中国・蘇州における日本人刺傷被害事案に関する申入れ

令和6年6月25日
1. 25日正午、赤松秀一総領事・大使は、呉慶文・蘇州市長と面会し、24日午後に当地で発生した刺傷事案につき、申入れを行いました。また、会見後、今回の事件で被害に遭われた日本人及び中国人を見舞いました。
 
2. 赤松総領事からは、日本政府・総領事館として本件の発生を極めて深刻に受け止めており、このような事案が発生したことは極めて遺憾であり、被害者の方の一刻も早い回復をお祈りする旨述べました。その上で、事件の背景を含めた詳細情報を今後も速やかに共有すること、また、蘇州日本人学校周辺・関係者に対する一層の警備強化と当地邦人社会の安全確保を強く求めました。
 
3. 呉市長からは、本件事案の発生は蘇州市としても極めて遺憾であり、事案発生後直ちに被疑者を拘束した、初歩的な捜査の過程では偶発的事件であると見ている、日本人学校を含む邦人社会の安全確保の強化徹底を指示しており、今後も警備強化を続けるとともに、本事案については関連情報が判明次第、日本側に迅速に共有したい旨説明がありました。
 
4. 当館としては、昨日より現地に館員を派遣しており、今後も引き続き事実関係の確認や関係者との連絡等、必要な支援を続けるとともに、引き続き適切に対処していく所存です。