徐静波・復旦大学教授への在外公館長表彰及び記念講演会を実施しました

令和4年2月23日
  2月12日、赤松秀一・在上海日本国総領事・大使は、復旦大学日本研究センター徐静波教授に対して、日中相互理解及び友好親善の促進に対する多大な貢献に敬意と感謝を表し、在外公館表彰を授与しました。
 



  徐静波教授は復旦大学日本研究センターにて30年以上にわたり、日中文化関係、日中文化比較の分野における研究並びに後進の指導に尽力され、出版や講演を通じてその成果を広く世に還元されてきました。赤松秀一総領事・大使は、表彰式での挨拶で、徐教授の日中相互理解の促進に対する貢献に敬意と感謝を表するとともに、日中国交正常化50周年という記念すべき年の始めに徐教授に在外公館長表彰を授与できることを大変嬉しく思うと述べました。
 

  徐教授は受賞に際し、これまで自身が取り組んできた研究活動や関心を振り返りつつ、重要な隣国である日本と中国の更なる友好関係の発展のために、今後も自身の研究を続けたいと述べました。


 
  表彰式に続き、徐教授の近著「魔都鏡像:近代日本人的上海書写(1862-1945)」を基に「『魔都』イメージの誕生:『大正』日本人が見た上海(1912-1925)」と題した講演会を実施しました。


   徐教授は、同氏が日本で収集した数多くの文献を基に、19世紀後半から上海を訪れるようになった日本人とその背景、また、彼らによって描かれた当時の上海についての資料を通じ、日本人にとって上海がどのような存在であったかについて紹介しました。
 

   講演後の質疑応答では、当時の上海や日本人の意識等について、たくさんの質問が寄せられ、今回の講演のテーマに対する関心の高さが伺えました。

 

  イベント終了後には、たくさんのファンが徐教授を祝福に訪れていました。