「日中植林・植樹国際連帯事業」2024年度上海交通大学次世代日中友好団事後報告会を開催しました!
令和7年1月8日
12月26日,当館多目的ホールにおいて,「日中植林・植樹国際連帯事業」2024年度上海交通大学次世代日中友好団事後報告会を開催しました。
「日中植林・植樹国際連帯事業」は,中国を始めとする外国の青年・青少年を訪日招へいし,植樹活動を始め,環境及び防災に関するセミナー,企業や関連施設の視察等を行い,環境保護及び防災への意識を高めるとともに,対日理解の一層の促進を図ることを目的として実施しているものです。2024年度上海交通大学次世代日中友好団は,上海交通大学の教員・学生149名で構成されており,11月17日から23日の日程で日本を訪問し,5つの分団に分かれて企業や大学を訪問・交流するとともに,植樹活動等を行いました。

今回の事後報告会には,上海交通大学からは,団長を務めた劉衛東・上海交通大学副学長を筆頭に,日本を訪問した教員・学生の代表17名が当館を訪問し,岡田総領事・大使との間で訪日の所感を共有し,意見交換を行いました。
参加学生代表からは,それぞれの分団の活動概要について紹介があり,「日本の街では,建物についても文化についても,伝統的なものと現代的なものが共存しており,それが都市それぞれの多様な魅力につながっていると感じるとともに,自国の文化を良く守っていると思った」「日本では新幹線が都市と都市を結んでいるが,スピードも速い上に定刻運行が行われており,安全性も高く日本人の真面目さを感じた」「ゴミの分類が多く,回収再利用についての意識が高いと感じた」「防災において先進的な技術と事前の備えが人の命をどれだけ救うかということが理解でき,防災・減災にかける日本の情熱を感じた」等の意見が述べられるとともに,「中日の間には様々な差異が存在するが,国や個々人の背景,言葉の違いは交流の障壁にはならず,直接交流をしていけば,お互いの違いを認めながら共通点を見つけることは可能だと感じた」として,更なる友好関係強化への心強い認識が示されました。
事後報告会の中では,双方から,今回の訪日団は,青少年を含む日中間の様々な分野での交流をさらに促進するとの両国の方針にも合致しており,両国の長期的な友好関係と共栄に資するものであるとの認識が示され,今後もそれぞれの立場から日中関係のさらなる発展に努めていくことが改めて確認されました。
