徐迪旻氏への外務大臣表彰授賞式及び潘幽燕氏への在外公館長表彰授賞式を実施

令和4年11月29日
    11月24日、当館は、上海雲間美術館にて、徐迪旻・同館館長への外務大臣表彰授賞式及び潘幽燕教授への在外公館長表彰式を実施しました。


    授賞式では、赤松秀一総領事・大使より、徐迪旻・上海雲間美術館長に対し、日本政府を代表して外務大臣表彰を授与し、潘幽燕・上海師範大学音楽学院教授に対して、在外公館長表彰を授与しました


    徐迪旻館長は、株式会社愛華CEO及びNPO法人アジア友好協会理事長として、これまで20年近くにわたり、毎年中国の文化芸術、経済、メディア等の各界の関係者や要人の訪日団をアレンジしたり、日中文化交流事業を実施してきました。また、日本在住当時は、在日中国人留学生の生活や就職の支援を行うなど、日中の民間交流に寄与しました。2014年に上海環球金融センター内に雲間美術館を開館し、書道展や美術展等の日中文化交流事業の他、日本の大学同窓会、地方自治体PR事業等を実施するなど、一貫して中国における対日理解及び日中交流の促進に大きく貢献してきました。
 
 

    潘幽燕教授は、日中両国で活躍するソプラノ歌手として長年日中両国で音楽交流活動を行い、2007年にはNPOアジア共同体による日中親善平和大使に任命されています。2012年以降は、上海師範大学音楽学院教授として、授業の中で日本の唱歌・童謡等の歌唱法などを当地学生に教授し、2020年には日本の唱歌・童謡15曲について日中対唱版のCDを制作し、当地大学で日本唱歌の対唱をテーマに講演を行う等、日本の音楽文化の普及に貢献してきました。


    赤松大使は、挨拶の中で、両氏のこれまでの日中交流における多大な貢献に感謝の意を表するとともに、今後も両氏のご活躍により、50年、100年続いていく両国の民間交流の礎となることに期待する旨の祝辞を行いました。


    徐館長は、挨拶の中で、「今年は、自分が日本留学してから30周年、日中国交正常化50周年の意義深い年であり、そうした年にこのような大きな賞を受賞できたことは非常に光栄。来年は次の50年のスタートとなる一年目であり、今後も日中の友好交流のために力を尽くしていきたい」と述べ、受賞への喜びと今後の決意を表しました。

 

    潘教授は、「今後も自身の音楽活動を通じ、中日両国民の友好交流と相互理解にささやかながら貢献していきたい」と語り、その後日本の歌「花」等の歌唱を披露しました。
    表彰式には、龚心瀚・元中国中央宣伝部常務福部長、蔡建国・元上海市人民政府参事が来賓代表の挨拶を行う他、多数の来賓が出席されました。