総領事館の活動

令和7年3月10日
活動報告2025年2月

 

 
第3回日中青少年将棋交流イベントを行いました
    2月9日、当館と上海許建東将棋倶楽部との共催及び信男教育学園の協力のもと、第3回日中青少年将棋交流イベントを行いました。上海日本人学校と上海市内の現地校の小学生から高校生まで約70名が参加しました。
    総領事・大使の岡田勝は開会の挨拶において、本年は許理事長が上海で将棋を普及し始めてから30年目にあたる年で、そのような節目の年にイベントを開催でき大変嬉しく思うと述べました。
    続いて、日本将棋連盟羽生善治会長からのメッセージを当館が代読しました。
    将棋倶楽部によるルール説明が行われた後、日中の子ども達が対局を3回行いました。勝敗は、日中混合の団体戦によって決することとなり、許理事長の講評の後、優秀な成績を収めたチームを表彰しました。
  

  
 
総領事は玉仏禅寺・覚醒大和尚と懇談しました
    2月9日、総領事・大使の岡田勝は、玉仏禅寺を参拝し、覚醒大和尚と懇談しました。
    総領事は、春節明けのはじめに玉仏禅寺を訪問することができたことに謝意を述べました。また、覚醒大和尚の仏教をはじめとする日中文化交流への実績を高く評価し、今後も共通の文化を有する日本と中国の更なる交流の発展を心から願うと述べました。
    覚醒・大和尚は、上海市内最大の禅寺の一つ・玉仏禅寺の住職に20代で就かれた方で、これまで日本を度々訪問し、日本仏教界と長い間交流を続けてこられました。現在中国仏教協会副会長を務めています。玉仏禅寺は、仏教のみならず、花道や茶道を通じた日中伝統文化交流に積極的に取り組み、上海において仏教を軸とした日中友好交流の拠点とも言える役割を果たしています。
   
 
総領事・大使は孫勇・安徽省副省長と会見しました
    2月10日、総領事・大使の岡田勝は、安徽省合肥市を訪問し、孫勇・安徽省副省長と会見しました。
    総領事は会見において、安徽省政府の在留邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、引き続き、安徽省における在留邦人に対する安全確保を要請しました。
    孫副省長からは、引き続き在留邦人の安全確保を行う旨発言がありました。
    総領事は、大阪・関西万博における6月3日の安徽省イベントに言及しつつ、孫副省長とともに、万博を盛り上げていきたいと述べました。
    双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めるとともに、文化交流、青少年交流を含む民間交流を力強く後押ししていくことで一致しました。
 
 
総領事は羅云峰・合肥市市長と会見しました
    2月11日、総領事・大使の岡田勝は、安徽省合肥市を訪問し、羅云峰・合肥市市長と会見しました。
    総領事は会見において、合肥市政府の在留邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、引き続き、合肥市における在留邦人に対する安全確保を要請しました。
    羅市長からは、引き続き在留邦人の安全確保、日系企業への支援をしっかり行う旨発言がありました。
    また、総領事は、大阪・関西万博における6月3日の安徽省イベントに言及しつつ、羅市長とともに、万博を盛り上げていきたいと述べました。
    双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて、合肥市と具体的な経済交流を進めると同時に、文化交流、青少年交流を含む民間交流を力強く後押ししていくことで一致しました。
 

総領事は安徽省合肥市を訪問しました
    2月10日から11日にかけて、総領事・大使の岡田勝は、安徽省合肥市を訪問しました。
    10日、総領事は合肥市日商倶楽部の幹部との意見交換を行いました。午後は安徽省副省長と会見し、その後ニプロ株式会社を視察しました。
    ニプロ株式会社では、ダイアライザと呼ばれる人工腎臓(人工透析に使用する医療機器)などの製造工程を見学しました。
    11日、総領事は安徽省合肥市が誇る景勝地である三河古鎮と安徽博物院を視察しました。午後は合肥市長と会見しました。
  

 
 
新春祝賀会及び令和6年度外務大臣表彰授与式を実施しました
    2月12日、総領事公邸において新春祝賀会を開催しました。当館が管轄する1市4省の各商工倶楽部、日本人会、日本人学校、邦人メディア関係者が出席しました。
    総領事・大使の岡田勝は、式典冒頭の挨拶で、在外公館の最重要任務の一つは在留邦人の安全を確保すること、また当地で活躍する日系企業を支援することであり、そのために全力で業務に取り組む旨述べました。
    また、新春祝賀会に引き続き、メディア漫歩の安永博信総経理に対し、令和6年度外務大臣表彰を授与しました。総領事は授与式において、安永総経理が日系企業を中心とする様々なビジネス関連イベントや文化イベントを通じ、長年かつ広範囲にわたり日中交流に貢献してきたことに敬意と感謝の意を示しました。
    安永総経理は、1999年に上海でメディア漫歩を創設して以降、徐々にその規模を拡大させ、現在では中国国内で最大のフリーペーパー会社にまで発展させました。同社が刊行するフリーペーパーWheneverは、上海、北京をはじめその他多くの主要都市でも発行されており、主に当地邦人を中心とする人々向けにあらゆる生活情報や経済情報を伝えています。
 

 
 
総領事は「日本航空(JAL)日中路線就航50周年式典」に出席しました
    2月13日、総領事・大使の岡田勝は、ベラージオ上海において「日本航空(JAL)日中路線就航50周年式典」に出席し、挨拶しました。
    総領事は挨拶で、日本航空が日中友好の架け橋として、安全性を確保し、洗練されたサービスを長年にわたり提供し続けてきたことに敬意を表するとともに、人と人との交流の重要性を訴えつつ、引き続き両国の交流を促進していくことを期待すると述べました。
    日本航空は、日中国交正常化後の1974年9月に、同社と中国国際航空による日中定期路線が開設されて以来、両国間の往来の活性化に努めてこられました。
    式典には、青木紀将・日本航空株式会社取締役副社長、刘平・上海市人民政府副秘書長をはじめ、日中両国の関係者らが多数集い、懇談や様々な催しが盛大に執り行われました。
  

  

  
 
総領事は「ダン・リーグ法律事務所日本企業法律サービスセンター設立記念懇親会」に出席しました
    2月14日、総領事・大使の岡田勝は、錦江飯店にて行われた「ダン・リーグ法律事務所日本企業法律サービスセンター設立記念懇親会」に出席し、挨拶しました。日中の関係者約100名が参加しました。
    総領事は挨拶にて、ダン・リーグ法律事務所日本企業法律サービスセンターが設立されたことに祝意を表するとともに、同事務所によるこれまでの実績を評価し、今後の更なる発展への期待を述べました
 
 
総領事は「上海ビジネス交流会2025」に出席しました
    2月14日、総領事・大使の岡田勝は、上海花園飯店において京都銀行・静岡銀行・七十七銀行・千葉銀行・八十二銀行主催の「上海ビジネス交流会2025」に出席し、挨拶しました。交流会には、日中の経営者等約300名が参加しました。本交流会は、長生人寿保険有限公司(日本生命グループ)・名古屋銀行・ジェトロ上海事務所・当館が後援しました。
    総領事は挨拶において、交流会を主催した地方銀行における当地の日系企業支援に敬意を表するとともに、日中の経済活動の中心が華東地域であることに言及した上で、日中間の人的往来及びビジネス交流の更なる活発化への期待を述べました。
  
 
総領事は孫勇・安徽省副省長と挨拶を交わしました
    2月18日、総領事・大使の岡田勝は、西郊賓館で開かれた安徽省在上海外国機構新春合作聯誼活動に出席し、孫勇・安徽省副省長と挨拶を交わしました。
    総領事は、孫勇副省長と上海で再会できたことに対する喜びを伝えると同時に、新しい一年、双方が力を合わせ、日本と安徽省の各分野での交流をより一層進めていきたい旨を伝えました。

 
総領事はSEAS定例会で講演しました
    2月18日、総領事・大使の岡田勝は、半導体関連企業の集まる「SEAS定例会」に出席し、「日中関係と中国」をテーマに講演を行いました。関係者約110名が参加しました。
    総領事は講演で、昨年11月に行われた日中首脳会談の概要を紹介した上で、1972年の日中国交正常化から今日までの日中関係を振り返るとともに、参加者の皆様と意見交換を行いました。
 
 
総領事は上海開放大学附属朝陽義塾を訪問しました
    2月19日、総領事・大使の岡田勝は上海開放大学附属朝陽義塾を訪問し、日中両国の交流の歴史や文化の共通性について講演しました。同校の約200名の生徒が聞きました。
    総領事は、日中が長い交流の歴史を通じて共通の文化基盤を築き上げてきたことやこれから日本に留学する生徒へ期待することなどを述べました。
    その後、校内を視察し、生徒と交流しました。生徒からは、語学学習のポイントや日本留学後の仕事など質問が寄せられました。
    同校の生徒は、日本の大学に進学することを目標として、2年間にわたり中国の高校の教育課程及び日本語等の授業を履修し、その後日本の提携高校等へ編入し、1~1年半かけて日本の教育課程を学びます。
  

 
 
総領事は「日本長島・大野・常松法律事務所 上海オフィス開設10周年レセプション」に出席しました
    2月20日、総領事・大使の岡田勝は、花園飯店で行われた「日本長島・大野・常松法律事務所 上海オフィス開設10周年レセプション」に出席し、挨拶しました。約200名の関係者が参加しました。
    総領事は挨拶において、日本長島・大野・常松法律事務所が開設25周年を迎え、また、上海オフィスが開設10周年を迎えたことに祝意を表しました。また、同事務所が顧客のために法律関連のサービスを向上させ、日中の経済交流において重要な役割を果たしてきたことを評価し、更なる発展への期待を述べました。
 
 
総領事は安宝軍・南昌市副市長と意見交換しました
    2月22日、総領事・大使の岡田勝は、日中文化交流活動に出席するため南昌高松中日友好会館を訪れ、イベント開始前に、安宝軍副市長と意見交換を行いました。
  総領事は、南昌市政府が日本を重視し、日中文化交流活動のようなイベントを実施できることを嬉しく思うと述べました。文化交流は、両国関係の重要な柱であり、本活動をとおして両国の民間交流がさらに前進することを期待すると述べました。
    双方は、文化や経済など、今後も様々な分野で日中間の交流を促進していくことの重要性を再確認しました。
 
 
南昌市で日中文化交流活動を開催しました
    2月22日、当館は南昌市人民政府外事弁公室と共催で、「『携手並進・共創未来』日中文化交流活動」を開催しました。起動式には安宝軍・南昌市副市長、陳俊・江西省人民政府外事弁公室副主任、そして総領事・大使の岡田勝等が出席し、挨拶しました。日中双方から約400名の関係者が参加しました。
    総領事は挨拶で、南昌市と高松市の友好都市提携が本年で35周年を迎え、今後も日中間の交流を更に深めていきたいと述べました。
    続いて、南昌市出身の書道家・熊峰氏に対する令和6年度外務大臣表彰の授与式を行いました。総領事は熊峰氏の長年に亘る日中書道交流における功績に感謝と敬意を表するとともに、同氏が築いた日中文化交流の歩みが次世代に継承されていくことに期待を示しました。
    今回の交流イベントでは、同会館にて、日本留学説明会、日本留学展、和菓子作りワークショップ、日本酒講座、日本語コーナー、熊峰書法展など様々な事業を実施しました。
    また、同会館の向かいにある南昌凱美ホテルでは、日本企業10社及び日本の地方自治体6団体が出展する日本旅游・物産展を開催しました。
    イベントには南昌市で日本語を学ぶ大学生が約400名参加し、日本の食文化等を体験するとともに、日本への旅行や留学に関し、理解を深めました。
  

   
 
総領事は「LaLa station上海蓮花路」及び「ららぽーと上海金橋」を視察しました
    2月25日、総領事・大使の岡田勝は、三井不動産(上海)投資諮詢有限公司の案内で「LaLa station 上海蓮花路」及び「ららぽーと上海金橋」を視察しました。各施設の状況に関して説明を受け、また当地の消費動向について視察しました。
    「LaLa station 上海蓮花路」は、2021年に開業し、上海市で初めての地下鉄駅再開発事業であり、三井不動産グループとして初めての海外での駅ビル型商業施設です。
    「ららぽーと上海金橋」は、2021年に開業し、実物大フリーダムガンダム立像(18m)をはじめ、体験型コンテンツを豊富に取り揃え、当地の幅広い世代に親しまれています。
  

  
 
総領事は書道家・柳田泰山氏と意見交換しました
    2月26日、総領事・大使の岡田勝は、著名な書道家である柳田泰山氏と意見交換をしました。
    総領事は、柳田氏が長きにわたり日中両国の書道・芸術交流に貢献されてきたことに敬意を表しました。

 
総領事は周軍波・平湖市市長と会見しました
    2月27日、総領事・大使の岡田勝は、浙江省平湖市において、周軍波・平湖市市長と会見しました。
    総領事は会見で、平湖市政府の在留邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、引き続き支援を要請しました。
    双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて、平湖市と具体的な経済交流を進めると同時に、文化交流、青少年交流を含む民間交流を力強く後押ししていくことで意見の一致を見ました。
    平湖市からは、平湖経済技術開発区及び独山港経済開発区を含む平湖市の投資環境の魅力について説明がありました。
    会見には、山下直己・上海日本商工クラブ理事長、森田久美男・平湖日系企業分会会長を含む日系企業の関係者に加え、王建峰・嘉興市外事弁公室党組書記兼主任、何苗・平湖市委常務委員兼平湖経済技術開発区書記らも同席しました。
  
 
総領事は浙江省平湖市を訪問しました
    2月27日、総領事・大使の岡田勝は、山下直己・上海日本商工クラブ他の日系企業幹部らとともに浙江省平湖市を訪問しました。
    午前、総領事は森田久美男・平湖日系企業分会会長及び会員企業の総経理と意見交換を行いました。その後、自動車のパワートレインシステム製造メーカーである浙江伊控動力系統有限公司を視察しました。
    午後は工作機械製造メーカーである津上(ツガミ)精密機床(浙江)有限公司、家電用モーター等製造メーカーである尼得科(ニデック)泰科諾電機(浙江)有限公司を視察しました。
 

   
 
総領事は「上海から大阪へ、万博から世界へ」フォトパネル展開幕式に出席しました
    2月28日、総領事・大使の岡田勝は、上海地下鉄人民広場駅にて行われた「上海から大阪へ、万博から世界へ」フォトパネル展開幕式に出席し、挨拶しました。周漢民・全国政治協商会議常務委員兼上海公共外交協会会長、王慧・中企万博董事長兼上海万博科創促進センター理事長、及び山田将義・大阪府上海事務所首席代表を含む約50名の関係者が参加しました。また、会場には、「大阪・関西万博」の公式キャラクター「ミャクミャク」も駆けつけました。
    総領事は挨拶で、大阪・関西万博がコロナ禍以降最初の万博であり、たくさんの中国の方々に来て頂きたいと述べました。また、本フォトパネル展が上海から大阪への架け橋となり、多くの方々に見て頂けることを期待していると述べました。
    2月28日から人民広場駅コンコースにおいて、2010年の上海万博を振り返るとともに、本年4月13日から開催される大阪・関西万博を展望するフォトパネル展が開催されています。