総領事館の活動
竹中副総領事は嘉興岩谷気体工業気体総合利用プロジェクト開業式に出
6月1日、竹中惠一・副総領事(首席領事)は、浙江省嘉興市にて行われた嘉興岩谷気体工業気体総合利用プロジェクト開業式に出席し挨拶を行いました。竹中副総領事は、岩谷産業の日本及び中国での長年にわたる活動に敬意を表した上で、水素を始めとした環境関連の取組が、日中のグリーン経済分野での協力の促進につながることに期待する旨述べました。




赤松大使は第13回国際伝統芸術招待展開幕式に出席
6月8日、赤松秀一総領事・大使は、上海芸術品博物館で開催された第13回国際伝統芸術招待展開幕式に出席し、出品国を代表して挨拶を行いました。本展覧会は、各国の伝統文化の魅力を生かす展示を行うことで国際的な交流を図ることを目的としており、今回は26カ国から計150点の作品が出展され、日本からは石川県の他、当館からも書、日本画、工芸品等所蔵品の展示を行いました。
赤松大使は挨拶で、同博物館は、当館と同じく長寧区に所在し、天山公園で上海市民の方々が気軽に芸術に親しめるよう入場無料とされている他、今次展覧会のように日本を含め各国との文化交流に積極的に取り組まれていることに賛同していること、日本各地には魅力的な伝統工芸品が数多くあるので、多くの皆様に日本を訪れて鑑賞して欲しい旨述べました。
同開幕式には、張偉・長寧区委書記・区長、上海市政府関係者の他、日本から来海した芸術家(西川明彦・前正倉院事務所長、原智・金沢美術工芸大学教授)らが参加しました。
赤松秀一総領事・大使が天田中国40周年記念式典に出席
6月8日、赤松秀一総領事・大使は、上海市にて行われた天田中国40周年記念式典に出席し挨拶を行いました。
赤松大使は、日本や中国での長年にわたるアマダの活躍に敬意を表した上で、アマダの取組が、日中両国が抱えるものづくりの課題を解決するとともに、日中のグリーン経済分野での協力の促進につながることへの期待を述べました。
赤松大使は韓宜珈尚派の京劇「伶歌三叠」を鑑賞
6月10日、赤松秀一総領事・大使は、上海天蟾逸夫舞台にて上海京劇院の京劇「大保国・探皇陵・二進宮」を鑑賞しました。
また、今次京劇の主催団体である健図劇社董事長の邱金城氏、並びに主演俳優である上海京劇院尚派俳優の韓宜珈氏と今後の日中文化交流の計画等につき意見交換を行いました。



赤松大使は上海交通大学で開催された「「創新・共創」日中企業イノベーション協力フォーラム」に出席
6月16日、上海交通大学において、当館及び上海交通大学日本研究センターの共催により「「創新・共創」日中企業イノベーション協力フォーラム」が開催されました。本フォーラムは、日中の企業間のイノベーションの取組を促進するために継続的に開催しており、今回は「web3.0、NFT政策及びメタバース経済の日中比較」と題して開催され、日中合わせて70社超、120名超が参加しました。
赤松秀一総領事・大使は、開幕挨拶にて、昨年11月に日中両国首脳が共に確認した新たな時代に相応しい、建設的かつ安定的な日中関係の構築に向けて、本フォーラムが具体的な取組を促進するプラットフォームとなることの重要性を述べた上で、当該分野での日中間のイノベーション協力が進むことへの期待を述べました。
基調講演やパネルディスカッションでは、日中双方の企業から、メタバース及びその周辺領域における両国の動向や自社の取組等を発表するとともに意見交換を行い、同分野での日中協力の可能性を探りました。



赤松大使は万広明・南昌市市長と会見
会見の中で、赤松大使は「昨年11月の両国首脳の合意に基づき、建設的かつ安定的な日中関係を構築していくため、具体的な協力を進めて行きたい。特に貴市との間では、新型コロナの収束に伴い日中間の人的交流が回復していくことが見込まれることを踏まえ、地方都市交流に加え、今回の南昌訪問を通じて日中間の青少年交流及び観光を通じた人的交流が一層強化されて行くことを期待している」旨述べました。
また、双方は、同日、南昌高松中日友好会館にて南昌市政府と当館が共催した「―日中平和友好条約締結45周年記念―南昌日本集中交流事業」実施を祝賀しました。
同事業にて、南昌高松中日友好会館に対して、同館が日中友好交流に果たして来た重要な役割を讃えて「在外公館長表彰」が授与されたことについて、万市長より感謝の言葉が述べられました。



南昌日本集中交流事業、南昌高松中日友好会館に対する在外公館長表彰を実施


南昌高松中日友好会館は、南昌市と高松市の友好都市締結5周年を記念し、高松市が建設資金1億2千万円を拠出し、南昌市が土地を提供する形で、1995年に設立されました。これまでに高松市から79名の日本語教師が同館に派遣され、日本語のボランティア授業を行ったり、日中の青少年交流や文化・スポーツ交流が行われるなど、長年、南昌市における日中友好交流の拠点となっています。2020年には、両市の友好都市締結30周年を記念し、南昌市が約4000万元を投じ、新たに日本式庭園、日本語コーナー用の教室、着付け体験用の和室などが設置され、コロナ禍でも途切れることなく日中の交流活動が行われてきました。




赤松大使は挨拶の中で、これらの活動に触れ、同館の長年にわたる多大な貢献に感謝を述べるとともに、今後も南昌における日中友好交流を牽引して欲しいとの期待を述べました。

同式典には、大西秀人・高松市市長からビデオメッセージにて「これまで共に積み重ねてきた長年にわたる両市の友好交流が評価されたものと大変光栄。両市の市民の皆様とともに、心から喜びを分かち合いたい。」とコメントが寄せられました。また、趙捷・南通副市長からも同事業の祝賀と表彰に対する祝辞が寄せられました。


また、同開幕式では、2022年に、同館内に設置された「南昌日中ふれあいの場」の除幕が行われました。小島寛之・国際交流基金国際対話部部長が挨拶を行い、同事業の実施を記念し、国際交流基金より葛飾北斎の浮世絵「牡丹に蝶」の版画が会館へ贈呈されました。


開幕式の最後には、本事業を記念して、集英バンダイ(上海)実業有限公司の阿相道広董事総経理から、「ONE PIECE」の複製原画「花道」を同会館に贈呈いただきました。

同日は、同会館内で、日本で活躍する南昌出身の書道家・熊峰氏の書道展や、当地大学生向けに、日本留学説明会、JETプログラム説明会、日本漫画講座及び日本語コーナーが実施されました。






その他、赤松大使一行は南昌訪問期間中、江西省外事弁公室と交流を行った他、八大山人記念館及び海昏候国遺跡博物館を視察し、当地の歴史・文化について理解を深めました。



赤松大使は裘新・復旦大学党委書記と会見
また、その後、許燁芳・国際合作交流処長、蘇長和・国際関係公共事務学院長、胡令遠・日本研究センター主任、鄒波・日本語語言文学学科主任、王継揚・基礎医学院教授、服部素之・生命科学学院外籍専門家らと、日中間の学術交流や青少年交流等について、意見交換を行いました。


「『土』とともに~人と自然をつなぐ芸術」と題した講演会を開催
6月22日、明珠美術館との共催で、「『土』とともに~人と自然をつなぐ芸術」と題した講演会を開催しました。
始めに、キュレーターの金澤韻氏が、アートと顔料の歴史について講演を行いました。続いて、アーティストの杉﨑晴菜氏が、土や灰、煤などを使った自身の作品制作過程や顔料の制作方法、作品に込めた思いについて語りました。最後に、株式会社KUMOの代表で建築家の飯島剛宗氏が、上海日本人学校虹橋校にて行った「土に触れる」をテーマとする「記憶に残る体験型ワークショップ」について紹介しました。
本講演会には100人近くが参加し、ライブ配信では約1.3万人が視聴しました。



劉洪友・NPO法人日中文化交流促進会理事長への勲章伝達式を実施
劉洪友・日中文化交流促進会理事長は、2023年春の外国人叙勲で旭日小綬章を受章し、6月24日、赤松秀一総領事・大使は、上海にて、同氏への勲章伝達式を執り行いました。
劉洪友氏は、1989年に日本で中国書道研究会を設立し、1997年に日本初となる純中国古典書法の体系的な学習を可能とした中国書法学院を設立。中国古典書道の教育をきっかけとして、日本関係者との友好交流を拡大し、長年にわたり日中友好親善に貢献してきました。
同氏は、中国書道研究会会長として、中国各地に日中両国の書道家の碑林の建立及び日中友好を記念した桜の植樹活動を行ってきました。
日本では、2001年にNPO法人日中文化交流促進会を設立され、書画展をはじめ文化芸術分野の展覧会を実施してこられました。
特に、東日本大震災時には、中国の芸術家を中心に取りまとめた義援金を寄付したり、日本で新型コロナウイルスが拡大した際にも義援金を募って日本の医療機関に寄付されました。
また、南京市に日中友好のシンボルを創設したいとの思いから、2002年に「日中平和友好桜花園」を設立し、日中双方の要人や各分野の関係者を多数招待し桜鑑賞会を実施する等、当地でも日中間の友好交流に尽力されました。
赤松大使は、挨拶の中で、これらの功績を紹介し今次受章を祝賀するとともに、今後もさらに日中友好親善へのご貢献を期待する旨述べ、その後、劉洪友氏に対し、勲記と勲章を伝達しました。
劉洪友氏は挨拶の中で、「日中平和友好条約締結45周年の記念すべき年に旭日小綬章をいただき人生最大の栄誉」と述べ、これまでお世話になった日中両国の関係者へ感謝の言葉を述べられました。






赤松大使が日中グリーン&スマート製造テーマセミナーに出席
6月30日、赤松秀一総領事・大使は、ファクトリーネットワークチャイナ主催で行われた「日中グリーン&スマート製造テーマセミナー」に出席し、挨拶を行いました。
赤松大使は、本年が同社の設立20周年に当たることに祝意を述べるとともに、長年にわたる日中経済交流の推進に敬意を表しました。また、今回のイベントが日系企業の中国での具体的なビジネス展開・拡大へとつながっていくことへの期待を述べました。


赤松大使が三和ノボフェルム(常熟)有限公司開業式に出席
6月30日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省常熟市にて行われた三和ノボフェルム(常熟)有限公司開業式に出席し挨拶を行いました。
赤松大使は、三和グループの日本や中国等での長年にわたる活躍に敬意を表した上で、同社による中国国内医療施設向けのハイエンドなスチールドアの提供を通じて、日中間のヘルスケア分野での協力が更に促進されることを期待する旨を述べました。
また、式典終了後は、本多健太郎・三和シャッター(上海)投資有限公司董事長を始め同社関係者から生産の自動化への取組等について説明を受けながら、同社の工場及びショールームを見学しました。


