「一期一会」外務大臣表彰式及び日中友好講演会を実施
令和4年11月1日
10月30日、日中相互理解及び友好親善への寄与に対する多大な功績に敬意と感謝を表し、民間交流団体「一期一会」に、外務大臣表彰を授与しました。

一期一会は、日本留学経験を有する当地政府、企業、学者及び文化人等で構成される上海の非営利の民間交流団体として、2014年から日中友好を目的とした講演会、交流会、図書出版等の活動を実施してきました。日本文化、経済等に関する講演会を定期的に開催し、日本事情の紹介等を行うとともに、“日本を知る”のシリーズ書籍を全15冊出版されました。

赤松秀一総領事・大使は、表彰式での挨拶で、一期一会のこれまでの日中友好を目的とした各種活動の実施に敬意と感謝を表するとともに、更に一層、日中間の民間交流促進に尽力頂きたい旨述べました。

魏海波会長は受賞に際し、国交正常化前に提起された中国政府の民をもって官を促すという政策を紹介し、日中友好にとっての民間交流の歴史とその重要性を述べるとともに一期一会の活動実績を紹介しました。






表彰式に引き続き、一期一会会員で元中国外交部に勤務し、在京中国大使館に2回勤務した経験をもつ徐剣先生を講師にお迎えして日中国交正常化50周年記念・日中友好講演会を行いました。講演では、1984年に徐先生が担当した中国政府の招聘で日本人3000人の訪中団を受入れた際の思い出や、中国大使館勤務時代に当時の上司と一緒に田中角栄元首相の自宅を訪問した時のエピソード、中国が上海万博の開催を申請した時に日本から多大な応援をもらったことなど興味深い話を披露していただきました。
