王一亭国際文化基金会に対する在外公館長表彰式の実施

令和5年8月3日
  7月31日、赤松秀一総領事・大使は、王一亭国際文化基金会に対する在外公館長表彰式を実施し、同基金会を代表し王孝方会長が受賞しました。


  王一亭氏は、1923年の関東大震災発生直後、「中国協済日災振会」を速やかに立ち上げ資金と物資の援助を募り、震災後僅か6日後に救援資金と物資を日本に輸送。その後1925年には、関東大震災遭難者追悼のため、鎮魂の梵鐘を日本に寄贈されるなど、近代における日中友好を象徴する代表的な人物です。


  王一亭国際文化基金会は、2006年設立以降、書画展やシンポジウムなど、これら王一亭氏による日中友好の歴史と精神を伝承する活動を行っており、毎年9月1日12時には、日本の東京に所在する慰灵堂にて慰霊式典を実施してきました。


  赤松大使は挨拶の中で、同基金会による王一亭氏の歴史を継承する活動は、日中両国市民の相互理解促進に大きく貢献してきました。本年は、関東大震災発生から100年の節目にあたり、改めて王一亭氏の功績を周知し、同基金会の今後の日中友好交流の発展への更なる貢献を期待する旨述べました。


  王孝方会長は挨拶の中で、王一亭氏の日本との縁を回顧し、震災時における慈善事業を始めとする同氏の日中友好交流に対する貢献に触れ、関東大震災発生から100年目の節目の年にこのような賞を受賞することができ非常に光栄であると述べました。