総領事館の活動

令和4年11月16日
【活動報告2022年10月】

 

赤松大使がパナソニックインダストリー(中国)の新オフィス移転式に出席

  10月8日、赤松秀一総領事・大使は、上海市の新ビジネスゾーンである前灘にて行われたパナソニックインダストリー(中国)の新オフィス移転式に出席し、挨拶を行いました。
  赤松大使は、当地での長年にわたる活躍に敬意を表したうえで、今回の移転に祝意を述べるとともに日中両国の更なる発展につながることへの期待を述べました。 併せて、殷志明総裁等の案内で、展示スペースや新オフィス内の視察を行いました。
 
 

呉四海・映像プロデューサーへの日中国交正常化50周年記念 外務大臣表彰授賞式を実施
  10月12日、当館は「呉四海・映像プロデューサーへの日中国交正常化50周年記念 外務大臣表彰授賞式」を実施しました。  授賞式では、日本政府を代表し、赤松秀一総領事・大使より、呉四海・映像プロデューサーに対し、令和4年度外務大臣表彰を授与いたしました。
  呉四海・映像プロデューサーは、1996年に中国で唯一、番組名で「日本」を盛り込んだテレビ番組「中日之橋」を創設し、以来18年に亘り自らプロデューサー兼司会者を務められました。これをきっかけに、幅広い年齢層の対日理解促進に繋がることとなりました。また、上海市日本学会理事及び上海市欧米同学会留日分会理事として、自ら日中民間交流イベントを企画・成功させるなど、公私ともに日中両国の国民感情や相互理解の増進に貢献してこられました。さらに、日本書籍を自ら中国語に翻訳し、中国における日本事情の発信にも尽力されております。2015年には、在外公館長表彰を授賞されております。
  赤松大使は、呉四海・映像プロデューサーのこれまでの日中交流における多大な貢献に感謝の意を表するとともに、呉四海・映像プロデューサーの今後のご活躍により、50年、100年続いていく両国の民間交流の礎となることに期待する旨の祝辞を行いました。
 
                                                                                                                                ⒸWhenever

 
赤松大使は当地で活躍する華道家3名に在外公館長表彰を授与
  10月14日、当館赤松秀一総領事・大使は、華道を通じた日中友好交流への貢献に敬意と感謝を表し、飯塚千景・いけばな草月流上海支部長、譚芳其・小原流上海東方支部長、王盈・華道家元池坊上海支部長の3名に、在外公館長表彰を授与しました。
  3名の先生方はいずれも、これまで展覧会やデモンストレーションなどを通じ、生け花の魅力を伝えて来られました。また、それぞれの流派の上海支部長として、長年後進の指導に当たり、当地における華道の発展及び華道を通じた日中友好交流に貢献してこられました。当館のイベントやレセプションなどにも度々ご協力いただいています。
  中国における華道が今後ますます発展し、華道を通じた日中友好交流が更に促進されることを期待しています。
  
 
赤松大使は玉佛禅寺に在外公館長表彰を授与
  10月18日、赤松大使は上海玉佛禅寺に対し、在外公館長表彰を授与しました。
  上海玉佛禅寺は、仏教のみならず、花道や茶道を通じた日中伝統文化交流に積極的に取り組み、上海において仏教を軸とした日中友好交流の拠点とも言える役割を果たしてきています。上海玉佛禅寺方丈の覚醒法師は挨拶の中で、今後も日本との民間交流に力を入れていきたいと述べました。

 

赤松大使は銭鋒・中日国際輪渡有限公司総経理に在外公館長表彰を授与
  10月19日、銭鋒・中日国際輪渡有限公司総経理に対し、これまでの日中交流活動に対する貢献を称え、赤松秀一総領事・大使から「在外公館長表彰」を授与いたしました。中日国際輪度有限公司は、1985年に日中双方で50%ずつ出資して設立された合弁会社で、社名に「中日」を掲げる唯一の中央企業であり、創業以降、日中間の海上輸送をリードし、経済分野、留学、青少年交流等、各分野での日中間の輸送や交流に貢献されました。また、2018年に台風が関西国際空港を直撃し、多くの帰国困難者が発生した際の帰国支援や、2020年の新型コロナウイルス感染症が武漢市で発生した際の支援物資輸送など、非常時においても貢献されました。銭鋒・中日国際輪渡有限公司総経理は、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響も未だ続いている中、先見の明を持ち、日中間を運航する新たなフェリー「鑑真号」の造船プロジェクトを始動され、さらなる日中間の交流活性化に尽力されております。
  赤松大使からは、挨拶の中で、銭総経理のこれまでの取組みに対し敬意を表し、より一層の日中間の交流促進、とりわけ青少年交流の活性化に向け貢献されることを期待する旨述べました。
 
  
赤松大使は江蘇省揚州市を訪問
  10月21~22日、赤松秀一総領事・大使は、日中国交正常化50周年及び「江蘇日本友好交流年」の一環として、江蘇省揚州市を訪問し、王進健揚州市長と会見を行いました。同訪問には、垣内隆・上海日本商工クラブ理事長をはじめとする日系企業他約20名が同行しました。
  会見では赤松大使より、日中国交正常化50周年の記念すべき年に、鑑真和上ゆかりの地であり、長江デルタ地域の中でも発展の潜在力の高い揚州市を訪問できたことは感慨深い旨述べるとともに、今回の訪問が揚州市と日本との青少年交流や地域間交流拡大の契機となることを期待する旨述べました。
 
  続いて、日中(揚州)経済貿易文化交流会に出席し、揚州市側から投資環境の概況や今後の取組の方向性について説明を受けました。赤松大使からは、スマート化・グリーン化を推進する揚州市は、日本企業との積極的な交流の可能性を大いに秘めた地域であり、日中共通の課題における新たなビジネスチャンスの創出も含め、今後の相互交流がより深化していくことを期待する旨述べました。

  翌日午前には揚州市と佐賀県唐津市との友好都市締結40周年の式典に参加し、地方都市間の交流の促進により、より一層国民間の交流が緊密になり、国と国との関係の基礎が更に堅固になることを期待する旨述べました。続いて、揚州経済技術開発区及び揚州市を代表する自動車部品及び基盤制作の企業2社の視察も行いました。
 
  午後には、一行は、約1300年前に鑑真和上が住職を務めたことで著名な揚州大明寺を訪問し、能修住職から説明を受けました。揚州大明寺のこれまでの日中友好交流に対する多大な貢献を讃え、在外公館長表彰を授与しました。

赤松大使は揚州サラガード医療用品有限公司の開所式に出席
  10月21日、赤松秀一総領事・大使は、江蘇省揚州市で開催された日本のサラヤ株式会社と中国企業の合弁会社である揚州サラガード医療用品有限公司の開所式に出席し挨拶を行いました。
  赤松大使は、サラヤ株式会社の長年にわたる「衛生・環境・健康」の向上への貢献に敬意を表したうえで、今回の開所に祝意を述べるとともに、日中両国の更なる発展につながることへの期待を述べました。開所式には、王進健・揚州市市長も出席されました。
 

赤松大使から揚州大明寺に在外公館長表彰を授与
  10月22日、赤松秀一総領事・大使は、垣内隆・上海日本商工クラブ理事長を始めとする日系企業他約20名の代表団と共に、日中国交正常化50周年及び「江蘇日本友好交流年」の一環として訪問中の揚州市にて大明寺を視察し、これまでの日中交流活動に対する貢献を称え、赤松大使から「在外公館長表彰」を授与いたしました。
  大明寺は中国南朝の大明年間(457-464年)に建立された古刹であり、日本に仏教及び中国文化を伝えた鑑真和上がかつて住職を務めた寺として知られています。
  赤松大使は、挨拶の中で、その昔、日本の長屋王が唐に送った千の袈裟に縫われていたという「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」の詩を紹介しました。当時、鑑真和上はこの詩に心を動かされ、日本に渡る僧を募ったと言われています。また、1980年、唐招提寺所蔵の鑑真和上座像がここ揚州で展示されたことをきっかけに、日本との仏教交流の機運が高まり、大明寺では日本で佛教を学ぶ僧に向けた日本語教育が始まったこと、また揚州市は、奈良市、また、それ以外の日本の都市とも友好都市提携を結び、様々な交流活動を行って来ており、各自治体からの訪問団が揚州市を訪れた際には、大明寺を参拝して交流を行っていることを指摘し、鑑真和上のご縁により大明寺が揚州市における日中友好の拠点として大きな役割を果たしてきたことに敬意を表しました。
 

赤松大使は三菱電機智能製造テクノロジーイノベーションセンターを訪問
  10月24日、赤松大使は、赤松秀一総領事・大使は三菱電機智能製造テクノロジーイノベーションセンターを訪問しました。川畑勝也・三菱電機中国総代表等と、中国市場の現状やファクトリーオートメーションに関する同社の取組等について説明を受けるともに、意見交換を行いました。その後、張巍・三菱電機自動化(中国)有限公司総裁等の案内で、ショールームなどの視察を行いました。
 

赤松大使が第23回蘇州日商倶楽部ゴルフコンペに出席
  10月29日、赤松秀一総領事・大使は、蘇州日商倶楽部(松永好弘会長)主催の第23回ゴルフコンペに参加しました。表彰式では、日中国交正常化50周年を期して、赤松大使から優勝者に対して初となる「総領事杯」が授与されました。
 

「一期一会」への外務大臣表彰授賞式及び日中国交正常化50周年記念日中友好講演会を実施
  10月30日、当館多目的ホールにて、上海の民間交流団体である「一期一会」への外務大臣表彰授賞式及び日中国交正常化50周年記念・日中友好講演会を実施しました。授賞式では、赤松秀一総領事・大使より、「一期一会」代表・雪暁通会長に対し、令和4年度外務大臣表彰を授賞しました。また、表彰式後に、一期一会会員で元中国外交部に勤務し、在東京の中国大使館に2回勤務した経験をもつ徐剣先生を講師にお迎えして日中国交正常化50周年記念・日中友好講演会を行いました。