総領事館の活動
総領事は趙建軍・無錫市長と会見しました
12月2日から3日にかけて、総領事・大使の岡田勝は江蘇省無錫市を訪問しました。
2日夕方、総領事は趙建軍・無錫市長と会見し、続けて趙市長主催の夕食会に出席しました。会見において総領事は、無錫市政府の日系企業及び在留邦人に対する支援に感謝するとともに、蘇州と深圳における事件に言及しつつ、引き続き、無錫市における在留邦人の安全確保を要請しました。また、同市が、桜の植樹を含む日中文化交流及び人的交流を30年以上にわたり毎年行ってきたことに感謝の意を表しました。双方は、11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めるとともに、文化交流、青少年交流を含む民間交流を後押ししていくことで意見の一致を見ました。
これに先立ち、同日昼には、無錫日商倶楽部会長はじめ主要な幹部と懇談し、無錫におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。その後、無錫村田電子有限公司を訪問し、積層セラミックコンデンサの製造過程を視察しました。
3日、無錫日本人補習授業校を視察し、同日昼は、無錫在住の留日関係者等と懇談を行いました。その後、パナソニックエナジー無錫有限会社にてリチウムイオン電池等の製造過程を視察しました。
総領事は大阪市・上海市友好提携50周年記念行事に出席しました
12月4日から5日にかけて、総領事・大使の岡田勝は、大阪市と上海市の友好提携50周年を記念した一連の行事に出席しました。
4日、総領事は、黄浦区和平飯店において横山英幸・大阪市長と龔正・上海市長との会見に出席しました。
会見では、横山市長より、両市の交流を深めていきたいこと、また来年開催される大阪・関西万博には、龔市長をはじめ、多くの中国の方に来阪して頂きたいと述べました。龔市長は、両市の交流をより強化し、両市の50年に及ぶ深い友情が持続していくことを期待すると述べました。
5日、総領事は、同区錦江飯店にて行われた大阪市・上海市友好都市提携50周年記念ネットワーキング・レセプションに出席し、挨拶しました。挨拶では、大阪市と上海市の友好が50周年を迎えたことに祝意を表するとともに、両市の交流が更に活性化することを期待すると述べました。
その後、上海世博会博物館にて開催された日中平和友好コンサートに出席しました。コンサートでは、大阪出身アーティストの浅田あつこさん、中国伝統楽器奏者の呉強さん、上海音楽学院金豈楽団が、日中の楽曲で共演しました。
総領事は「第27回日中ものづくり商談会兼2024日中未来産業大会」に出席しました
12月5日、総領事・大使の岡田勝は、上海市にて行われた「第27回日中ものづくり商談会兼2024日中未来産業大会」に出席し、挨拶しました。
総領事は、20年以上にわたる日中経済交流の推進に敬意を表したうえで、今回のイベントを契機に日系企業の中国でのビジネスが更に拡大し、日中両国の経済の更なる発展につながることへの期待を述べました
総領事は上海豊田紡織廠記念館展示リニューアルオープニング式典に出席しました
12月5日、総領事・大使の岡田勝は、上海市にて行われた上海豊田紡織廠記念館展示リニューアルオープニング式典に出席し、挨拶しました。
総領事は、記念館展示のリニューアルに祝意を表した上で、記念館が日中両国の人々の相互理解を深め友好を育む場所であり続けること、そして記念館が伝える日中の歴史の絆が次の世代へと着実に引き継がれていくことへの期待を述べました。
併せて、リニューアルされた展示ゾーンの視察を行いました。
総領事は「華鐘コンサルタント会社創立30周年記念第37回秋季中国セミナー」に出席しました
12月5日、総領事・大使の岡田勝は、オンラインにて行われた「華鐘コンサルタント会社創立30周年記念第37回秋季中国セミナー」に出席し、挨拶しました。
総領事は、本年が華鐘コンサルタントの創立30周年であるとともに、セミナーが20年の節目を迎えたことに祝意を表するとともに、本セミナーを契機に日系企業の中国でのビジネスが更に拡大し、日中両国の経済の更なる発展につながることへの期待を述べました。
「日中植林・植樹国際連帯事業」2024年度中国高校生デザイン交流訪日団壮行会を開催しました
12月7日、当館多目的ホールにおいて「日中植林・植樹国際連帯事業」2024年度中国高校生デザイン交流訪日団壮行会を開催しました。
上海市、浙江省、江蘇省の5つの高校から選ばれた教師、生徒60名が、12月8日から14日まで日本を訪問し、各地を回りながらデザインが社会で果たしている役割について学ぶとともに、日本の高校生との交流や植樹活動等を行いました。
総領事・大使の岡田勝は壮行会の挨拶で、本訪日団の実現に尽力した日中双方の関係者に対して謝意を表明するとともに、生徒たちが訪日をきっかけにそれぞれ関心を有する分野で能力を磨き、将来日中の架け橋として活躍していくことへの期待を述べました。
総領事は三友会で講演しました
12月10日、総領事・大使の岡田勝は、花園飯店にて行われた「上海三友会」に出席し、「日中関係と中国」について講演しました。
総領事は講演で、11月15日に行われた日中首脳会談の概要等を紹介しつつ日中関係について述べるとともに、在留邦人の安全な生活環境の確保及び日系企業のビジネス環境の改善などに取り組んでいく旨を述べました。
総領事は張彤・南通市長と会見しました
12月16日、総領事・大使の岡田勝は、江蘇省南通市を訪問し、張彤市長と会見し、続けて張市長主催の夕食会に出席しました。会見において総領事は、南通市政府の在留邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、蘇州と深圳における事件に言及しつつ、引き続き、同市における在留邦人の安全確保を要請しました。張彤市長からは、引き続き在留邦人の安全確保及び日系企業への支援をしっかり行う旨発言がありました。
また、総領事は、南通空港と関西国際空港間の直行便の運行及び南通市と愛知県豊橋市、大阪府和泉市との友好都市関係に言及し、また2025年4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博において、南通市は和泉市の太鼓チームと15分間のコラボステージに出演予定であることに触れ、今後の友好都市交流への期待を述べました。
双方は、11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めると同時に、文化交流、青少年交流を含む民間交流を後押ししていくことで意見の一致を見ました。
総領事は南通市を訪問しました
12月16日、総領事・大使の岡田勝は、江蘇省南通市を訪問しました。
総領事は、同日夕刻からの南通市長との会見に先立って、午前は、ポリプラスチックス株式会社のグループ会社であるDP Engineering Plastics (Nantong) Co., Ltd.(大宝理工程塑料(南通)有限公司)の新工場開所式に出席し、挨拶しました。
挨拶では、ポリプラスチックスの長年にわたる当地での事業活動に敬意を表した上で、新工場の開所に祝意を述べるとともに、日中両国の更なる発展に繋がることへの期待を述べました。また、中国に進出する日系企業の新たな飛躍を、各地方政府と協力して最大限支援していく旨発言しました。
午後は、南通日本人会会長はじめ主要な幹部と懇談し、南通市におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行い、続けて、南通市政府関係者も交えた座談会も実施しました。
総領事は盧山・浙江省副省長と会見しました
12月17日、総領事・大使の岡田勝は、浙江省杭州市を訪問し、盧山・浙江省副省長と会見しました。総領事は、浙江省の日系企業及び在留邦人に対する支援に感謝の意を表するとともに、蘇州と深圳における事件に言及しつつ、引き続き、同省における在留邦人の安全確保を要請しました。双方は、11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえて具体的な経済交流を進めると同時に、文化交流、青少年交流を含む民間交流を後押ししていくことで意見の一致を見ました。
これに先立ち、杭州及び蕭山の日商倶楽部の会長と懇談し、浙江省におけるビジネス及び生活環境等について意見交換を行いました。。
総領事は杭州日本人学校等を訪問しました
12月17日から18日にかけて、総領事・大使の岡田勝は、浙江省杭州市を訪問しました。
17日の浙江省副省長との会見に引き続き、18日は杭州日本人学校を視察しました。総領事は、同校の安全対策等について意見交換を行うとともに、授業等を見学しました。
その後、総領事は日本語コースを設置している杭州緑城育華学校を訪問し、日中交流等をテーマに講演し、生徒と交流しました。
また、当地の日本語教育を専門とする大学教授と懇談し、昨今の日本語教育状況等について意見交換を行いました。
総領事は菱友会で講演しました
12月20日、総領事・大使の岡田勝は、花園飯店にて行われた「菱友会」に出席し、「日中関係と中国」について講演しました。
総領事は講演で、11月15日に行われた日中首脳会談の概要等を紹介しつつ日中関係について述べるとともに、在留邦人の安全な生活環境の確保及び日系企業のビジネス環境の改善などに取り組んでいく旨を述べました。
総領事は上海三国精密機械有限公司設立30周年記念樹植樹式典に出席しました
12月23日、総領事・大使の岡田勝は、上海市にて行われた上海三国精密機械有限公司設立三十周年記念樹植樹式典に出席し、挨拶しました。
総領事は、上海三国精密機械有限公司が設立30周年を迎えたことに祝意を表したうえで、30周年を契機に中国での事業が更に拡大することで、日中両国の経済の更なる発展につながることへの期待を述べました。
併せて、工場の視察を行うとともに、中国市場の現状や同社の取組等について意見交換を行いました。
総領事はスシロー蘇州中心店の開業式典に出席しました
12月24日、総領事・大使の岡田勝は、日本の回転ずし大手である「スシロー」の蘇州中心店の開業式典に出席しました。
蘇州中心店はスシローの華東地区における初めての店舗であり、同店舗の開業によって中国大陸では47店舗目となります。
開業式典終了後、総領事は同店の視察を行い、関係者と寿司をはじめとする日本食や日本産酒類の中国における販路拡大について意見交換を行いました。
総領事はNTTコミュニケーションズ(中国)上海浦東データセンターを訪問しました
12月26日、総領事・大使の岡田勝は、NTTコミュニケーションズ(中国)社の上海浦東データセンターを訪問しました。
同社の張建明董事長・総経理をはじめとする関係者から、中国における事業概況や活動状況などについて説明を受けるともに、意見交換を行いました。その後、同社担当者の案内で、データセンターの見学を行いました。
「日中植林・植樹国際連帯事業」2024年度上海交通大学次世代日中友好団事後報告会を開催しました
12月26日、当館にて「日中植林・植樹国際連帯事業」2024年度上海交通大学次世代日中友好団事後報告会を開催しました。
「日中植林・植樹国際連帯事業」は、中国を始めとする外国の青年・青少年を訪日招へいし、植樹活動を始め、環境及び防災に関するセミナー、企業や関連施設の視察等を行い、環境保護及び防災への意識を高めるとともに、対日理解の一層の促進を図ることを目的として実施しているものです。2024年度上海交通大学次世代日中友好団は、上海交通大学の教員・学生149名で構成されており、11月17日から23日の日程で日本を訪問し、5つの分団に分かれて企業や大学を訪問・交流するとともに、植樹活動等を行いました。
今回の事後報告会には、上海交通大学からは、団長を務めた劉衛東・上海交通大学副学長を筆頭に、日本を訪問した教員・学生の代表17名が当館を訪問し、岡田総領事・大使との間で訪日の所感を共有し、意見交換を行いました。
参加学生代表からは、それぞれの分団の活動概要について紹介があり、「日本の街では、建物についても文化についても、伝統的なものと現代的なものが共存しており、それが都市それぞれの多様な魅力につながっていると感じるとともに、自国の文化を良く守っていると思った」「日本では新幹線が都市と都市を結んでいるが、スピードも速い上に定刻運行が行われており、安全性も高く日本人の真面目さを感じた」「ゴミの分類が多く、回収再利用についての意識が高いと感じた」「防災において先進的な技術と事前の備えが人の命をどれだけ救うかということが理解でき、防災・減災にかける日本の情熱を感じた」等の意見が述べられるとともに、「中日の間には様々な差異が存在するが、国や個々人の背景、言葉の違いは交流の障壁にはならず、直接交流をしていけば、お互いの違いを認めながら共通点を見つけることは可能だと感じた」として、更なる友好関係強化への心強い認識が示されました。
事後報告会の中では、双方から、今回の訪日団は、青少年を含む日中間の様々な分野での交流をさらに促進するとの両国の方針にも合致しており、両国の長期的な友好関係と共栄に資するものであるとの認識が示され、今後もそれぞれの立場から日中関係のさらなる発展に努めていくことが改めて確認されました。