赤松秀一総領事・大使着任レセプションの実施

令和3年11月11日
  11月10日、赤松秀一総領事・大使の着任レセプションが花園飯店で実施されました。 同レセプションにおける赤松大使からの挨拶概要は以下の通りです。
 
 

  私は、33年前に外務省に入省しましたが、外務省を志望した理由の一つに、中国との外交に従事したいとの思いがありました。幸い、入省後には、希望通り中国語研修を命じられ、これまで中国に関係する様々な仕事を手がけてまいりました。外務本省や北京の大使館で勤務していた際はもとより、これまでに勤務した米国ニューヨーク、インドネシア・ジャカルタ、英国ロンドンの各在外公館でも、国際社会の中で急速に存在感を増して行く中国を様々な角度から観察してきました。また、特に最近の10年余りは、主として経済外交の視点から中国と向き合ってまいりました。直近では、G7及びG20のサブシェルパとして首脳コミュニケの交渉等に従事して来たところです。皆様のご期待に添えるよう、職務に全力で取り組んでいきたいと思います。
  当館が所管する1市4省(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)は、いずれも真に魅力に富んだ地域です。現在、2万を超える日系企業の拠点が所在し、5万人を超える在留邦人の皆様が暮らし、世界有数の規模を誇る日本人学校が運営されています。日本の対外経済活動の最前線であり、文化面その他を含む日中交流の主要な舞台です。
  50周年に際し、この重要な二国間関係の絆を再確認するとともに、更にその先の50年、100年にとどまらず、未来永劫に続く良好な関係に思いを馳せたいと考えます。どんな状況にあっても、地域間交流、民間交流、青少年交流を進めることは、お互いが相手を正しく理解し、評価するために必要欠くべからざるものです。たとえコロナ禍が今後も続くようなことがあったとしても、日本と中国との間の国民交流がより一層太く、不可逆的な流れとなるよう、在上海総領事・大使として、全力を尽くす覚悟です。
  私が懲りもせずに続けている趣味はゴルフです。まさに典型的な「下手の横好き」ですが、当地でも多くの皆様と硬軟織り交ぜたお付合いができたらと期待しています。
 
 


赤松秀一総領事・大使略歴