総領事館の活動
令和5年4月13日
【活動報告2023年3月】
赤松大使は温州市を訪問
3月3日、4日に赤松秀一総領事・大使は、浙江省温州市を訪問し、劉小涛・温州市党委書記と会見を行いました。3日、劉小涛・温州市党委書記と会見を行い、温州市の日系企業に対するサポートに感謝を述べるとともに、日中の経済・文化交流、青少年交流・地方交流等を推進していくことについて意見の一致をみました。会見には王軍・温州市党委秘書長、陳寛・温州市副市長らも同席しました。



4日には、東アジア文化都市交流事業大分県物産・観光・文化交流会へ参加し、大分県と温州市が、昨年の日中韓三か国の文化担当大臣が選定する「東アジア文化都市」に共に選出されたことに祝意を表し、大分県にある湯布院や別府温泉などの温泉文化及び焼酎や日本酒等の日本のお酒の魅力をPRし、経済交流の進展に期待を表明しました。
その後、東曹(瑞安)聚氨酯有限公司の当地で活躍する駐在員の皆様と面会し、温州市のビジネス環境等について意見交換を行いました。
また、温州市に1983年に設立された国家ハイテク企業の亜龍知能設備集団有限公司を視察しました。同社は、工業企業や職業訓練学校等に、ロボット操作等の研修・訓練のためのシミュレーションソフトウェアや設備を開発・提供することに注力しており、オンライン研修のための実況中継施設も社内に備えています。



更に,中国眼谷(温州眼視光国際創新中心)を訪問しました。以前からメガネ生産地として有名な温州市が、近年、眼科医育成や関連医療施設の国家級プラットフォームとして発展している様子を視察しました。
その他、陳寛・温州市副市長の案内で、温州市の歴史的スポットである永嘉書院、江心屿、五馬街等を視察しました。



赤松大使は第78回常熟日系企業懇親ゴルフコンペに出席
3月5日、赤松秀一総領事・大使は、常熟市にて、第78回常熟日系企業懇親ゴルフコンペに参加しました。表彰式では、優勝者に対して常熟市ゴルフコンペでは初となる「総領事杯」が授与されました。総勢48名が参加した同ゴルフコンペを通じて、常熟市所在の日系企業代表者等との親睦を深めました。
赤松大使は深圳市を訪問
3月6日~8日、赤松秀一総領事・大使は、広東省深圳市を訪問しました。その際、BTET(BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社)、BYD、テンセントおよび複数のベンチャー企業やベンチャーキャピタル(VC)を視察し、新エネルギー車、キャッシュレス決済やベンチャービジネス等の業況について、意見交換を行いました。
赤松大使は上海呉昌碩記念館を訪問
3月10日、赤松秀一総領事・大使は、景瑩・上海市対外友好協会副会長の招待を受け、上海呉昌碩記念館を訪問し、関係者と懇談を行いました。同日は、景副会長及び呉越・上海呉昌碩記念館執行館長らの案内により、館内展示を見学した他、童衍方・西冷印社副社長、上海市書法家協会顧問らも同席し当地における日中芸術交流について懇談を行いました。同訪問を通じ、呉昌碩氏の芸術文化や日本との縁の深さ及びこれまでに同館が日中芸術交流の拠点として大きな役割を果たしてきたことについて理解を深めました。



赤松大使はソニー(中国)有限公司及び上海索広映像有限公司を訪問
3月14日、赤松秀一総領事・大使は、ソニー(中国)有限公司及び上海索広映像有限公司を訪問しました。吉田武司・董事・総裁による案内で、テレビ、カメラ、プロジェクター等の生産ラインを見学し、PS VR2等の各種先端技術などを体験するとともに、当地での事業状況等について意見交換を行いました。





赤松大使が2023中智日本企業倶楽部智櫻会新春賀詞講演交歓会に出席
3月15日、赤松秀一総領事・大使は、中智経済技術合作股份有限公司主催で行われた「2023中智日本企業倶楽部智櫻会新春賀詞講演交歓会」に出席し、挨拶を行いました。挨拶では、当地での日系企業へのサポートに敬意を表した上で、日中経済協力における華東地域の重要性を強調するとともに、日中両国首脳の共通認識に基づき、新しい時代の要求に相応しい具体的な協力を進めていく旨を述べました。


赤松大使は日本産酒類商貿洽談会に出席
3月17日、赤松秀一総領事・大使は、上海市の虹橋品匯にて行われた日本産酒類商貿洽談会に出席しました。 赤松大使は挨拶の中で、「日本には1000以上の酒蔵があり、中国で知られているのはそのうちの一部に過ぎず、自信を持ってお勧め出来る酒類がまだたくさんあるので、今回の機会を大いに活用してください」と述べました。 本会は、JETRO上海と国税庁の共催で開催された中国最大規模の日本産酒類のBtoB商談会で、約70のサプライヤーから1,000以上のブランドが出展されました。



赤松大使は上海市欧米同学会留日分会主催桜植樹花見イベントに出席
3月18日、赤松秀一総領事・大使は、上海市欧米同学会留日分会主催、上海日本商工クラブ、浦東世紀公園共催による「中日平和友好条約締結45周年記念・第12回中日友好・桜植樹花見活動」に出席し、挨拶を行いました。
挨拶では、日中友好を願う関係者が一同に会して桜植樹を行う機会は非常に貴重で今後も継続していただきたい、また、日中合同で植えた桜の名所が上海の各所に形成されていくことで日中友好の輪が今後更に広がっていくことを期待する旨述べました。
同活動には、景瑩・上海市人民対外友好協会副会長、李霞・上海市欧米同学会副会長、桂永浩・欧米同学会常務副会長、劉衛東・留日分会会長、石橋忠・上海日本商工クラブ理事長の他、上海市人民対外友好協会、欧米同学会、留日分会、商工クラブ、JETRO、甘泉外国語中学、上海日本人学校高等部等から約130名が参加し、桜の植樹を行い、花見を楽しみました。この植樹活動は2009年から虹口の魯迅公園、長寧の新虹橋中心花園で行われていましたが、今年より世紀公園で行っております。





赤松大使は無錫市を訪問
3月20日及び21日、赤松秀一総領事・大使は江蘇省無錫市を訪問し、趙建軍・無錫市長と会見を行いました。
21日の趙建軍・無錫市長との会見では、無錫市政府の日頃からの日系企業及び在留邦人に対する支援に感謝するとともに、更なるビジネス環境の改善を要請しました。また、35年に亘り毎年、桜植樹を含めた日中文化交流及び人的交流を行ってきたことに謝意を述べました。昨年11月の日中両国首脳の共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めると同時に、青少年交流、文化交流を含む民間交流を力強く後押ししていくことで意見の一致をみました。
また、20日夜には、無錫日商倶楽部理事と懇談し、無錫におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。






赤松大使は江蘇省南京市を訪問
3月21日~23日、赤松秀一総領事・大使は江蘇省南京市を訪問し、江蘇省指導者らと会見を行いました。
22日の方偉・江蘇省副省長との会見では、江蘇省の日系企業及び在留邦人に対する引き続きの支援を求めるとともに、日中平和友好条約締結45周年を迎える本年、昨年11月の日中両国首脳の共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めると同時に、青少年交流、自治体間交流等幅広い分野での協力を推進していくことで一致しました。
同日、南京日本商工クラブ関係者と懇談し、南京市におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。
また、傅禄永・ラオックス中国総経理の案内で、現地の日本料理店くろぎを、鈴木秀樹総経理の案内で、日立安斯泰莫動力系統(南京)有限公司を視察しました。
その他、当地留日関係者と懇談を行ったほか、23日は劉洪友・NPO法人日中文化交流促進会理事長の案内で、同氏が2001年に設立した南京和平友好櫻園を視察しました。









赤松大使は大金新材料(常熟)有限公司開業式典に出席
3月24日、赤松秀一総領事・大使、常熟市にて行われた大金新材料(常熟)有限公司の開業式典に出席し、挨拶を行いました。
挨拶では、同社の当地での長年にわたる活躍に敬意を表した上で、今回の開業に祝意を述べるとともに、日中両国の更なる発展につながることへの期待を述べました。
併せて、同工場の統合計器室や、近接する大金フッ素化学(中国)有限公司の桜園、教育訓練センター、先端加工技術センターの視察を行うとともに、川村群太郎・ダイキン工業株式会社特別顧問、金子秀雄・大金フッ素化学(中国)有限公司董事長兼大金新材料(常熟)有限公司董事長等と、中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。



赤松大使は夏寒松・上海国際医学中心国際医療部主任に大使在外公館長表彰を授与
3月24日、赤松秀一総領事・大使は、長きにわたり日本と中国の医療交流に貢献された夏寒松・上海国際医学中心国際医療部主任に対し、在外公館長表彰を授与しました。
夏寒松主任は、1988年に国費留学生として渡日し、その後約14年間日本の大学や医療機関で医学を学びました。2002年に上海に戻り、邦人への医療サービスの提供を目的に設立された浦南医院国際医療部で勤務を開始し、以降今日まで20年以上にわたり、日本語や日本の医療制度・技術に精通した医師として、在留邦人を対象に良質な医療サービスを提供されています。
また、邦人の医療関係者に知己が多く、中国人医師の日本医療機関への派遣や日本人医師の浦南病院での受入れを行っており、日中間の医療交流の促進に尽力されています。


赤松大使は第14回昆山市・周市桜祭りに参加し、同実行委員会に在外公館長表彰を授与
3月24日、赤松秀一総領事・大使は昆山市周市鎮で開催された第14回昆山市・周市桜祭りに参加し挨拶を行うとともに、同桜祭りが、昆山市における経済面も含めた日中交流プラットフォームとなっていることを評価し、「昆山・周市桜祭り実行委員会」に対し、在外公館長表彰を授与しました。
昆山・周市桜祭りは、昆山市周市鎮が2007年に開園した桜園を会場に、同政府主催により2009年から毎年開催されている行事です(2022年のみ新型コロナウイルス感染症拡大により中止)。
毎年の桜祭り開催に当たっては、周市鎮政府のサポートを得て、周市鎮に拠点を置く日系企業70社余りによる「周市日本企業聯誼会」(2006年設立)が準備をしています。
当日は、昆山・周市桜祭り実行委員会を代表して、沼野政志・周市日本企業聯誼会会長へ赤松大使から表彰状が授与されました。


赤松大使は上海上善園文化センターの花見茶会に出席
3月26日、赤松秀一総領事・大使は、上海松江区の創異工房園区内に設立された上善園文化センターにおける「花見茶会」に出席し、挨拶を行いました。
上善園は、蘇州の古民家建築と日本式の茶室及び庭園建築を融合した非営利の文化施設で、温州出身の企業家である嘉利特荏原ポンプ業有限公司副董事長の李國斌氏が、同社の所有敷地である創異工房園区内において、2018年から4年以上の歳月をかけて設立しました。
赤松大使は、挨拶にて、日中双方の方々と共に、日中双方の文化の趣向が凝らされたお花見を楽しむ機会は貴重であり大変嬉しく思う旨を述べました。
花見会には、上海日本人学校関係者、松江区所在の日系企業関係者、日中双方のデザイン・建築・文化の専門家等が参加し、同会では茶道裏千家淡交会上海和敬会の蒋宗霞・副幹事長社中による野点が披露されました。野点に際して、上海と南京の和菓子店「四つ葉」店主・金田峰男氏が制作した和菓子が提供されました。その後、中国式の茶芸及び曲水の宴が披露され、参加者は満開の桜を鑑賞しながら交流を楽しんでいました。



赤松大使は上海京劇院の京劇を鑑賞
3月26日、赤松秀一総領事・大使は、上海逸夫天蟾舞台において、上海京劇院の京劇「曹操と楊修」を鑑賞すると共に、張帆・上海京劇院長及び「曹操と楊修」に出演する厳慶谷・国家一級俳優と懇談し、上海における京劇の特徴及び若手の京劇人材育成の現状等について意見交換を行いました。


赤松大使はアマダ上海テクニカルセンターを訪問
3月28日、赤松秀一総領事・大使は上海市のアマダ上海テクニカルセンターを訪問しました。
白石大・天田(中国)有限公司総経理他の案内で、テクニカルセンターの展示会場やシステムアップ工場を視察し、同社の事業概要や中国市場における取組などについて説明を受けるともに、意見交換を行いました。




赤松大使は蘇州市のミネベアミツミ中国テクニカルセンター及び上海市の同社ベアリング工場を訪問
3月28日、赤松秀一総領事・大使は江蘇省蘇州市のミネベアミツミ中国テクニカルセンター及び上海市の同社ベアリング工場を訪問しました。
石上統英・中国総支配人などの案内で、テクニカルセンターのショールーム、信頼性試験室やベアリング工場を視察し、同社の事業概要や中国市場における取組などについて説明を受けるともに、意見交換を行いました。




森経済部長は江蘇省淮安市を訪問
3月30日及び31日、当館森経済部長は、当地の食品関係の日本企業等と共に江蘇省淮安市を訪問し、市政府関係者との意見交換、日中友好書画展参観、同市洪澤区食品科学産業園視察及び日中(洪澤)緑色食品産業協力座談会に出席しました。



米田広報文化部長はANA上海線就航30周年記念行事に出席
3月30日、当館米田麻衣・広報文化部長は、全日本空輸株式会社(ANA)の日本―上海線就航30周年記念行事に参加し、挨拶を行いました。併せて、星英樹・ANA 上海支店長と共に、修復した記念石碑の除幕を行いました。
今回の会場は、日中国交正常化35周年及びANA中国線就航20周年であった2007年、上海虹橋空港周辺でグリーンベルト(緑化)づくりを推進していた上海市政府とANAグループの協働にて、「私の青空 上海(虹橋)空港・いのちの森」として植樹活動が行われた場所であり、日中友好の象徴となっています。



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