総領事は「内山完造と日中友好」展覧会開幕式に出席しました

令和7年10月27日
    10月19日午前,総領事・大使の岡田勝は,上海市人民対外友好協会主催の「内山完造と日中友好」展覧会開幕式に出席し挨拶を行いました。上海市虹口区人民政府,岡山市日中友好協会,内山書店をはじめとする関係者約80名が開幕式に出席しました。


    総領事は,本開幕式において,以下の挨拶をしました。
 
    上海内山書店は,1917年に創設されました。そしてこの上海内山書店を舞台に,内山完造先生を通じた,魯迅先生を始めとする当時の日中知識人の間の文化交流は,日中民間文化交流史の中でも最も美しいエピソードの一つとなっています。このような交流がここ上海で行われたこと,その精神が今日にも引き継がれ,本日こうして展覧会が盛大に開催されますことを,上海にいる日本総領事として大変感慨深く思っています。
 
    私自身,北京の大使館勤務時代,そして昨年の9月に総領事として上海に着任して以降も,魯迅記念館,旧内山書店を訪れ,虹口区の皆様と深く交流を行ってまいりました。
 
    習近平主席はかつてこのように言っています。中日友好の基礎は民間にあり,中日関係の前途は両国人民の手にある。私も,建設的かつ安定的な日中関係を構築するには,両国国民間の交流をさらに一層拡大させなければならないと考えています。今回の展覧会を通じて,いま一度,先人達の間で行われた感動的な交流に想いを馳せたいと思います。
 
    開幕式では,陳靖・上海市人民対外友好協会会長,姜愛鋒・虹口区人民政府副書記,土井章弘・岡山市日中友好協会会長,及び内山深・内山書店社長も挨拶しました。