総領事は、常熟市を訪問し「第8回蘇州官民対話」に出席しました

令和7年5月20日
    5月12日、総領事・大使の岡田勝は、江蘇省蘇州市の県級市である常熟市で開催された、「第8回蘇州官民対話」に出席しました。今回のテーマは「自動車及び部品産業のグリーン・スマート発展」であり、日中合わせて約30社、計約100名が参加しました。

    総領事は挨拶で、「蘇州官民対話」は、蘇州市の各地でこれまでに7回開催され、双方の官民が集い、日中企業間の質の高いパートナーシップを目指した取組として着実に歩みを進めてきたことを述べました。その上で、自動車関連産業をはじめとする多くの日系企業が拠点を置く常熟市において、地元政府の日系企業に対する支援に感謝の意を表しました。また、グリーン経済は両首脳間で実務協力を進めていくことで一致した分野の一つであり、特にカーボンニュートラルを実現する上で新エネルギー車の推進は重要な取組の1つであることから、同分野での日中両国の協力のあり方を議論することは双方の企業にとっても有益であると指摘しました。

    午前は、ジェトロ上海から、中国自動車市場における日中協力の方向性について講演するとともに、日中双方の企業が、今回のテーマである自動車及び部品産業のグリーン・スマート発展に関連した自社の取組み等を発表しました。


    午前の部に先立ち、総領事は季晶・蘇州市副市長と懇談しました。総領事は、常熟市における「第8回蘇州官民対話」の開催に祝意を述べ、常熟市政府及び蘇州市政府の在留邦人及び日系企業に対する支援に感謝するとともに、引き続き支援を要請しました。懇談には、常熟日系企業懇親会の幹事企業、張偉・常熟市長が同席しました。


    午後は、常熟市内の中国企業及び尚湖を視察し、中国の自動車部品製造のスマート化の最新状況、常熟市の豊かな自然環境や文化、歴史について説明を受けました。