祝!日本の「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録!青島・西安で開催された「日本酒類専業洽談交流会」も円満成功!

令和6年12月6日



 12月5日、パラグアイにて開催中のユネスコ無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会において、日本の「伝統的酒造り」の代表一覧表記載に関する審議が行われ、「記載」との決議がなされ、ユネスコ無形文化遺産として登録されました。


 12月2日と4日、諸橋一樹領事は、中国の輸入代理店や飲食店経営者などに日本の「伝統的酒造り」への認識を深めてもらうため、日本国税庁及び日本貿易振興機構(JETRO)主催の日本酒類専業洽談交流会に米麹紹介ブースを出展しました。

 麹とは、日本の伝統的な酒類である清酒、焼酎、泡盛の最も重要な原材料であり、米麹は蒸した米に麹菌を繁殖させ、お酒の醸造に必要な酵素を作らせた、いわゆる半製品です。ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」は、この麹を使用した酒造りが対象となっています。




 諸橋領事は清酒や焼酎などの日本の伝統的な酒類製造技術の専門家でもあり、自ら製造した黄麹、白麹、黒麹の三種類の米麹を展示し、ブースに立ち寄った参加者に清酒の製造過程における米麹の役割なども含めて説明をしました。


 参加者からは「中国の酒曲とはどう違うのか?」、「なぜ黄麹は甘いのに白麹は酸っぱい味がするのか?」など様々な質問が寄せられ、日本の「伝統的酒造り」への理解を深めていただく良い機会となりました。