「日中の共通課題と今後の展望」に関する講演会(講演者:袁堂軍・復旦大学経済学院教授)を実施しました

令和7年3月27日
 3月15日午後、当館多目的ホールにて、袁堂軍・復旦大学経済学院教授をお招きし、「日中の共通課題と今後の展望」に関する講演会を実施しました。

 講演の開催にあたり、総領事、大使の岡田勝は挨拶を行い、袁堂軍教授が御多忙な中、講演をして下さることに感謝した上で、日中両国は現在、少子高齢化という共通の社会課題に直面していると指摘し、互いに経験と智慧を共有して共通の課題に対処していくことが重要である旨述べました。


 袁堂軍教授は講演において、高齢者の寿命が延びていること、子供の出生率が下がっていることの2点が少子高齢化の根本的要因となっていることを指摘した上で、養老分野におけるビジネスチャンスを発掘し、健康寿命の延長に焦点を当て、社会的常態となりつつある少子高齢化社会と上手く付き合っていくことが鍵であると述べました。


 袁堂軍教授は、一橋大学大学院経済学研究科博士課程を修められ、現在では、復旦大学経済学院教授、同大学アジア経済研究中心主任を務める経済学の専門家です。本イベントには、少子高齢化社会に関心を持つ約100名の幅広い年齢層の方々が参加し、袁堂軍教授の講演を受け、積極的に質疑する様子が見られました。