新型コロナウイルス感染症(上海市における新規確定症例の発生)

2020/11/9
●11月9日、上海市は、浦東新区にて新型コロナウイルス感染症の新規確定症例が1例確認された旨発表しました。
●また、この発表を受けて、浦東新区の祝橋鎮営前村が、「中」リスク地区となりましたが、上海市の他の地域のリスクレベルは変更ありません。
●当館管轄地域内の各地でも新たな規制が行われたり、諸政策が変更される可能性があります。常に最新情報の入手に努めてください。
●引き続き、中国当局の発表に留意するとともに、感染への警戒を怠らず、手洗い、人との安全な距離を保つ、密閉された空間や人が多く集まる公共の場所等でのマスク着用を徹底するなどし、感染予防に努めてください。
 
(感染症リスクのある地域への移動について)
●「中」あるいは「高」リスク評価は感染症発生状況により変動します。下記の中国国務院のプログラム(以下のリンク)等で確認するように努めてください。
http://app.www.gov.cn/govdata/gov/202003/25/456514/article.html
 
 
【発表本文(中国語)】
https://mp.weixin.qq.com/s/9_-jT5opne-VNUhHRYc0Yw

【発表文仮訳(抜粋)】
本日午後に行われた上海市の感染予防・コントロール工作領導小組の記者会見において、上海市の衛生健康委員会、浦東新区及び関係する専門家が本市の感染予防・コントロールに関する状況を説明した。
 
浦東新区による説明:
今朝、浦東新区人民病院の発熱外来が新型コロナウイルス肺炎の疑い症例1例を報告した。市の疾病予防管理センターによっても、核酸検査の結果が陽性であることが確認された。臨床、画像及び実験室による核酸検査の結果を総合し、新型コロナウイルス肺炎の確定症例と診断された。市、区の関連部門は直ちに行動し、連合流行疫学調査専門チームを組織し、流行病学調査を全面的に展開し、関係者の追跡を行った。ここに関連状況を以下のとおり通報する。
 
症例、王氏、51歳、11月8日13時45分に発熱、鼻づまり、倦怠感等の症状のため、自ら電動自転車を運転し浦東新区人民病院発熱外来を受診した。来院時の体温は37.5度、肺CTにより両肺にすりガラス状の陰影が複数確認された。同症例は当日夜に規定のプロセスに従い同院の発熱外来にて隔離観察が行われた。9日午前、専門家による診察ののち隔離治療のため上海公共衛生臨床中心に転院した。
 
当該感染者によれば、4月8日から浦東空港西区航空会社貨物ターミナル駅にて運搬作業に従事し、現在まで上海から出たことはない。発病前の14日間に中・高リスク地区への訪問歴もなく、新型コロナウイルス感染者との接触歴もなく、直近3ヶ月内の他の医療機関での受診歴もない。
 
当該感染者の上海での居住地は浦東新区祝橋鎮江鎮社区営前村である。流行疫学調査によれば、勤務地以外に、当該感染者は過去14日間に江鎮百品匯、江鎮晩霞路野菜市場、妙境路社保中心等の場所を訪れている。現在、上述の場所はすでに封鎖管理、消毒が実施されている。
 
11月9日17時現在、追跡調査の結果、当該感染者には家族、職場の同僚等26名の濃厚接触者がいる。現在既に全員が集中隔離医学観察を実施し、初回の核酸サンプル採取が完了している。23名の濃厚接触者の核酸検査の結果は陰性である。うち4名の家族は全て陰性、16名の同僚は全て陰性、3名の市場関係者は陰性であり、残りの3名の市場関係者は検査結果待ちである。
既に追跡済みの濃厚接触者の濃厚接触者は181名で、うち106名は既に集中隔離医学観察を実施し、うち75名はクローズドループによる移送中である。
現在、すでに関連する場所の食品、物品、環境等に対するサンプル採取を実施し、計462件のサンプルを採取し、127件の核酸検査が完了し、結果はいずれも陰性であった。
 
次のステップでは、引き続き関係者の流行疫学調査、トラッキング及び核酸検査業務をしっかりと行い、属地予防・コントロールの責任を厳格に実行し、クローズドループに管理及び各種防疫業務をしっかりと行う。
 
国務院務院聯防聯控メカニズムの関連要求に基づき、上海市の感染予防・コントロール指揮部の検討を経て、浦東新区祝橋鎮営前村を中リスク地区に加えることを決定した。上海市の他の地区のリスクレベルは変更なしである。