総領事は「日中合作清酒“和醞”新商品発表会」に出席しました

令和7年11月10日
   10月28日午後、総領事・大使の岡田勝は江蘇省丹陽市で開催された「日中合作清酒“和醞”新商品発表会」に出席し、挨拶しました。本発表会には、丹陽市人民政府副市長の厳学華氏、日中合作清酒のOEM委託元である株式会社Sake RD代表取締役社長の渡邉禄朗氏、OEM委託先である丹陽頣和食品有限公司董事長の薛晋東氏らが出席しました。


   総領事は挨拶の中で、中国の清酒市場はこれまで日本料理店やインバウンド需要の増加に伴って拡大してきたが、ここから更に清酒が中国市場に浸透するためには、中華料理店をはじめとする日本食料理店以外の場における清酒の取扱いの増加が必要であると述べました。また、そのためには中華料理に合う清酒や、中国で醸造される中国の風土に合った日本清酒の登場など、日本清酒が全世界的なお酒になるためのプロセスが必要であると指摘しました。

   さらに、今回日中両企業が力を合わせて生み出した“和醞”は、“中国生まれの日本ブランド”であると述べ、まさに今清酒業界が必要としている“中国の風土に合った日本清酒の登場”そのものであり、日本の伝統酒である清酒という日本文化を代表するジャンルにおいて、日中の企業同士が力を合わせたブランドが誕生するということは、大変喜ばしいことであると述べました。




   発表会終了後、総領事一行は丹陽頣和食品有限公司の工場を視察しました。