総領事館の活動

令和5年12月7日
【活動報告2023年11月】

 

赤松大使は日本電気(NEC)中国・上海ショールーム開所式に出席
  11月2日、赤松秀一総領事・大使は、上海市にて行われた日本電気(NEC)中国・上海ショールームのリニューアルオープンセレモニーに出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、NECグループの50年以上に及ぶ中国での事業展開に敬意を表した上で、今回のリニューアルオープンに祝意を述べるとともに、同社によるソリューションが日中両国のデジタル経済の更なる発展につながることへの期待を述べました。
  併せて、ショールームの視察を行うとともに、稲葉孝之総裁と中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。
  

 

赤松大使は第6回中国国際輸入博覧会を視察
  11月5日~7日、赤松秀一総領事・大使は、上海市内で開催された第6回中国国際輸入博覧会に出展した日系企業等の展示を視察しました。
  視察を行った3日間のうち5日は垂秀夫・在中国日本国特命全権大使と共に日系企業ブースを視察し、展示内容や中国事業等について説明を受けました。7日午前は、陳靖・上海市人民対外友好協会会長とともに一部の日系企業のブースを視察しました。


赤松大使は日中先進技術ビジネスフォーラムに出席
  11月6日、赤松秀一総領事・大使は、上海市にて開催されている第6回中国国際輸入博覧会の関連イベントである日中先進技術ビジネスフォーラムに出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、日中関係の重要性を述べた上で、両国首脳の共通認識に基づき、グリーン・デジタル分野に関して具体的な協力を進めていること等を紹介しました。
  本会は、商務部投資促進事務局が主催し、于広生・商務部投資促進事務局副局長、程永華・中日友好協会常務副会長/元在日本国中国大使、小野寺修・日本貿易振興機構北京事務所所長、石橋忠・上海日本商工倶楽部理事長等が参加しました。
 

 
赤松大使は柴橋正直岐阜市長一行と意見交換
  11月6日、赤松秀一総領事・大使は、柴橋正直・岐阜市長一行による訪問を受けました。
  柴橋市長一行は、浙江省杭州市との碑文交換60周年交流等のため、訪中しました。
  赤松大使は、柴橋市長一行の上海訪問を歓迎するとともに、華東地域の情勢について紹介し、日中間の地域間交流や文化交流等に関して意見交換を行いました。

  

赤松大使は日中健康促進及び創新技術発展セミナーに出席
  11月8日、赤松秀一総領事・大使は、第6回中国国際輸入博覧会で開催された日中健康促進及び創新技術発展セミナーに出席し、挨拶しました。
  赤松大使は挨拶で、「『健康寿命』を如何に長くするかが持続可能な高齢社会を実現するための核心と言え、健康寿命の延伸を目指す日中双方の賛同者が結集し、高齢者ヘルスケア分野における日中間でのビジネス協業が今後も着実に発展していくことを期待する」と述べました。
  本セミナーは中国康復技術転化及発展促進会主催によるもので、宋国棟・中国康復技術転化及発展促進会会長、程永華・中日友好協会常務副会長/元在日本国中国大使、本間哲朗・中国日本商会会長等もセミナーに出席しました。
 


赤松大使は嘉興市・平湖市を訪問
  11月8日~9日、赤松秀一総領事・大使は、浙江省嘉興市及び平湖市を訪問し、嘉興日系会及び平湖日系企業分会の各理事会関係者とそれぞれ懇談し、現地情勢につき意見交換しました。
  今次訪問の機会に、赤松大使は、尼得科電機(浙江)有限公司(ニデックモーター)と嘉興岩谷気体有限公司(岩谷産業)、摩天汽車配件(嘉興)有限公司(モルテン)の製造工場を視察しました。
 

 

 

赤松大使は紹興市を訪問
  11月9日~10日、赤松秀一総領事・大使は、浙江省紹興市を訪問しました。
  10日に温暖・紹興市党委書記と会見を行い、胡敏副市長らが同席しました。赤松大使より、紹興市政府の日頃からの日系企業及び在留邦人に対する支援に感謝するとともに、更なるビジネス環境の改善を要請しました。本年は日中平和友好条約締結45周年を迎え、昨年11月の日中両国首脳の共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めるとともに、自治体交流、文化交流など幅広い分野での協力を推進していくことで一致しました。
  また、温書記との会見に先立ち、9日、紹興市外商投資企業協会日商クラブの理事会関係者と懇談し、現地情勢につき意見交換しました。
  その他、赤松大使は、紹興市の胡敏副市長等の案内で、紹興酒の名産地で水郷でもある東浦黄酒小鎮、中国の文豪・魯迅ゆかりの魯迅故里、書聖・王羲之ゆかりの蘭亭風景区等を視察し、紹興の歴史や文化について理解を深めました。
 

 

 

赤松大使は総領事杯争奪ゴルフコンペ2023及び懇親会に参加
  11月11日、赤松秀一総領事・大使は、杭州日本商エクラブ(芝田修一会長)・萧山日商クラブ(齊藤雅仁会長)共催の総領事杯争奪ゴルフコンペ2023に参加し、商エクラブ会員企業との交流を深めました。
  また、ゴルフコンペ終了後の表彰式・懇親会に出席し、挨拶しました。

  

竹中副総領事はAAEFアートセンターオープニングセレモニーに出席
  11月11日、竹中恵一副総領事は、AAEFアートセンターのオープニングセレモニーに出席し、祝辞を述べました。竹中副総領事は挨拶の中で、同センターの取組を通じ、日本や中国、更にはアジアのアーティストが国を超えて作品を発表したり、アーティスト同士が協働したりする機会が数多く生み出されること、また同時に、同センターがこのような機会を創出する国際的な文化芸術交流のプラットフォームとして今後発展することに期待を寄せました。
  AAEFアートセンターは、アジアの現代アートの発信を目的として設立され、オープニング当日には、日中韓三か国のスピーカーによる国際フォーラム、日中のデザイナーによるファッションショー等が行われました。
  

赤松大使は第37回昆山日商クラブ総領事杯ゴルフコンペ及び懇親会に出席
  11月12日、赤松秀一総領事・大使は、昆山日商クラブ(大島一浩会長)主催の第37回昆山日商クラブ総領事杯ゴルフコンペに参加しました。
  ゴルフコンペ終了後の表彰式・懇談会では、日中関係等についてスピーチを行うとともに、優勝者へ総領事杯を授与しました。
   

赤松大使は景徳鎮市を訪問
  11月16日~17日、赤松秀一総領事・大使は、江西省景徳鎮市を訪問しました。
  16日、赤松大使は、劉鋒・景徳鎮市党委書記と会見を行い、崔素香副市長らが同席しました。赤松大使より、本年が日中平和友好条約締結45周年にあたり、昨年11月の日中両国首脳の共通認識を踏まえ、日中間の国民交流をより骨太で不可逆的なものにすべく、地方都市交流、文化交流及び青少年交流促進の重要性を強調しました。これに対し、劉鋒・市党委書記から、青少年国際文化交流の促進に対する意欲が示されました。
  その後、景徳鎮陶瓷博物館、陶博城を視察しました。
  17日、景徳鎮市内の当地陶芸家ら、日本人陶芸家の高柳綾緒氏、中国人陶芸家の温敏雄氏の店舗を訪問しました。
  

 

赤松大使は書道家・熊峰氏に在外公館長表彰を授与
  11月17日、赤松秀一総領事・大使は、書道家・熊峰氏に対し、長年にわたる日中文化交流への貢献に敬意と感謝を表し、在外公館長表彰を授与しました。
  熊峰氏は、幼少期から書道に触れ、20代で中国国内複数の大学客員教授を務める中で、日本書道家・手島右卿氏の書に感銘を受けました。これを機に訪日を決意し、1990年代に来日後は、手島氏が創設した日本書道専門学校で仮名文字を一から学び、それ以降、長年にわたり日中書道文化交流に注力しました。
  2010年に開催された上海国際博覧会では日本館のアートアドバイザーに選出され、漢字によるつながりをテーマとした書道作品「聯接」を揮毫しました。また、2019年にはNHK番組「奇跡のレッスン」に出演し、広島県熊野町の書道科の生徒たちと交流しました。現在は、日本と中国の間を行き来しながら一般社団法人日中書法協会会長を務める傍ら、横浜市で書道教室を開講し、これまで延べ約3000名の日中双方の生徒を指導しました。
  今回の在外公館長表彰授与式は、熊峰氏が日中文化交流促進を目的として設立した「熊峰漢字聯接館-中日青少年文化交流センター-」の設立式に合わせ行われました。
  赤松大使は挨拶で、同氏の長きにわたる貢献を振り返るとともに、同センターが日中文化交流のプラットフォームとしての役割を果たすことを期待する旨述べました。
 

 

赤松大使は第10回上海日本白玉蘭会友好交流会に出席
  11月20日、赤松秀一総領事・大使は、日中平和友好条約45周年記念第10回上海日本白玉蘭会友好交流会に出席し、挨拶しました。
  上海市白玉蘭賞は、上海市を舞台に活躍されてきた外国人に対する上海市の表彰制度で、2023年までに延べ354人の日本人が受賞しました。2014年、受賞者である星屋秀幸・森ビル特別顧問兼三井物産上海総経理(当時)と小坂文乃・松本楼代表取締役副社長(当時)が中心となって上海市白玉蘭奨日本人受賞者の会を創立し、以後、上海市人民対外友好協会と協力し、毎年上海と東京で交代で交流会を開催してきました。
  赤松大使は挨拶にて、4年ぶりの対面での実施につき祝意を述べた上で、日中経済交流・文化交流における受賞者の方々の貢献に敬意を表しました。
  交流会には、陳靖・上海市人民対外友好協会会長を始めとする上海市政府関係者、有識者等の他、日本からの参加者を含めた20名以上の日本人受賞者や関係者が参加し、交流を深めました。
 

赤松大使は台州市・臨海市を訪問
  11月21日、赤松秀一総領事・大使は、浙江省臨海市を訪問し、呉華丁・同市委書記と会見しました。赤松大使は、同市と日本とが仏教分野を始めとして平安時代から人的交流・文化交流があることを言及しつつ、今後とも同市との各種交流が促進されることへの期待を述べました。
  会見後、赤松大使は、文峰住職の案内の下、龍興寺を訪問しました。龍興寺は、鑑真和上が四度目の日本渡航の際に立ち寄った寺であり、同寺の高僧である思托法師は、鑑真和上の6度の日本渡航に全て随行し、鑑真和上が奈良県で唐招提寺を創建した際に尽力した他、奈良県伝香寺を創建されました。その後も、円珍、栄西等が同寺を訪れる等、日本との縁が深い寺であり、現在に至るまで交流が続いています。
  その他、赤松大使は、劉文輝・台州市外事弁公室党組書記、宋江涌・臨海市副市長の案内の下、台州府城壁等を視察しました。
   

赤松大使は台州市天台県を訪問
  11月21~22日、赤松秀一総領事・大使は、浙江省台州市天台県を訪問しました。
  21日、赤松大使は、楊玲玲・同県委書記と会見しました。同県と日本とが、9世紀から仏教分野を始めとする文化交流を行ってきた他、現在では経済、友好姉妹都市等の分野でも交流を行っていることに言及するとともに、今回の訪問を契機として、同県と共に、両国の国民交流が一層深く、不可逆的な流れとなるよう全力を尽くしたいと述べました。
  その他、赤松大使は、允観・国清寺住職の案内の下、国清寺等を視察しました。国清寺は、日本の天台宗開祖である最澄が訪れた、日本の仏教史上重要な寺であり、最澄が道邃法師から仏法の教えを受けた他、円珍、栄西等の日本の高僧も多く訪れました。
  視察には、陳挺晨・台州市人民政府常務委員、劉文輝・台州市人民政府外事弁公室党組書記他が同行しました。
  

赤松大使は住友製薬集団中国の20周年記念式典に出席
  11月23日、赤松秀一総領事・大使は、上海市黄浦区にて行われた住友製薬集団中国の20周年記念式典に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、住友製薬集団が中国で創立してから20周年を迎えられたことに敬意を表した上で、高齢化社会を迎えた中国にとって医療問題は大きな課題の1つであり、同社の安全で効果的な医薬品の供給などを通じて、日中両国の医療分野での協力を牽引していくことを期待する旨述べました。
  

赤松大使はオムロン(中国)有限公司上海分公司のオフィス移転式に出席
  11月24日、赤松秀一総領事・大使は、上海市浦東新区にて行われたオムロン(中国)有限公司上海分公司のオフィス移転式に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、オムロングループの中国での長年にわたる貢献に敬意を表した上で、日中協力関係に不可欠な分野において同社が今後も活躍を続けることへの期待を述べました。
  式典終了後は、竹田誠治・オムロングループCFO、オムロン(中国)有限公司董事長、徐堅・オムロン(中国)有限公司董事総経理等と中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行うとともに、新オフィスを見学しました。
  

 

赤松大使は第23回華東地域日商倶楽部懇談会に出席
  11月24日、赤松秀一総領事・大使は、当館多目的ホールにて行われた第23回華東地域日商倶楽部懇談会に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は挨拶で、日中経済における華東地域の重要性に言及するとともに、各地域での日系商工クラブの活動に敬意を表しました。懇談会では、各地の日系商工クラブの代表者から、当地の活動状況等について説明がありました。
  同懇談会は、上海市、江蘇省、浙江省、安徽省に所在する日系商工クラブ等の代表者が定期的に意見交換を行う場であり、開催地の商工クラブ及びジェトロ上海が共催しています。
  今回の懇談会には、21の加盟団体のうち、18の商工倶楽部等が参加し、また、中国日本商会(北京市所在)も初めて代表者が参加しました。
 

赤松大使は呉堅氏に対し在外公館長表彰を授与
  11月28日、赤松秀一総領事・大使は、呉堅氏に対し、長年にわたる日中交流活動に対する貢献に敬意と感謝を表し、在外公館長表彰を授与しました。
  呉堅氏は、上海中医大学卒業後、東京大学大学院において博士号を取得、東京大学客員教授として勤務した後、国立健康・栄養研究所に入所され、一貫して栄養学に関する研究を続けてきました。現在は日清オイリオ(中国)投資有限公司の総経理を務めつつ、日中双方の健康・栄養分野の豊富な知識と人脈を活かし、自社のみならず多くの日系食品企業の中国での展開に活躍されています。
  また、中日韓友好交流会の設立メンバーの一人として、日本文化学習や経営理念普及の場を提供するとともに、日系企業等と中国の地方政府との連携にも取り組まれています。
  赤松大使は挨拶で、同氏のこれまでの長年にわたる取組に対し敬意を表し、日中間の人的交流及び経済交流の促進により一層の貢献を期待する旨述べました。
  

赤松大使は劉小濤・蘇州市委書記と会見
  11月29日、赤松秀一総領事・大使は、蘇州市を訪問し、劉小濤・蘇州市党委書記と会見しました。
  赤松大使は、劉書記の蘇州市書記就任に祝意を述べるとともに、上海及び北京に次ぎ在留邦人が多く住む都市である蘇州市に対し、引き続き日本人学校を含む在留邦人の生活環境や日系企業の安心、安全なビジネス環境構築に向けての継続した支援を要請しました。また、11月16日の日中首脳会談での一致事項を踏まえ、蘇州市との間でも、蘇州官民対話を中心とした経済交流に加え、青少年交流と地方交流を進めていくことを確認しました。
  劉書記は、蘇州と日本の協力交流は長きにわたり、近年経済貿易面での往来も活発化し、日本企業が蘇州の社会経済にもたらす貢献も幅広いと述べた上で、今後も友好交流、産業の深化、文化等各方面での協力と交流を推進するとともに、日本企業の活動を全力で支援していきたい旨述べました。
  会見には、大澤隆弘・蘇州日商倶楽部会長はじめ同倶楽部の代表者も参加しました。
 

赤松大使は蘇州松下生産科技有限公司二期工場着工式に出席
  11月29日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省蘇州市にて行われた蘇州松下生産科技有限公司二期工場着工式に出席し、挨拶しました。
  赤松大使は、当地での長年にわたる活躍に敬意を表した上で、今回のプロジェクトの開始に祝意を述べるとともに日中両国の更なる発展につながることへの期待を述べました。
  併せて、新工場の視察を行うとともに、本間哲朗・パナソニックホールディングス副総裁及び当地に出張中の樋口泰行・パナソニックコネクトCEO等と、当地の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。
 

 

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