の中で、国際伝統芸術招待展が当地の人々が各国文化に親しむ機会を提供するとともに、芸術家や専門家が一同に会し、共に無形文化遺産の保護について考える貴重な機会を提供していると述べました。また、招待展に出品・展示されている日本の伝統工芸品の多くが石川県金沢市の伝統工芸品であることに触れ、金沢市が古くから伝統工芸品の保存・発展に力を入れていることについて述べると同時に、来場者にも金沢市の魅力を感じてほしい旨述べました。
また、本招待展を通じて金沢の伝統工芸に関心を持った方はぜひ金沢を訪れ、金沢の魅力を自分の目で見て体験し、魅力を感じてほしい旨述べました。
総領事は「日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 専門家向けレセプション」に出席し日本伝統酒文化振興賞授与式を執り行いました
6月5日、総領事・大使の岡田勝は総領事公邸にて行われた当館主催の「日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 専門家向けレセプション」に出席しました。
開幕の挨拶で総領事は、日本清酒の現在の消費は主に中国国内の日本料理店や日本旅行の経験のある中国人の需要の増加などに頼っている面があると指摘し、ここから更に清酒が中国市場に浸透するためには、中華料理店をはじめとする日本食料理店以外のシーンにおける清酒の取扱いの増加が必要である旨述べました。また、そのためには、中華料理に合う清酒や、中国で醸造される中国の風土に合った日本清酒の登場など、日本清酒が全世界的なお酒になるためのプロセスが必要であると考えている旨述べました。
総領事はまた、焼酎・泡盛は一般的な認知度が低いものの、最近はこれまで焼酎には使われてこなかったハーブやスパイスを用いた全く新しい香味を持った焼酎が続々と生まれ、「焼酎ハイボール」や「チューハイ」などと呼ばれる炭酸割りやカクテルなどの新しい飲み方が広がってきているなど、好奇心旺盛な若い世代に手に取って貰いやすい変化を遂げてきている旨述べました。また、総領事自身は焼酎が好きで、焼酎も清酒と並んで中国でどんどん消費されるようになることを期待する旨述べました。
総領事はむすびに、今後も中国において清酒や焼酎・泡盛などの日本の伝統的酒類が消費されるシーンを広げていく取組を、総領事館としても全力で支援していきたいと強調しました。
また、今回のレセプションでは上海及びその周辺地域における日本伝統酒文化の普及浸透に貢献が顕著である方を讃えるため、日本伝統酒文化振興賞の授与式を執り行いました。今回は尹航氏、黄碩恒氏、吉本哲平氏、陽嵐氏の4名が受賞され、レセプション後半のパネルディスカッションでは日本伝統酒が更に中国市場に浸透するために何が必要となるのかについて述べました。
基調講演では、本レセプションのために日本から来訪いただいた日本酒造杜氏組合連合会会長の石川達也氏、今田酒造本店代表取締役の今田美穂氏からそれぞれ日本の伝統的酒造りや四川料理に合う清酒の開発などにまつわる御講演がありました。また、四川省から来訪いただいた榮派伝統四川料理の料理人、蒋宜軒氏からも伝統四川料理と発酵についての御講演をいただきました。
さらに、本レセプションでは伝統四川料理と清酒、焼酎とのペアリングを招待者に実際に体験していただき、日本伝統酒の中国市場における更なる浸透のためにどのような取組を展開していけるか、参加した専門家らが改めて考えるきっかけを作る機会となりました。
総領事は“Japan Sake Month 和酒峰会 2025”開幕式に出席しました
6月6日、総領事・大使の岡田勝は、“Japan Sake Month 和酒峰会2025”開幕式に出席しました。このイベントは、JETRO 上海主催、当館共催で行われたものです。
開幕式冒頭の挨拶では、6月5日に当館主催で開催した日本の伝統的酒造りシンポジウム in 上海 専門家向けレセプションにも言及しつつ、これまで様々な方法で、中国をはじめとする海外市場へ、専門家から一般の消費者まで多方面、多元的に日本の酒造りの奥深さを伝えてきており、シンポジウムがまさにその戦略の大事な実践であったことを述べました。総領事はまた、中国国内における清酒や焼酎・泡盛の消費動向などに触れ、今後も中国において清酒や焼酎・泡盛などの日本の伝統的酒類が消費される場面を広げていく取組を、総領事館としても全力で支援していく旨を述べました。
開幕式終了後は出展した各企業のブースや、当館経済部の諸橋一樹領事が担当した総領事館ブースを視察しました。
工芸の世界に浸るー金沢工芸作家と出会う夕べ「伝統が息づく街、金沢の工芸~その継承と未来への取組み~」を開催しました
6月6日、金沢市工芸協会から工芸作家の先生方をお招きし、工芸の世界に浸るー金沢工芸作家と出会う夕べ「伝統が息づく街、金沢の工芸~その継承と未来への取組み~」を開催しました。今回は、十一代大樋長左衛門先生(陶芸)、毎田仁嗣先生(加賀友禅)、飯田倫久先生(陶芸)、原智先生(金工)、村本真吾先生(漆芸)、橋本紗織先生(竹工芸)に参加して頂き、各作品の説明と今後の伝統工芸のあり方についてパネルディスカッションを行って頂きました。
冒頭、副総領事の竹中惠一から、石川県金沢市は古くから伝統工芸を大事に守り発展させてきており、数多くの伝統工芸が人々の暮らしの中に息づいている街であることを紹介し、関心を持った方々が金沢を実際に訪れ、独自性豊かな金沢の「美」を自分で見て触れて、感じていただくことを期待すると述べました。
続いて十一代大樋長左衛門先生より、金沢で伝統工芸が盛んな理由や行政が伝統工芸の継承・発展のために取り組んできたこと等について紹介して頂き、その後各先生方から、自身の作品について説明して頂きました。
パネルディスカッションでは、「伝統工芸と現代アートの違いとは」「なぜ伝統工芸を継承する必要があるのか」「誰のために作品をつくるのか」「今後どういった作品に取り組んでいきたいか」等様々なテーマについて、先生方がお話されました。先生方のお話からは、アプローチは違っても、作品に向き合う真摯な姿勢、伝統工芸を背負ってたつ作家としての自負と責任が伝わり、参加者も興味深く聞き入っていました。
今回のイベントには、日中経済協会上海事務所石川県経済交流室も関係し、金沢市を含む石川県の魅力をPRしました。
「日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 一般向けイベント」を開催しました
6月7日、当館は「日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 一般向けイベント」を開催しました。本イベントは6月5日に当館の主催で開催された「日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 専門家向けレセプション」と一体のイベントとして、2024年12月5日に日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念して開催したものです。
本イベントのため、日本から日本酒造組合中央会理事の宇都宮仁氏が来訪し、日本清酒とペアリングに関する基調講演を行いました。
また、今回のイベントのために宇都宮仁氏が基調講演中で紹介した日本清酒を中国国内で取扱う企業に御出展いただいたほか、当館経済部領事であり、日本伝統酒類の品質評価、製造技術、共同開発などの領域の専門家である諸橋一樹領事が自ら出展し、中国国内では大変珍しい展示品の数々を紹介しました。
当日は日本伝統酒を愛する中国の一般消費者ら約200名が参加し、日本伝統酒の魅力を更に深く知ることができる機会となりました。
日本三大恐竜博物館PRイベントを開催しました
6月8日、当館多目的ホールにおいて、福井県上海事務所、長崎県上海事務所、熊本上海事務所及び当館の共催で、「日本三大恐竜博物館PRイベント」を開催しました。
本イベントでは、日本三大恐竜博物館である「福井県立恐竜博物館」、「長崎市恐竜博物館」、「御船町恐竜博物館」の紹介をはじめ、恐竜のプラモデルや塗り絵ワークショップ、各県の観光・物産PRなどを行いました。
当日は、当地のご家族約30組を招待し、親子で一緒になって、ワークショップや物産品の試食などを楽しみ、日本の地方の魅力を体験いただきました。
総領事は中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号(ADORA MAGIC CITY)」を視察しました
6月11日、総領事・大使の岡田勝は、中国のクルーズ船会社「愛達郵輪(アドラクルーズ)」が運航するクルーズ船「愛達・魔都号(ADORA MAGIC CITY)」を視察しました。
「愛達・魔都号」は、中国初となる国産大型クルーズ船であり、2024年1月より、上海を母港として運航が開始されました。2024年以降、アドラクルーズ社が運航する「魔都号」及び「地中海号」は、日本の各港に計240回寄港しています。
総領事は、陳然峰CEOらの案内の下、船内各施設を視察するとともに、双方は、最近のクルーズ市場の動向や質の高い訪日クルーズ旅行の促進に向けた状況について意見交換を行いました。
総領事公邸リトルアーティスト・コンサート「文月のソナタ 第一楽章」を開催しました
6月14日、総領事・大使の岡田勝は、総領事公邸においてリトルアーティスト・コンサート「文月のソナタ 第一楽章」を開催しました。
このコンサートは、音楽に真摯に向き合う子ども達に、より多くの経験と演奏の機会を提供することを目的として開催され、当日は、2025年ルーマニア国際ジュニア音楽コンクールにて優秀な成績を修めた日中の子ども達6名が素敵な演奏を披露してくれました。
総領事は、冒頭の挨拶の中で、子ども達が音楽にのせて伝えてくれる世界を一緒に楽しみたいと述べた上で、このコンサートが子ども達のさらなる成長につながるとともに、参加者同士の絆をより深めることへの期待を表明しました。
演奏後、総領事から子ども達に対して表彰状が、また子ども達からは総領事へ手書きの色紙がそれぞれサプライズで送られるなど、会場は始終暖かな雰囲気に包まれていました。
総領事は「2025上海・日本映画週間」開幕式に出席しました
6月15日、総領事・大使の岡田勝は、和平影都で開催された「2025上海・日本映画週間」開幕式に出席し、挨拶しました。「2025上海・日本映画週間」は第27回上海国際映画祭の公式プログラムです。開幕式には、曹吟・上海国際影視節中心副主任、耿忠・日中映画祭実行委員会理事長、映画「リライト」の松居大悟監督、女優の橋本愛氏、映画「ネムルバカ」の阪元裕吾監督、女優(乃木坂46)の久保史緒里氏ほかが参加しました。
総領事は挨拶の中で、まず「2025 上海・日本映画週間」の開幕にお祝いを述べました。また、今年で20年目となる日中映画祭関係者へ敬意を表しました。
総領事は、映画は往々にしてその国の社会文化、風土、人情を反映するものであり、きっと「上海・日本映画週間」で上映された映画を通じて、多くの中国の映画ファンの皆さんが日本に興味を持ち、実際に日本に来て見てくださっているに違いないと述べました。総領事はまた、日本映画週間を契機に、日中間の映画交流、文化交流がますます盛んになることを期待する旨述べました。
開幕式終了後、総領事は他の観客とともに、日中両国で同時公開となった映画「リライト」を鑑賞しました。
第三回日中サッカー交流イベントを開催しました
6月15日、上海日本人学校虹橋校において「第三回日中サッカー交流イベント」(主催:OLD BOYs FC、後援:当館、協賛:江蘇王子紙業有限公司、日鉄ソフト上海有限公司、サントリー投資有限公司、上海暖友実業有限公司、SFS信息科技有限公司、協力:上海日本人学校)を開催しました。冒頭、 OLD BOYs FC、当館、江蘇王子紙業有限公司、日鉄ソフト上海有限公司から、代表者による挨拶が行われました。
上海上港集団足球倶楽部U15監督である清水和男監督を講師に迎え、OLD BOYs FC、上海日本人学校の教師チーム、その子供たちとともに、ボールの扱い方、基本的なパス回しなどを練習しました。最後に、チーム分けをして試合を行い、白熱した試合が繰り広げられました。チアリーダーによる応援も行われ、会場は大いに盛り上がりました。
今回のイベントを契機に、日中双方の間で、サッカーを通じた民間交流がより積極的に促進されていくようになることを期待しています。
総領事は任少波・浙江大学党委書記と会見しました
6月17日、総領事・大使の岡田勝は、浙江省杭州市を訪問し、任少波・浙江大学党委書記と会見しました。
総領事は、美しく歴史も長い浙江大学を訪問できた喜びを述べました。浙江大学は1897年に前身の求是書院が創立されて以来、中国における政治、経済、メディア、文化等あらゆる分野で傑出した人材を輩出する大学であり、日本においても名門大学として知名度が高い旨述べました。また、浙江大学には日本人留学生が30名以上在籍しており、留学生の安全確保や学習環境の整備に感謝の意を表しました。そして、今後とも継続して支援を願いたいと述べました。
また、総領事は、今年の6月初旬に馬琰銘・浙江大学学長と鈴木康友・静岡県知事訪中団一行が浙江大学において会見し、浙江大学、静岡県、静岡大学、静岡県立大学の4者による「大学発スタートアップの交流、育成等に関する覚書」を締結したことに触れ、教授間の交流や新技術の開発に向けた共同研究を行う等の連携を深め、起業家の育成に繋げるものとして、大変意義深いと述べました。また、今後、浙江大学と日本の各大学との間で協力関係が更に拡大、深化し、各分野における日中間の学術交流並びに青少年交流が促進されることを期待すると述べました。
双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえ、今後とも引き続き浙江大学との学術交流、文化交流、そして青少年交流を含む民間交流をより一層力強く後押ししていくことで意見に一致を見ました。
会見には、張彦・浙江大学社会科学研究院院長、黄華新・同大学アジア文明研究院院長、梁君英・同大学国際合作交流処処長が同席しました。
総領事は宦金元・杭州市副市長と会見しました
6月17日、総領事・大使の岡田勝は、宦金元・杭州市副市長と会見しました。
総領事は、杭州市を再び訪問できたことの喜びを述べるとともに、杭州市は、華東地域における経済発展の中心地の一つであり、近年はIT関連企業の集積地としても有名である旨指摘しました。
また、総領事は、杭州市政府の在留邦人及び日系企業に対する長年の支援に感謝するとともに、今後とも継続して支援を願いたいと述べました。
双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて、日本と杭州市との間の具体的な経済交流をさらに進めると同時に、文化交流、青少年交流を含む民間交流を継続し後押ししていくことで意見の一致を見ました。
会見には、高橋賢治・杭州日本商工クラブ副会長及び前山吉寛・同副会長に加え、章捷・杭州市政府弁公室副主任、李道橋・杭州市外事弁公室副主任らも同席しました。
総領事は錦天城法律事務所を訪問しました
6月18日、総領事・大使の岡田勝は、錦天城法律事務所を訪問しました。
顧功耘・錦天城法律事務所主任は、総領事の訪問に歓迎を述べるとともに、事務所の歴史や国内外支店の状況、事務所の法律サービス業務について紹介しました。その後、錦天城法律事務所シニアパートナーで東京事務所の責任者でもある裘索博士から、日本向け事業の説明やクライアントの日系企業の動向等についての説明を受けました。
総領事は、顧主任と裘博士の説明を聞いた後、錦天城法律事務所の業績や専門性を高く評価する旨述べました。総領事は、総領事館の最も大切な任務が在留邦人の安全確保と日系企業支援であることを強調した上で、錦天城法律事務所が長年日系企業に対して質の高い、専門的で、行き届いた法律サービスを提供していることに感謝を述べました。
日本と中国は一衣帯水の隣国ですが、法律やビジネス習慣、言葉などに大きな違いがあります。そのような状況において、日中両国の法律、ビジネス習慣や言語に精通した弁護士の存在は、両国の経済・文化交流において大切な役割を果たしています。総領事は、錦天城法律事務所がこれからも引き続き日中両国の経済関係をより一層促進させることに対する期待を述べました。
総領事は寧波市を訪問しました
6月20日及び21日、総領事・大使の岡田勝は浙江省寧波市を訪問しました。
20日午前は、寧波愛発科真空技術有限公司(ULVAC)を視察しました。同社は真空ポンプ等のメーカーであり、地域に根ざし、本年9月に設立30周年を迎えます。視察後、中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。
20日午後は、寧波阪急百貨店を視察しました。寧波百貨店は地域に密着し、洗練された商品と空間で、顧客のニーズに応えています。視察後、消費者の動向や同社の取組等について意見交換を行いました。
21日午前は、寧波日本語補習授業校を視察し、同日昼は、寧波日商倶楽部会長をはじめとする主要な幹部と懇談し、寧波におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。
総領事は範建青・昆山市市長と会見しました
6月26日、総領事・大使の岡田勝は江蘇省蘇州市昆山市で範建青・昆山市市長と会見しました。
総領事は会見で、昆山市を訪れることができた喜びを述べるとともに、昆山市がクオリティの高い発展を遂げていること、2024年のGDPが5380億元を超えたこと、GDPの成長率が前年比6.1%であったことに触れました。総領事はまた、昆山市市政府の長年にわたる在留邦人の安全確保への支援に感謝するとともに、今後とも支援を願いたい旨述べました。また、昆山日商クラブには400ほどの会員企業がいることに触れ、昆山市政府の長年にわたる日系企業への支援に感謝しました。
双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて、昆山市と具体的な経済交流を進めると同時に、文化交流、地方都市交流、青少年交流を含む各方面の交流を引き続き後押ししていくことで意見の一致を見ました。
会見には、大島一浩・昆山日商クラブ会長、吉崎博同事務局長に加え、王曄・昆山市人民政府外事弁公室主任らも同席しました。
総領事は昆山日商クラブ主催の第2回日中企業友好交流展示会に出席しました
6月27日、総領事・大使の岡田勝は、昆山日商クラブ主催の第2回日中企業友好交流展示会に出席し、挨拶しました。大島一浩・昆山日商クラブ会長、宋崎・昆山市副市長、そして日中合わせて60社が出席しました。
総領事は、挨拶で、第2回目となる日中企業友好交流展示会の開催に祝意を表するとともに、展示会は当地日系企業と中国企業との間の交流促進の場として非常に意義深いものであり、総領事館としても、今後も昆山日商クラブの活動を積極的に支援していく旨述べました。
また、同日昼、総領事は、大島一浩・昆山日商倶楽部会長等と懇談し、昆山におけるビジネス環境及び生活環境等について意見交換を行いました。その後、本交流展示会に出展している企業の展示を視察しました。
総領事は日本のシンガーソングライターであるMs.OOJA氏にお会いしました
6月27日、総領事・大使の岡田勝は、総領事公邸において、日本のシンガーソングライターであるMs. OOJA氏にお会いしました。Ms. OOJA氏は、翌日上海で行われるライブのために上海を訪問しました。
総領事は、上海にてMs. OOJA氏にお会いできたのは大変喜ばしいことであり、Ms. OOJA氏が昨年の上海及び広州での中国初ライブに引き続き、今年も上海においてライブが開催されることを歓迎するとともに、ライブの成功を応援していると述べました。
28日、総領事は、上海宛平劇院において約1000名の中国のファンとともにMs. OOJA氏のライブを鑑賞しました。ライブでは、Ms. OOJA氏が一曲を歌い終えるごとに、ファンの拍手が鳴り響き、非常に盛り上がり、会場は感動に包まれました。
総領事は「鑑真号」旅客運送再開記念式典に出席しました
6月28日、総領事・大使の岡田勝は、「鑑真号」旅客運送再開記念式典に出席、挨拶しました。
「鑑真号」は、昨年6月8日より、上海と大阪・神戸間で貨物輸送から始まりましたが、本年6月28日より、ついに旅客輸送も開始されることとなりました。
総領事は式典の挨拶で鑑真号の新たな門出に祝意を表した上で次のとおり述べました。
今から37年前の1988年の夏、当時大学生であった私は、大連での1年間の留学を終え、大連から列車で上海に移動し、上海から初代「鑑真」号に乗って神戸に帰りました。当時の状況は、今でもはっきりと覚えています。あれから37年の月日が経ち、在上海日本国総領事として、「鑑真号」の門出を祝う日を迎えられたことは感無量であります。
「鑑真号」の船名の由来となっている唐の高僧「鑑真和上」は、日本に仏教の戒律をもたらしたのみならず、日本の薬学や建築など様々な分野で偉大な功績を残した人物で、日本への東渡から約1270年が経った今も、鑑真和上が繋いだ日本との友誼は、今なおしっかりと受け継がれております。
初代の「鑑真」、2代目の「新鑑真」、そして3代目となる今回の「鑑真号」と、「鑑真号」が40年という長きに渡り、日中間の人的往来や物資輸送に尽力し続けてきたことは、5度の失敗にも挫けることなく、6度目に日本への上陸を果たした鑑真和上の精神を引き継いでいます。
「鑑真号」が、引き続き両国間の友好的な架け橋となり、先人が紡いできた偉大な功績を将来にわたり受け継ぎ、さらに発展させていく役割を担い続けることを心から期待しております。我々総領事館といたしましても、鑑真の精神を胸に、日中間の青少年等の交流が一層拡大していくよう尽力して参ります。
総領事は常州市を視察しました
6月30日、総領事・大使の岡田勝は江蘇省常州市で常州日商倶楽部の丹羽和久会長、高須龍司副会長、野村正樹副会長と懇談し、常州におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。
午後は、電装(常州)燃油噴射系統有限公司を視察しました。同社のディーゼルエンジン燃料ポンプ、ガソリン直噴エンジン燃料ポンプ等の製造工程について見学し、同社の中国市場における取組等について責任者と意見交換を行いました。
同日、武進高新区に所在する江蘇恒立液圧股份有限公司及び常州高新区に所在する天合光能股份有限公司を視察しました。
総領事は周偉・常州市長と会見しました
6月30日、総領事・大使の岡田勝は江蘇省常州市で周偉・常州市長と会見しました。
総領事は会見で、常州市を訪問できたことへの喜びを述べました。また、常州市のGDPが2023年に初めて1兆元の壁を突破した後、2024年にも1兆元を超え、その増加率が6.1%になったことなど、常州市の迅速な産業発展の状況に触れました。さらに、常州市では製造業が盛んであることに触れ、近年は新エネルギー、産業用ロボットなどハイエンド産業が集積している旨述べました。
総領事はまた、常州市政府の長年にわたる在留邦人の安全確保への支援に感謝するとともに、今後とも支援を願いたい旨述べました。また、常州日商倶楽部には約100社の会員企業が所属することに触れ、常州市政府の長年にわたる日系企業への支援に感謝しました。
双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて、常州市と具体的な経済交流、文化交流、地方都市交流、青少年交流を含む民間交流を引き続き進めていくことで意見の一致を見ました。
会見には、丹羽和久・常州日商倶楽部会長はじめ日商倶楽部役員に加え、潘冬鈴・常州市人民政府副市長、周承涛・常州市人民政府秘書長も同席しました。
総領事は周慶・常州高新区党工委(新北区委)書記と会見しました
6月30日、総領事・大使の岡田勝は、江蘇省常州高新区で周慶・常州高新区党工委(新北区委)書記と会見しました。
総領事は会見で、常州市在住の多くの在留邦人が常州高新区で生活していることに触れつつ、常州高新区政府の在留邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、今後とも支援を願いたいと述べました。
双方は、常州高新区と具体的な交流等を進めて行くことで意見の一致を見ました。
会見には、丹羽和久・常州日商倶楽部会長はじめ日商倶楽部役員に加え、駱暁霞・常州高新区商務局局長らも同席しました。