諸橋一樹領事は成都・重慶で開催された「広島県日本酒商務洽談会」及び「2024広島日本酒類分享会」に米麹紹介ブースを出展
令和6年11月19日

11月12日と13日、諸橋一樹領事は、日本広島県主催の広島県日本酒商務洽談会及び日本広島国税局主催の2024広島日本酒類分享会に米麹紹介ブースを出展しました。
麹とは、日本の伝統的な酒類である清酒、焼酎、泡盛の最も重要な原材料であり、米麹は蒸した米に麹菌を繁殖させ、お酒の醸造に必要な酵素を作らせた、いわゆる半製品です。ユネスコの無形文化遺産への登録が勧告されている日本の「伝統的酒造り」は、この麹を使用した酒造りが対象となっています。

諸橋領事は清酒や焼酎などの日本の伝統的な酒類製造技術の専門家でもあり、自ら製造した黄麹、白麹、黒麹の三種類の米麹の実物を展示することで、今回の飲食店オーナーや酒類のインポーターを対象とした清酒の商談会イベントの参加者に清酒や焼酎、泡盛などの日本の伝統的な酒類に対する理解をより高めてもらうため、ブースに立ち寄った参加者に清酒の製造過程における米麹の役割なども含めて説明をしました。

参加者からは「甘い清酒でも辛い清酒でも黄麹を使うのか?」、「なぜ黄麹は甘いのに白麹は酸っぱい味がするのか?」など様々な質問が寄せられ、2つのイベントの主要なテーマである広島県産の清酒の魅力を知っていただくとともに、清酒や焼酎というお酒そのものがどのようなものなのかという点についても、理解を深めていただく機会となりました。
