総領事館の活動

令和6年5月9日
【活動報告2024年4月】

 

2024年度上海日中友好成人式が開催されました
  4月5日、花園飯店にて、上海日本人留学生会が主催する「2024年度上海日中友好成人式」が開催され、当館の竹中惠一副総領事が出席し、挨拶しました。挨拶では、日中両国首脳は様々な分野において国民交流を拡大させていくことで一致しており、これからの日本と中国を担う若い方々が、相互理解と信頼を深め、今後の日中関係の更なる発展を牽引する存在となっていくことを期待すると述べました。
  同じく後援団体である上海日本商工クラブの譚迪倫文化交流委員長、上海市欧米同学会留日分科会の劉衛東会長からも、お祝いと激励の言葉が送られました。
  また成人式を主催した上海日本人留学生会代表の垣尾和氏や日中の新成人代表がそれぞれ挨拶しました。
  「鵬程万里」をテーマに開催された成人式には、振り袖や羽織袴等で着飾った日中の新成人70名が参加しました。
 

 
 
赤松大使は第七回蘇州官民対話に出席しました
  4月9日、赤松秀一総領事・大使は、蘇州市を訪問し、第七回蘇州官民対話に出席しました(日中合わせて約100社、約160名が参加)。
  赤松大使は挨拶で、蘇州市政府の日系企業に対するサポートに感謝を述べるとともに、今回のテーマである新エネルギー車・スマートカーについて、グリーン経済、特にカーボンニュートラルを実現するための重要な取組の1つであることを指摘しました。そして、自動車の電動化・スマート化の流れが100年に1度の大変革を迎える中において、この分野での、新しい時代に相応しい日中間のコラボレーションへの期待を述べました。
  午前の部の交流会では、日中双方の企業が、自動車業界の4大潮流であるCASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)に焦点を当て、主要製品や技術、将来の方向性等について自社の取組み等を発表しました。また、午後の部は、蘇州市に所在する企業及び展示場を視察し、新エネルギー車・スマートカーに関する政策・技術等について説明を受けました。
  
 
赤松大使は山中竹春横浜市長一行と意見交換しました
  4月10日、赤松秀一総領事・大使は、山中竹春・横浜市長一行による訪問を受けました。
  山中市長一行は、横浜市と上海市の友好提携50周年交流等のため、当地を訪問しました。
  赤松大使は、山中市長一行の上海訪問を歓迎するとともに、華東地域の経済情勢について紹介し、日中間の地域間交流や2027年に横浜市で開催される「GREEN×EXPO2027」(国際園芸博覧会)などに関して意見交換を行いました。​
 
 
赤松大使は横浜市・上海市友好提携50周年記念行事に出席しました
  4月11日、赤松秀一総領事・大使は、横浜市と上海市の友好提携50周年を記念した一連の行事に出席しました。
  まず、赤松大使は、浦東碧雲美術館にて行われた「友・誠」上海横浜友好書道展の開幕式に出席し、挨拶しました。挨拶では、上海市の最初の友好都市である横浜市との友好が50周年を迎えたことに祝意を表するとともに、本書道展が、これまで50年の積み重ねの上に、次の新たな50年に向けた発展の契機となることを期待する旨述べました。
  次に、山中竹春・横浜市長とともに、上海市人民広場に所在する上海都市計画展示館を見学しました。
  その後、上海市人民政府において開催された山中竹春・横浜市長と龔正・上海市長との会見に出席しました。
  会見では、山中市長から龔市長に対し、両市の連携や交流を拡大していきたいこと、また2027年に横浜市で開催される「GREEN×EXPO2027」(国際園芸博覧会)に向けた連携・協力関係を構築していきたいと述べました。また、龔市長は、両市の交流をより強化し、多くの市民が相互に訪問することを促進したいと述べました。最後に、これまでの交流分野に加えて新たに脱炭素分野において連携し、両市共通の課題解決を目指す協定書の調印が行われました。
 

  
 
赤松大使は東曹(上海)貿易有限公司創立20周年記念パーティーに出席しました
  4月15日、赤松秀一総領事・大使は、西郊賓館にて行われた、東曹(上海)貿易有限公司(総経理:井上達志氏)20周年パーティーに出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、東曹(上海)貿易有限公司が創立20周年を迎えたことに祝意を表するとともに、中国国内の厳しい競争環境の中にあっても、今後も製品を製造販売し、引き続き日本経済に貢献していくことを期待する旨述べました。また、東ソーグループ、東曹(上海)貿易有限公司の活動が、日中両国の経済の更なる発展につながることへの期待を述べました。
 
 
赤松大使は新日空(中国)建設有限公司20周年記念式典に出席しました
  4月17日、赤松秀一総領事・大使は、新日空(中国)建設有限公司20周年記念式典に出席し、挨拶しました。
  同社は、日本でも有数の空調設備技術を誇る新日本空調株式会社の現地法人で、空調設備を軸に、生産工場、データセンター、オフィスビル等の設計・施工や微粒子可視化技術の導入など、幅広く事業展開しています。
  赤松大使は挨拶で、新日空(中国)建設有限公司のこれまでの当地における実績を称えるとともに、これまで培ってきた高い信頼性と技術力を武器に、引き続き中国市場での活躍を期待する旨述べました。
  

 

赤松大使は揚州市長と会見しました
  4月18日、江蘇省揚州市を訪問中の赤松秀一総領事・大使は、潘国強・揚州市長と会見しました。
  赤松大使は、鑑真和上の故郷である揚州市は日中交流において深い縁があり、日中首脳会談の一致事項を基礎として、経済はもとより青少年、文化、地方交流等を継続して推進していきたいこと、また当地日系企業への支援を引き続きお願いしたいと述べました。
  潘市長は、揚州市の産業発展における日系企業の役割を評価しつつ、今後とも市としてできる限りの支援を行っていくこと、そして、日本との交流を様々な分野で推進していきたいと期待を述べました。
 
 
赤松大使は揚州大明寺を訪問しました
  4月19日、赤松秀一総領事・大使は、日系企業の代表等とともに揚州大明寺を訪問しました。同日、大明寺では鑑真和上の東渡1270周年を記念する日中交流イベントが開催され、張礼涛揚州市副市長や、鑑真和上が6度目に日本に向けて出航した東渡寺のある張家港市の翁羽人副市長等が出席し、挨拶しました。
  赤松大使も挨拶を行い、鑑真和上が繋いだ日中のご縁を大切に、大明寺や揚州市の人々が今後も様々な分野で日本との交流を推し進めてしていくことに期待すると共に、当館も日中の交流促進に尽力していくと述べました
   

  

赤松大使は江蘇省揚州市を訪問しました
  4月18日から19日にかけて、赤松大使は江蘇省揚州市を訪問しました。
  18日、赤松大使は揚州市主催の「2024揚州“烟花三月”国際経済貿易旅行祭」に出席し、挨拶しました。来賓祝辞では、鑑真和上の故郷である揚州市は日中交流の歴史を語る上で重要な地域であり、同市との交流を今後一層深めていきたいと述べました。式典には王進健・揚州市書記及び潘国強同市長が出席しました。
  その後、赤松大使は揚州大学を訪問し、焦新安•同校党委書記と会見し、青少年交流等の日中交流を推し進めていくことで一致しました。
  また、揚州市内の経済開発区を訪れ、外資誘致のための環境整備の状況や開発区の発展状況について説明を受けた後、揚州市の代表的な日系企業の一つであるユニ・チャームを訪問し、フェミニン用品などの製造状況について説明を受け、工場を視察しました。
  さらに、揚州市の主催する経済交流会に出席し、揚州市に拠点をもつ日系企業や揚州市各区責任者等から現地の状況について説明を受けました。
  夕方には潘国強市長と会見し、揚州市主催晩餐会に参加しました。
  19日は、大明寺で開催された鑑真和上の東渡1270周年を記念するイベントに出席しました。
  

  
 
赤松大使は「醺風之時 春風雅集」(ジャパンブランドイベント)に出席しました
  4月20日・21日の2日間、江蘇省蘇州市相城区にある「青苔国際工業設計村」において、「醺風之時 春風雅集」が開催されました。
  本イベントは、日本文化、観光、日本製品等の魅力を当地の方々に体験してもらうべく、約40の日系企業や地方自治体事務所が参加し、ブース出展やステージパフォーマンスを行いました。
  初日に行われた開幕式では、赤松秀一総領事・大使が出席し、挨拶しました。挨拶では、昨今の観光市場の動向に触れつつ、今後、日中両国間の相互往来がより一層活性化していくことを期待する旨述べました。
  また、開幕式終了後、顧海東・蘇州市常務副市長、季晶・蘇州市副市長らとともに、各出展ブースを視察しました。
  当館主催の特設ステージでは、日中両国で絶大な人気を誇る「ウルトラマン」と「仮面ライダー」のパフォーマンスショーを行い、大勢の来場者の興味を引きつけました。
 

  
 
赤松大使はクルーズ船「海洋光号(SPECTRUM OF THE SEAS)」を視察しました
  4月26日、赤松秀一総領事・大使は、アメリカを本拠地に置くクルーズ船会社「ロイヤル・カリビアングループ」が運航するクルーズ船「海洋光譜号(SPECTRUM OF THE SEAS)」を視察しました。
  海洋光譜号は、2019年まで日本を中心に就航していたところ、新型コロナウイルスの影響で長らく運航が停止されていました。本年4月27日より、福岡県や沖縄県など日本への就航が順次再開されます。
  当日は、船内各施設を視察したほか、就航再開を記念したセレモニーに出席するとともに、刘淄楠・アジア地区首席代表をはじめ関係者らと懇談しました。
  

  
 
「小鹿純子」こと荒木由美子さんの講演会・交流会を開催しました
  4月28日、中国で絶大な人気を博した日本のテレビドラマ「燃えろアタック」(中国語タイトルは「排球女将」)で、主役の小鹿純子を演じた荒木由美子氏が、当館多目的ホールで講演会・交流会を行いました。
  冒頭、広報文化部の長谷川綾子部長が、荒木氏の来訪を歓迎するとともに、今回のイベントの実現に尽力くださった上海髙島屋に対し感謝の意を表しました。
  「燃えろアタック」の主題歌にのせて荒木氏が登場すると、観客は皆カメラを構え、大熱狂で迎えました。
  荒木氏はまず、佐賀国際空港のアンバサダーとして、佐賀県のお勧めの観光情報や自身がデザインした佐賀県の有田焼等伝統工芸品について紹介しました。その後、「燃えろアタック」の撮影秘話を紹介すると、会場は大いに盛り上がりました。
  参加者との質疑応答では、佐賀県の観光の魅力や、家族の介護に対するアドバイス、中国での今後の計画や好きな中華料理など、たくさんの質問が寄せられました。
  イベントの最後には、「燃えろアタック」の主題歌を合唱するなど、小鹿純子との至近距離での交流に、観客は涙あり笑いあり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。