杭州にて日本の妖怪文化を紹介する芸術展が開幕しました
令和5年7月28日
7月14日、杭州市にある浙江賽麗美術館にて、国際交流基金巡回展「志怪奇譚:閲不尽的日本絵巻」が開幕しました。開幕に際し、主催団体の一つである当館からも、竹中首席領事が挨拶を行いました。
7月15日午後には、本展の監修を務めた日本妖怪博物館の湯本豪一名誉館長による、開幕記念講演会が開催されました。広島からオンラインで登壇した湯本館長は、展示作品のいくつかを紹介しながら、日本人にとって妖怪とは何か、そしてどのように描かれてきたかについて、今に至るまでの変遷を語りました。会場には杭州市の大学生など約70名が訪れ、妖怪と現代のデザインとの関係、妖怪と日本文学の関係、妖怪の分類等、たくさんの質問が寄せられました。本レクチャーはライブ配信もされ、約8,500人が視聴しました。
本展は7月30日まで浙江賽麗美術館で開催されています。暑い夏、納涼にもぴったりの大人も子供も楽しめる妖怪文化の展覧会です。是非一度足を運んでみてください。
本展覧会は、古くから絵巻物や錦絵などに表現されてきた日本の妖怪文化を体系的に紹介するもので、絵巻物、錦絵、彫刻、玩具、ポスター、映像など80点余りから構成されています。絵巻から錦絵、和本、おもちゃへと、次第に民衆にとって身近になるメディアの変遷とともに、妖怪のイメージが怖ろしいものから親しげで可愛らしいものへと変化していく様子を示し、現代まで人々の想像力に生き続ける妖怪文化の魅力を紹介しています。
7月15日午後には、本展の監修を務めた日本妖怪博物館の湯本豪一名誉館長による、開幕記念講演会が開催されました。広島からオンラインで登壇した湯本館長は、展示作品のいくつかを紹介しながら、日本人にとって妖怪とは何か、そしてどのように描かれてきたかについて、今に至るまでの変遷を語りました。会場には杭州市の大学生など約70名が訪れ、妖怪と現代のデザインとの関係、妖怪と日本文学の関係、妖怪の分類等、たくさんの質問が寄せられました。本レクチャーはライブ配信もされ、約8,500人が視聴しました。
本展は7月30日まで浙江賽麗美術館で開催されています。暑い夏、納涼にもぴったりの大人も子供も楽しめる妖怪文化の展覧会です。是非一度足を運んでみてください。