「日本を知る」シリーズ講座2022「日本の建築」を開催
令和5年1月4日
12月15日、当館は、上海明珠美術館、北京日本文化センター(国際交流基金)と共催で、「日本を知る」シリーズ講座2022「日本の建築」を実施しました。本イベントでは日本在住の新進気鋭の建築家・増田信吾氏と上海の会場をオンラインでつなぎ、「外の建築-環境を変える設計-」というテーマの講座を行いました。

講座の冒頭、増田氏は物質的に豊かな時代に生きる中で、「それは本当に必要か」ということが自身の建築の大きなテーマであると述べました。また、もともと神社には鳥居などの建築物が無かったことを記した書物を紹介した上で、自身も建築物と周りの環境との関係や調和を常に意識しながら設計を行ってきたとして、それを実践した建築作品について、多数の写真とスライドを使用しながら具体的に紹介しました。質疑応答の時間には、日本の建築の特徴として自然との共生という事が挙げられるが、同氏もそれを意識しているかといった質問や、設計のアイデアはどのように湧くのかといった質問が提起されました。


本講座はオンラインで約1万人が視聴し大盛況となりました。12月20日には「日本を知る」シリーズ講座2022の第二弾として、「日本のデザイン」をテーマにした講座が行われます。