総領事館の活動
令和4年3月15日
【活動報告2022年2月】
赤松秀一総領事・大使が上海市内の日本ゆかりの地を散策
2月9日、赤松秀一総領事・大使は、上海社会科学院歴史研究所特約研究員で、上海在住日本人社会とその歴史研究の第一人者である陳祖恩教授の案内の下、匯山埠頭、黄浦埠頭、かつての日系紡織工場とその職員宿舎など、日本とゆかりの深い場所を散策しました。


徐静波・復旦大学教授への在外公館長表彰及び記念講座を実施
2月12日、赤松秀一総領事・大使は、徐静波・復旦大学日本研究センター教授に対して、在外公館表彰を授与しました。徐静波教授は復旦大学日本研究センターにて30年以上にわたり、日中文化関係、日中文化比較の分野における研究並びに後進の指導に尽力され、出版や講演を通じてその成果を広く世に還元されてきました。徐教授は受賞に際し、これまで自身が取り組んできた研究活動や関心を振り返りつつ、重要な隣国である日本と中国の更なる友好関係の発展のために、今後も自身の研究を続けたいと述べました。表彰式に続き、「『魔都』イメージの誕生:『大正』日本人が見た上海(1912-1925)」と題した講演会を実施しました。


赤松秀一総領事・大使は上海国際医学中心を訪問
2月17日、赤松秀一総領事・大使は上海国際医学中心を訪問し、院内の視察及び劉衛東・上海国際医学中心院長と懇談を行いました。赤松大使は、同センターが中国国内屈指の総合病院として当地邦人に対しても極めて高度な医療サービスを提供頂いている事に対し感謝を述べると共に、日中国交正常化50年を契機とし今後日中間で協力可能な医療分野について、意見交換を実施しました。


許建東・上海許建東将棋倶楽部理事長に在外公館長表彰を授賞及び日中青少年将棋交流イベントを開催
2月19日、赤松秀一総領事・大使は、許建東・上海許建東将棋倶楽部理事長に対して、上海における将棋文化の普及を通じた対日理解及び友好親善の促進に対する貢献に感謝と敬意を表し、在外公館長表彰状を授与しました。表彰式に引き続き、上海許建東将棋倶楽部の協力の下、上海日本人学校と上海市内の現地校の小中学生が将棋を通じて交流する日中国交正常化50周年記念「日中青少年将棋交流イベント」を行いました。


于強・中国作家協会会員への在外公館長表彰及び記念講演会を実施
2月20日、赤松秀一総領事・大使は、于強・中国作家協会会員に対して、在外公館表彰を授与しました。于強氏は30年以上に亘り、前半は安徽省馬鞍山市政府の幹部、後半は特に小説家としての立場で、日中交流に尽力してこられました。1987年、于強氏は自身が支援した中国残留孤児の方の経験を題材として『風媒花』という小説を著し、日本でも翻訳され話題となりました。その後も、日中交流をテーマとする著作を4作発表し、何れも日本語訳され日本で出版されています。于強氏は、表彰式後に行われた章坤良・痴三文化伝播有限公司董事長との記念対談で、「風媒花」等の作品を執筆するに至ったきっかけや経験など、作品の背景について語りました。


焼酎認定証贈呈式
2月24日、赤松秀一総領事・大使は、鹿児島県上海事務所が主催する「鹿児島本格焼酎販売応援店」認定証贈呈式に出席しました。「鹿児島本格焼酎販売応援店」は鹿児島の焼酎を積極的に取り扱う飲食店や小売店、販売代理店を認証する制度です。本式典には中国の著名な俳優で、かごしま焼酎大使である林棟甫氏も参加し、関係者と交流をしました。
鹿児島本格焼酎の試飲や鰹のたたきなどの鹿児島県産食品の提供、焼酎を使用したカクテルなどが振る舞われるなど、焼酎を中心とする鹿児島県産品がPRされました。


『日本を知る』シリーズ講座(学術編その2)
2月25日、当館多目的ホールにて、当館、一期一会(上海所在の日中民間交流団体)の共催、上海朝日教育集団の協力の下、日中国交正常化50周年記念「日本を知る」シリーズ講座(学術編その2)を開催しました。今回の講師の李玉紅・上海交通大学設計学部風景庭園学科准教授は、東京農業大学で博士号を取得し、現在は同大学の客員としても研究に取り組まれています。李先生は、『日本で造園を学ぶ』とのテーマの下、豊富な写真や資料を用いて日本の造園の特徴及び分類の他、日本の著名な建築家や庭園設計士等の作品についても紹介し、聴衆は真剣に聞き入っていました。


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