総領事は「鑑真号」旅客運送再開記念式典に出席しました
令和7年7月9日
6月28日午前、総領事・大使の岡田勝は、「鑑真号」旅客運送再開記念式典に出席、挨拶しました。
「鑑真号」は、昨年6月8日より、上海と大阪・神戸間で貨物輸送から始まりましたが、本年6月28日より、ついに旅客輸送も開始されることとなりました。
総領事は式典の挨拶で鑑真号の新たな門出に祝意を表した上で次のとおり述べました。
今から37年前の1988年の夏、当時大学生であった私は、大連での1年間の留学を終え、大連から列車で上海に移動し、上海から初代「鑑真」号に乗って神戸に帰りました。当時の状況は、今でもはっきりと覚えています。あれから37年の月日が経ち、在上海の日本総領事として、「鑑真号」の門出を祝う日を迎えられたことは感無量であります。
「鑑真号」の船名の由来となっている唐の高僧「鑑真和上」は、日本に仏教の戒律をもたらしたのみならず、日本の薬学や建築など様々な分野で偉大な功績を残した人物で、日本への東渡から約1270年が経った今も、鑑真和上が繋いだ日本との友誼は、今なおしっかりと受け継がれております。
初代の「鑑真」、2代目の「新鑑真」、そして3代目となる今回の「鑑真号」と、「鑑真号」が40年という長きに渡り、日中間の人的往来や物資輸送に尽力し続けてきたことは、5度の失敗にも挫けることなく、6度目に日本への上陸を果たした鑑真和上の精神を引き継いでいます。
「鑑真号」が、引き続き両国間の友好的な架け橋となり、先人が紡いできた偉大な功績を将来にわたり受け継ぎ、さらに発展させていく役割を担い続けることを心から期待しております。我々総領事館といたしましても、鑑真の精神を胸に、日中間の青少年等の交流が一層拡大していくよう尽力して参ります。

関係者との記念撮影


船内視察

「鑑真号」は、昨年6月8日より、上海と大阪・神戸間で貨物輸送から始まりましたが、本年6月28日より、ついに旅客輸送も開始されることとなりました。

総領事は式典の挨拶で鑑真号の新たな門出に祝意を表した上で次のとおり述べました。
今から37年前の1988年の夏、当時大学生であった私は、大連での1年間の留学を終え、大連から列車で上海に移動し、上海から初代「鑑真」号に乗って神戸に帰りました。当時の状況は、今でもはっきりと覚えています。あれから37年の月日が経ち、在上海の日本総領事として、「鑑真号」の門出を祝う日を迎えられたことは感無量であります。
「鑑真号」の船名の由来となっている唐の高僧「鑑真和上」は、日本に仏教の戒律をもたらしたのみならず、日本の薬学や建築など様々な分野で偉大な功績を残した人物で、日本への東渡から約1270年が経った今も、鑑真和上が繋いだ日本との友誼は、今なおしっかりと受け継がれております。
初代の「鑑真」、2代目の「新鑑真」、そして3代目となる今回の「鑑真号」と、「鑑真号」が40年という長きに渡り、日中間の人的往来や物資輸送に尽力し続けてきたことは、5度の失敗にも挫けることなく、6度目に日本への上陸を果たした鑑真和上の精神を引き継いでいます。
「鑑真号」が、引き続き両国間の友好的な架け橋となり、先人が紡いできた偉大な功績を将来にわたり受け継ぎ、さらに発展させていく役割を担い続けることを心から期待しております。我々総領事館といたしましても、鑑真の精神を胸に、日中間の青少年等の交流が一層拡大していくよう尽力して参ります。


関係者との記念撮影




船内視察