総領事館の活動

令和4年3月31日
【活動報告20223月】


赤松秀一総領事・大使が江西省南昌市を訪問
    3月1日から3日、赤松秀一総領事・大使は、江西省南昌市を訪問しました。概要は以下のとおりです。
 
    【1】陳小平・江西省副省長および万広明・南昌市長と会見
    3月1日及び2日、赤松秀一総領事・大使は江西省南昌市を訪問し、陳小平・江西省副省長および万広明・南昌市長とそれぞれ会見を行いました。赤松大使は、日頃の邦人の安全確保および日系企業への支援に感謝を述べました。双方は、日中国交正常化50周年を機に、青少年交流、文化交流そして地域間交流を通じ相互理解を一層推し進め、 本年6月頃に南昌市で集中交流週間を行うことを確認しました。 
 
 
    【2】高松南昌中日友好会館を訪問
    3月1日、赤松総領事・大使は梅梅・南昌市外事弁公室主任らの案内のもと、高松・南昌中日友好会館を視察しました。同館は、1995年に同市と香川県高松市の友好都市提携5周年を記念して建てられ、2020年の友好都市提携30周年に際し、南昌市が資金を投じてリニューアルオープンしました。館内には同市と高松市が30年に亘って継続してきた様々な分野における交流の取組等を紹介する展示室のほか、多目的ホール、文化体験室、高松市から派遣される日本語講師向けの宿泊施設等が備わっています。
   
 
    【3】江西五十鈴汽車有限公司および江西五十鈴発動機有限公司を訪問
    3月2日、赤松秀一総領事・大使は、江西五十鈴汽車有限公司および江西五十鈴発動機有限公司をそれぞれ訪問しました。
   江西五十鈴汽車有限公司の上田雅彦執行副総経理からは、同社が生産している車両や中国の自動車市場や今後の商用車のEV化等について説明を受けました。江西五十鈴発動機有限公司の藤掛康夫総経理からは、同社の生産しているエンジンや年々厳しくなっている環境規制への対応等について説明を受けました。また、各社の担当者による案内で車両工場とエンジン工場を視察し、車両及びエンジンの生産工程について理解を深めました。
 
 
    【4】江西省日本関係者と意見交換
    3月2日、赤松秀一総領事・大使は、江西省日本人協会のメンバーと意見交換を行いました。生活、ビジネス、日本語教育等、様々な話題を通して南昌市への理解を深めました。また、3月4日、日本での就業や留学経験を持ち、南昌の各界で活躍する中国人関係者と交流し、今後の日中国交正常化50周年を記念する事業の実施などについて意見交換を行いました。


赤松大使はNTTコミュニケーションズ(中国)上海浦東データセンターを訪問  
    3月14日、赤松秀一総領事・大使は、NTTコミュニケーションズ(中国)社の上海浦東データセンターを訪問しました。同社の張建明董事長・総経理から、中国における事業概況や活動状況などについて説明を受けるともに、意見交換を行いました。その後、同社担当者の案内で、データセンターの見学を行いました。
 
 
酒類オンラインセミナー「中国酒類市場、最前線!」を実施  
    3月15日、日中国交正常化50周年記念事業として、オンラインセミナー「中国酒類市場、最前線!」を開催しました。
    2022年、日本産酒類最大の輸出先であった中国の酒類市場の最新動向について、我が国の伝統酒である清酒・焼酎にフォーカスし、二つのテーマにて講演を行いました。中国で発展著しいEC市場の動向について株式会社Nint経営戦略担当の堀井良威様からは「中国における酒類ECマーケットの現状分析~ECビッグデータで探る中国ビジネス機会~」をテーマに、飲食・小売市場における現場動向について上海頌福実業有限公司総経理の吉本哲平様からは「焼酎は売れ始めたのか?」をテーマに御講演いただきました。御参加された約180人の日中の酒類関係者の皆様から熱心な質問があるなど、大変盛況でした。
 

「江蘇日本友好交流年」開幕式の実施  
    3月24日、当館及び江蘇省外事弁公室の共催で、日中国交正常化50周年を記念して開催する「江蘇日本友好交流年」のオンライン開幕式を開催いたしました。
    赤松大使は、江蘇省と日本とは、歴史的、文化的に最も長くて深い関係にあり、今や経済的にも最も重要なパートナーの一つであることを指摘した上で、 我々が長い交流の歴史を通じてお互いに共感できる文化を磨き上げてきたこと、こうした共通の文化基盤は日本以外の国との間では見られないものであることにも触れ、双方の協力を通じて多くの交流を実施していくことを呼びかけました。
 

赤松大使から「無錫中日桜花友誼林民間活動」に対し在外公館長表彰を授与  
    3月24日、無錫「国際月間」及び国際花見ウィーク開幕式が行われ、当館から赤松秀一総領事・大使がオンライン上で出席し、挨拶を行いました。また、同開幕式の中で、「無錫中日桜花友誼林民間活動」に対し、これまでの35年にわたる日中交流に対する貢献を称え、赤松大使から「在外公館長表彰状」を授与し、臧志成・無錫市人民対外友好協会法定代表者が代表として受け取りました。
    赤松大使は、挨拶の中で、これまで無錫中日桜花友誼林の植林及び発展に尽力いただいた日中双方の官民全ての関係者に改めて敬意と、感謝を表すとともに、引き続き日中交流や相互理解促進への貢献を期待する旨述べました。
 
 
第2回専門学校留学フェア
   3月26日、当館と中国の信男教育学園との共催によって「第2回専門学校留学フェア」をオンライン形式で開催しました。中国全土から約140名の参加を得て盛大に実施しました。まず、日本の専門学校6校から参加者へ向けたプレゼンテーション、その後、日本の専門学校に留学経験がある中国人の方々4名から専門学校の魅力等について講演を行い、参加者は何れも熱心に各学校の説明や講演者の話に聴き入っていました。
               
  
オンラインセミナー「中国における清酒・焼酎の現状と未来」を開催
   3月27日、日中国交正常化50周年記念事業として、オンラインセミナー「中国における清酒・焼酎の現状と未来」を開催しました。2022年、日本産酒類最大の輸出先である中国において、我が国の伝統酒である清酒・焼酎への関心は非常に高まっています。日本において日本産酒類、特に焼酎・泡盛の品質向上に努めてきた経験がある当館宮本領事から、清酒・焼酎業界の現状と今後の未来について講演を行いました。約40名の中国在住の方が御参加され,熱心なご質問をいただくなど、中国における清酒・焼酎への関心の高まりが感じられました。


過去の情報