総領事は日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 専門家向けレセプションに出席し、日本伝統酒文化振興賞授与式を執り行いました
令和7年6月23日
6月5日午後、総領事・大使の岡田勝は総領事公邸にて行われた当館主催の日本の伝統的酒造りシンポジウムin上海 専門家向けレセプションに出席しました。
開幕の挨拶で総領事は、日本清酒の現在の消費は主に中国国内の日本料理店や日本旅行の経験のある中国人の需要の増加などに頼っている面があると指摘し、ここから更に清酒が中国市場に浸透するためには、中華料理店をはじめとする日本食料理店以外のシーンにおける清酒の取扱いの増加が必要である旨述べました。また、そのためには、中華料理に合う清酒や、中国で醸造される中国の風土に合った日本清酒の登場など、日本清酒が全世界的なお酒になるためのプロセスが必要であると考えている旨述べました。
総領事はまた、焼酎・泡盛は一般的な認知度が低いものの、最近はこれまで焼酎には使われてこなかったハーブやスパイスを用いた全く新しい香味を持った焼酎が続々と生まれ、「焼酎ハイボール」や「チューハイ」などと呼ばれる炭酸割りやカクテルなどの新しい飲み方が広がってきているなど、好奇心旺盛な若い世代に手に取って貰いやすい変化を遂げてきている旨述べました。また、総領事自身は焼酎が大好きなので、焼酎も清酒と並んで中国でどんどん消費されるようになることを期待する旨述べました。
総領事はむすびに、今後も中国において清酒や焼酎・泡盛などの日本の伝統的酒類が消費されるシーンを広げていく取組を、総領事館としても全力で支援していきたいと強調しました。
また、今回のレセプションでは上海及びその周辺地域における日本伝統酒文化の普及浸透に貢献が顕著である方を讃えるため、日本伝統酒文化振興賞の授与式を執り行いました。今回は尹航氏、黄碩恒氏、吉本哲平氏、陽嵐氏の4名が受賞され、レセプション後半のパネルディスカッションでは日本伝統酒が更に中国市場に浸透するために何が必要となるのかについて述べました。




開幕の挨拶で総領事は、日本清酒の現在の消費は主に中国国内の日本料理店や日本旅行の経験のある中国人の需要の増加などに頼っている面があると指摘し、ここから更に清酒が中国市場に浸透するためには、中華料理店をはじめとする日本食料理店以外のシーンにおける清酒の取扱いの増加が必要である旨述べました。また、そのためには、中華料理に合う清酒や、中国で醸造される中国の風土に合った日本清酒の登場など、日本清酒が全世界的なお酒になるためのプロセスが必要であると考えている旨述べました。
総領事はまた、焼酎・泡盛は一般的な認知度が低いものの、最近はこれまで焼酎には使われてこなかったハーブやスパイスを用いた全く新しい香味を持った焼酎が続々と生まれ、「焼酎ハイボール」や「チューハイ」などと呼ばれる炭酸割りやカクテルなどの新しい飲み方が広がってきているなど、好奇心旺盛な若い世代に手に取って貰いやすい変化を遂げてきている旨述べました。また、総領事自身は焼酎が大好きなので、焼酎も清酒と並んで中国でどんどん消費されるようになることを期待する旨述べました。
総領事はむすびに、今後も中国において清酒や焼酎・泡盛などの日本の伝統的酒類が消費されるシーンを広げていく取組を、総領事館としても全力で支援していきたいと強調しました。

また、今回のレセプションでは上海及びその周辺地域における日本伝統酒文化の普及浸透に貢献が顕著である方を讃えるため、日本伝統酒文化振興賞の授与式を執り行いました。今回は尹航氏、黄碩恒氏、吉本哲平氏、陽嵐氏の4名が受賞され、レセプション後半のパネルディスカッションでは日本伝統酒が更に中国市場に浸透するために何が必要となるのかについて述べました。




基調講演では、本レセプションのために日本から来訪いただいた日本酒造杜氏組合連合会会長の石川達也氏、今田酒造本店代表取締役の今田美穂氏からそれぞれ日本の伝統的酒造りや四川料理に合う清酒の開発などにまつわる御講演がありました。また、四川省から来訪いただいた榮派伝統四川料理の料理人、蒋宜軒氏からも伝統四川料理と発酵についての御講演をいただきました。



さらに、本レセプションでは伝統四川料理と清酒、焼酎とのペアリングを招待者に実際に体験していただき、日本伝統酒の中国市場における更なる浸透のためにどのような取組を展開していけるか、参加した専門家らが改めて考えるきっかけを作る機会となりました。

