総領事は任少波・浙江大学党委書記と会見しました

令和7年6月23日
    6月17日、総領事・大使の岡田勝は、浙江省杭州市を訪問し、任少波・浙江大学党委書記と会見しました。
 

    総領事は、美しく歴史も長い浙江大学を訪問できた喜びを述べました。浙江大学は1897年に前身の求是書院が創立されて以来、中国における政治、経済、メディア、文化等あらゆる分野で傑出した人材を輩出する大学であり、日本においても名門大学として知名度が高い旨述べました。また、浙江大学には日本人留学生が30名以上在籍しており、留学生の安全確保や学習環境の整備に感謝の意を表しました。そして、今後とも継続して支援を願いたいと述べました。
 
    総領事は、今年の6月初旬に馬琰銘・浙江大学学長と鈴木康友・静岡県知事訪中団一行が浙江大学において会見し、浙江大学、静岡県、静岡大学、静岡県立大学の4者による「大学発スタートアップの交流、育成等に関する覚書」を締結したことに触れ、教授間の交流や新技術の開発に向けた共同研究を行う等の連携を深め、起業家の育成に繋げるものとして、大変意義深いと述べました。また、今後、浙江大学と日本の各大学との間で協力関係が更に拡大、深化し、各分野における日中間の学術交流並びに青少年交流が促進されることを期待すると述べました。
 
    双方は、昨年11月の日中首脳会談での共通認識を踏まえ、今後とも引き続き浙江大学との学術交流、文化交流、そして青少年交流を含む民間交流をより一層力強く後押ししていくことで意見に一致を見ました。
 
    会見には、張彦・浙江大学社会科学研究院院長、黄華新・同大学アジア文明研究院院長、梁君英・同大学国際合作交流処処長が同席しました。