古林恒雄・華鐘コンサルタントグループ董事長への外務大臣表彰授与式

　古林恒雄氏は、40年以上にわたり当地において日中民間経済関係の強化に尽力され、中国における日系企業のビジネス展開を支援し、日系企業に関わる数多くのビジネストラブルの解決に尽力されてきました。現在では上海市外商投資協会副会長、上海市外国投資促進中心高級顧問を務めるなど、その功績は上海市政府からも高く評価されています。

　また、ご自身の企業活動のほか、伝統芸能の継承発展や慈善事業などにも尽力されています。2002年から雲南省及び四川省において「華鐘希望小学校」を6校設立され、奨学金を交付する社会活動をされています。

　赤松大使からは挨拶の中で、古林氏の長きにわたり、かつ現在進行形の貢献に心より敬意を表するとともに、長年のご経験とお知恵を生かし、引き続き日系企業への御助言・ビジネスサポートにご尽力頂けるようお願いする旨述べました。

　古林氏は、「自分が1980年代に繊維業を行っていた際に、プラントに視察に来た当時の李先念国家主席から『君たちの力が必要』と声をかけられたのが印象的でした。そこから中国と関わってきて40余年、本当に中国の人たちに助けられてここまで来ました。今後もできることをしていきたい」と述べました。