総領事館の活動

令和6年2月20日
【活動報告2024年1月】

 

赤松大使は海風10周年記念公演会を鑑賞するとともに在外公館長表彰を授与
  1月6日、赤松秀一総領事・大使は、上海音楽学院で行われた和太鼓団体「海風」10周年記念公演会を鑑賞するとともに、同団体の日中民間交流への多大なる貢献に敬意と感謝を表し、在外公館長表彰を授与しました。
  「海風」は、2013年に上海市で設立し、「国境なき音楽」の精神の下、当地で行われている各種日本関連イベントや日中文化交流事業に積極的にかかわり、和太鼓を通じた日本文化の魅力発信に大きく貢献してこられました。
  記念公演会では、総勢約600名の観客に見守られながら、10周年の集大成として、メンバーが心を一つに迫力あるパフォーマンスを披露しました。
  表彰式において赤松大使は、海風が日本と中国の架け橋としての役割を担っていることに心より謝意を表するとともに、これからも日中の民間交流促進に貢献することを期待する旨述べました。

  

 

赤松大使は孔福安・上海市人民政府外事弁公室主任と会見
  1月10日、赤松秀一総領事・大使は、孔福安・上海市人民政府外事弁公室主任と会見し、新年の挨拶を交わした後、意見交換を行いました。
  双方は両国首脳間で確認した共通認識に基づき、経済や青少年交流、地方交流を始め、上海と日本の具体的な協力をさらに進めていくことで一致しました。


赤松大使は「日本中華総商会上海聯誼会の新年会」に出席
  1月10日、赤松秀一総領事・大使は、上海市にて行われた「日本中華総商会上海聯誼会の新年会及び上海自治体事務所との交流会」に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、日本中華総商会が日中経済関係の発展に貢献してきたことに加え、日本の自治体事務所が地方都市間の友好提携・地元企業の支援等を継続・発展していることに敬意を表した上で、日中間の地方交流は民間交流の礎であり、特にコロナ禍の収束した本年は総領事館として更に積極的に後押しして行く考えであることを強調しました。

 

 
赤松大使は江蘇省南京市及び鎮江市を訪問
  1月11日~13日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省南京市及び鎮江市を訪問しました。
  11日、赤松大使は、南京六朝博物館を訪れ、六朝(呉、東晉、宋、斉、梁、陳)の文化財・遺跡を視察し、南京の歴史や文化について理解を深めました。また、南京市にて活躍されている留日関係者等と懇談を行いました。
  12日、南京市にて日立アステモ新工場開所式に出席した後、鎮江市を訪問しました。丹陽・鎮江日商会の理事会関係者と懇談し、現地情勢等について意見交換を行いました。また、凯迩必(中国)投資有限公司(KYB)の製造工場を視察しました。その後、徐曙海・江蘇省鎮江市長と会見しました。
  13日、鎮江市内にある北固山公園及び金山寺を訪問しました。北固山公園には、阿倍仲麻呂の「望月望郷」の詩碑が建立されています。金山寺は、唐代に弘法大師が逗留し、また雪舟が渡明した際にも書画作品を描いたとされる日本との縁が深い寺院です。
  その他、恒順酢文化博物館を視察し、中国四大酢の一つと言われる鎮江の香酢について理解を深めました。

   

 

赤松大使は日立アステモ新工場開所式に出席
  1月12日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省南京市にて行われた、日立アステモ新工場開所式に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、日立アステモの国内外での活躍に敬意を表した上で、今回の新工場の開所に祝意を述べるとともに、モビリティ分野での日中間の互恵的協力の拡大に繋がることへの期待を述べました。
  併せて、新工場の視察を行うとともに、中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。
 

 


赤松大使は江蘇省鎮江市のKYB(カヤバ)製造工場を訪問
  1月12日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省鎮江市のKYB(カヤバ、凯迩必机械工业(鎮江)有限公司)製造工場を訪問しました。
 坂根弘道・総経理助理、生産本部長の案内で、自動車のショックアブソーバの製造ライン等を視察し、同社の事業概要や中国市場における取組などについて説明を受けるとともに、意見交換を行いました。
 

 

赤松大使は徐曙海・江蘇省鎮江市長と会見
  1月12日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省鎮江市を訪問し、徐曙海・江蘇省鎮江市人民政府市長と会見し、意見交換を行いました。
  赤松大使は、鎮江市に所在する日系企業への支援に感謝を述べるとともに、引き続きの支援を要請しました。また双方は、経済面はもとより、文化・青少年・地方交流を具体的に推進していくことで一致しました。会見には、殷敏・市人民政府副市長らも同席しました。
  
 

「第2回上海ジャパンブランド」を開催
  1月13日及び14日の2日間、当館は上海ジャパンブランド実行委員会との共催で、「ららぽーと上海金橋」において、「第2回上海ジャパンブランド」を開催しました。
  本イベントは、各地方自治体事務所、日系企業及び当館による各種ブース出展や特設ステージにおける文化パフォーマンス等を通じ、日本の食、文化、商品、観光等の魅力を発信するもので、2012年から中国各地で50回以上にわたり開催されています。
  初日には、当館竹中惠一副総領事が開会挨拶を行い、イベント関係者等によるオープニングセレモニーが行われました。また、当館が主催した文化パフォーマンスでは、2日に渡って和太鼓演奏、合唱、ウルトラマンショー、柔道デモンストレーションを披露し、日本文化の魅力発信が行われました。

  

 

 

 

赤松大使は浙江省嘉興市及び平湖市を訪問
  1月15日、赤松秀一総領事・大使は、浙江省嘉興市及び平湖市を訪問しました。
  赤松大使は、平湖市の整備した中国野球第一村を訪問し、野球場を視察する等の交流を行いました。その後、仲旭東・平湖市委員会書記の主催する昼食会に出席して意見交換を行い、一層の協力を推進していくことにつき意見の一致をみました。
  午後、赤松大使は嘉興南湖学院を訪問し、盛付祥・嘉興市政協副主席(前平湖市委書記)、賈文勝・校長他と意見交換を行いました。また、2017年に外務大臣表彰を授与した篆刻家・書家の師村妙石氏の案内により、同氏の作品を展示した師村妙石芸術センターを参観しました。
  

 

赤松大使は陳偉・嘉興市書記との会見
  1月15日、嘉興市を訪問した赤松秀一総領事・大使は、陳偉・浙江省嘉興市書記と会見しました。
  会見では、昨年11月の日中首脳会談の際の両国首脳の合意を踏まえ、嘉興市と日本との経済交流はもとより地方・文化・青少年交流を今後一層積極的に推進していくことで一致しました。


新年祝賀会を実施
  1月16日、当館が管轄する1市4省(上海市、江蘇省、安徽省、浙江省、江西省)の各商工倶楽部、日本人会、日本人学校、邦人プレスの関係者が出席し、新年祝賀会を行いました。
  冒頭、1月1日に発生した能登半島地震で犠牲になられた方々に対し、黙祷を捧げました。
  赤松秀一総領事・大使は式典挨拶で、能登半島地震で被災された方々に対しお見舞いを述べるとともに、コロナ禍が収束した本年は、人と人との交流が一層重要であり、日中間の民間交流、就中、経済・地方・青少年交流を一層積極的に推進していきたい旨述べました。


赤松大使は西原圭佑氏に在外公館長表彰を授与
  1月16日、赤松秀一総領事・大使は、三線奏者・西原圭佑氏に対して、日中民間交流への多大なる貢献に敬意と感謝を表し、在外公館長表彰を授与しました。
  西原氏は、弦楽器「三線(sanshin)」の演奏者として上海市を中心に活動してこられました。また、自身が講師となり、三線サークル「上海三線島線会」を立ち上げたほか、有名アーティストのコンサートや日中文化交流事業等、多方面において活躍されています。
  また、三線以外にも、琉球泡盛酒など様々な沖縄文化の魅力発信にも精力的に取り組んでおり、学生時代に上海に留学した経験も踏まえ、当地の文化や国民性を理解しつつ、日本文化の普及拡大に尽力されています。
  表彰式において赤松大使は、西原氏が、日中両国間の架け橋として、沖縄を始めとした日本文化の普及啓発に尽力されたことに対して謝意を表するとともに、これからも一層、日中間の民間交流促進に貢献されることを期待する旨述べました。
  表彰式の最後には、1月6日に同じく在外公館長表彰を授与した和太鼓演奏団体「海風」の伊藤巳佳氏とともに、三線と和太鼓を組み合わせたパフォーマンスが披露されました。
 

 

赤松大使は蒲島郁夫熊本県知事一行と意見交換
  1月16日、赤松秀一総領事・大使は、蒲島郁夫・熊本県知事一行による訪問を受けました。
  蒲島知事一行は、広西壮族自治区との友好提携40周年記念等のため、訪中しました。
  赤松大使は、蒲島知事一行の上海訪問を歓迎するとともに、華東地域の情勢について紹介し、日中間の地域間交流や青少年交流などに関して意見交換を行いました。


赤松大使は安翊青氏に在外公館長表彰を授与
  1月16日、赤松秀一総領事・大使は、段和段法律事務所の安翊青弁護士に対し、これまでの長年に渡る日中交流活動に対する貢献に敬意と感謝を表し、在外公館長表彰を授与しました。
  安氏は、2004年に上海リーグ法律事務所を立ち上げました。多くの日系企業に対し法律サービスを提供し、上海日本商工クラブでも法律相談や講演会講師を担当するなど、日系企業の中国ビジネスを支援してこられました。
  また、安氏は、上海日本商工クラブによる「安徽希望工程小学校建設支援活動」(2006年~2015年)に初年度から終了年まで参加され、現地での活動のサポートや、学校建設の実態調査などを行い、商工クラブと現地の方々との仲介役として活躍されました。
  赤松大使は挨拶で、これまでの長年の取り組みに対し敬意を表し、日中間の人的交流及び経済交流の促進により一層の貢献されることを期待する旨述べました。
 

 

赤松大使は上海市欧米同学会留日分会主催新年会に出席
  1月20日、赤松秀一総領事・大使は、白玉蘭広場で開催された上海市欧米同学会留日分会主催による新年会に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は挨拶で、コロナ禍が収束し、今年は日中間の人と人との交流を最大限に実現していくことが重要であり、当館としては、留日分会を始め関係者と連携しつつ、経済交流はもちろん、青少年交流や地方交流を一層積極的に発展させるべく尽力する旨述べました。
  同新年会には、黄輝・欧米同学会常務副会長、劉衛東・留日分会会長、菅匡彦・上海日本商工クラブ理事長の他、JETRO、日中経済協会上海事務所、在上海自治体事務所等から約150 名が参加しました。
  

赤松大使は上海市内を探策
  1月23日、赤松秀一総領事・大使は、上海社会科学院歴史研究所特約研究員であり、上海在住日本人社会とその歴史研究の第一人者である陳祖恩教授の案内の下、蘇州河沿い一帯に位置する中山公園や聖マリア女子中学跡、聖ヨハネ大学(現:上海華東政法大学)の歴史的背景について理解を深めるとともに、豊田紡織廠記念館と当時の職員宿舎等、日本とゆかりの深い場所を訪問しました。徐静波・復旦大学日本研究センター教授と日本文学研究家・翻訳家の施小煒氏も参加しました。
  

 

赤松大使は下鶴隆央鹿児島市長一行と意見交換
  1月24日、赤松秀一総領事・大使は、下鶴隆央・鹿児島市長一行の訪問を受けました。
  下鶴市長一行は、令和4年に友好都市締結40周年を迎えた湖南省長沙市との友好交流の更なる促進のため、訪中しました。
  赤松大使は、下鶴市長一行の上海訪問を歓迎するとともに、華東地域の情勢について紹介し、日中間の地域間交流や文化交流などに関して意見交換を行いました。
 

赤松大使は由水正信氏に「日本食普及の親善大使」任命状を授与
  1月24日、赤松秀一総領事・大使は、農林水産省から「日本食普及の親善大使」に任命された由水正信氏に任命状を授与しました。
  由水氏は、日本食料理人として19年の経験を有し、日本国内の有名店で修業を経た後、「くろぎ上海」の行政総料理長に就任しました。料理人として厨房に立つ傍ら、「日本料理アカデミー・中国」の発足当初(2019年)からの理事を務める等、当地における食育や文化としての日本食の認知度、地位向上へ大きく貢献し続けていることが評価され、令和5年12月に任命が決定しました。
  授与に際して赤松大使は、今回の任命は大変喜ばしいことであるとともに、由水氏のご活躍によって日本食の更なる普及に期待する旨を述べました。
 

許建東・上海許建東将棋倶楽部理事長の外務大臣表彰授与式及び第2回日中将棋交流イベントを実施
  1月27日、日中相互理解及び友好親善の促進に対する貢献に敬意と感謝を表し、許建東・上海許建東将棋倶楽部理事長に外務大臣表彰授与式を執り行いました。
  許理事長は、これまで29年にわたって上海の子ども達に将棋の普及活動を実施してこられました。その結果、上海の200校以上の学校で将棋を授業の一環として取り入れ、現在では、将棋を指せる人口は延べ100万人以上となりました。
  赤松秀一総領事・大使は挨拶で、許理事長の長年にわたる日中交流への尽力と貢献に敬意と感謝を表する旨述べました。
  授与式に引き続き、上海許建東将棋倶楽部の協力の下、上海日本人学校と上海市内の現地校の小中学生が将棋を通じて交流する第2回日中将棋交流イベントを行いました。
 

 

赤松大使は「青苔国際工業設計村一期開業式」に参加
  1月28日、赤松秀一総領事・大使は、蘇州市で行われた「青苔国際工業設計村一期開業式」に出席し、挨拶しました。
  青苔国際工業設計村は、中日(蘇州)地方発展協力モデル区というプラットフォームのもと、蘇州市相城区内に新たに開発され、第一期では、商業展示販売エリアなどが設置されています。商業販売展示エリアの一部では、日本各地の特産品や日用品・ヘルスケア関連製品が展示・販売されています。
  赤松大使は挨拶で、日本の産品は生活をより質的に豊かにするという点で大きく貢献できる、是非蘇州市の方々により多くの日本製品に触れていただきたい旨述べました。
  式典には呉慶文・蘇州市市長のほか、安利民・国家発展改革委員会区域協調発展司副司長、凌鳴・江蘇省発展改革委員会副主任、金尚軍・江蘇省人民政府外事弁公室副主任、顧海東・蘇州市常務副市長、季晶・蘇州市副市長、張橋・蘇州市副市長などが同席しました。
 

 

赤松大使は上海日本商工クラブ2024年度総会および賀詞交歓会に出席
  1月31日、赤松秀一総領事・大使は、上海日本商工クラブの2024年度総会および賀詞交歓会に名誉顧問として出席し、挨拶しました。
  挨拶では、本年、上海日本商工クラブが正式認可20周年を迎えたことに祝意を示した上で、当館として、両国首脳間で確認された日中両国は戦略的互恵関係にあるということを踏まえ、経済、文化、地方、青少年交流を一層強化していくとともに、引き続き、上海日本商工クラブの活動を最大限の支援していく旨を述べました。