赤松秀一総領事・大使 新年のご挨拶
令和4年1月4日

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
着任してよりあっという間に二ヶ月以上が過ぎましたが、上海に赴任してから、各地を訪問する度に、多くの皆様から温かな歓迎をいただき、非常に嬉しく思っております。そして、皆様との交流を重ねる中で、当館所管の華東地域は、日本との縁が非常に深く、経済や文化、各方面で、日中交流の最前線の舞台となっていることを改めて実感いたしました。
他方で、華東地域でも引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が続いており、在留邦人の皆様が安心して生活し、日系企業の皆様がよりスムーズに経済活動を進めるためにも、当館として求められる支援をたゆみなく行っていきたいと考えております。
いよいよ、本年は日中国交正常化50周年の意義深き節目の年であります。現在の日中関係はコロナ渦にあっても、多元的に交流は行われておりますが、互いに相手の事をより良く、より正確に知ることもできるのではないかと感じることがあります。より深く相手を理解するためには、各分野で直接の交流を拡大し深化させることが肝要です。こうした認識の下、当館としても、今年は50周年記念行事を様々計画しておりますが、この50周年を一過性の出来事として祝うのでなく、安定的かつ建設的な日中関係の構築を目指し、未来の50年、100年を見据えた交流の礎を築く年にしていきたいと思います。そのために、持続的な交流のプラットフォームの立上げや、日中関係に対する功労者の表彰など、当地の日中交流を更に活性化するため、全力で皆様の活動の支援をさせていただく所存です。
新たな一年が、皆様にとって素晴らしい年になりますよう、皆様のご健康とより一層の日中関係の深化を心より祈念し、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
2022年1月4日
在上海日本国総領事・大使
赤松秀一