「帰国留学生交流会」が開催されました

令和7年3月28日
    3月23日午後、当館多目的ホールにおいて、上海在住の日本留学経験者の方々にお集まりいただき「帰国留学生交流会」を開催しました。交流会には28名の帰国留学生が参加し、日本の伝統文化の一つである和菓子作りを体験するとともに、懇談会を通じて親睦を深めました。

    総領事・大使の岡田勝は、交流会の冒頭挨拶において、日中の歴史の中で帰国留学生が果たしてきた重要な役割を高く評価した上で、日本と中国の両方をよく知る帰国留学生が、引き続き両国関係の更なる発展のために新たな貢献をされることへの期待を表明しました。


    参加者は、上海と蘇州の和菓子店「四つ葉」店主・金田峰男氏の指導のもと、「錬りきり」と呼ばれる餡を使った上生菓子の制作を体験しました。この日は椿の花を模した和菓子を作成したのですが、簡単なように見えて思い通りの綺麗な形を作るのはなかなか難しく、参加者は真剣な表情で取り組んでいました。


    その後の懇談会では、それぞれが積極的に席を移動して交流を深めました。今回の交流会を通じて結ばれた縁が、今後さらに広がっていくことを期待します。