【鳥インフルエンザA(H7N9)への感染を予防するためにはどうすればよいですか?】

平成31年3月8日
新型インフルエンザへの感染を予防するために、当地では、主に以下の点についてご注意ください。

 

(1)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、正しい手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。

 

(※)手洗いやマスクの着用の仕方にも工夫が必要です。詳しくは「首相官邸ホームページ「正しい手の洗い方」」(http://www.kantei.go.jp/jp/headline/__icsFiles/artimage/2012/12/12/cj_hl/g01l.gif)や政府インターネットテレビ「インフルエンザ予防のために~手洗い・マスクのススメ」(http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7362.html)(注:動画の4分53秒以降で手洗いの仕方が紹介されています。)を御参照ください。

(※)うがいについては、「一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません」(出典:首相官邸ホームページ「冬の感染症にご注意!~インフルエンザ&ノロウイルス特集~」)とされています。但し、風邪の罹患による体力の低下が感染リスクを高めることや、大気汚染に起因すると思われる気道疾患が当地で問題になっていること等に鑑みれば、正しいうがいにより健康を守ることには一定の意義があります。うがいの際は、まず口腔内の食べかすや有機物をとるために、いわゆる「ぶくぶくうがい」を上を向かずに行い、その水を吐きだした後に、新しい水で、上を向いて喉のうがい(いわゆる「がらがらうがい」)を行うことが一般的に推奨されています。

 

(2)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、マスクを着用する等の対策を心がけてください。

 

(3)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html)を御参照ください。

 

 発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。また、タミフルなどの抗インフルエンザ薬については、発症後48時間以内の服用、子どもは分包を作る等の対応も必要となりますので、医師の処方に従って正しい服用を心がけましょう。

 

(※)医療機関受診の際の注意点等については、「鳥インフルエンザ感染の疑いがある場合」を御参照下さい。

 

《よくあるご質問》

Q:肉(特に、鶏肉や豚肉製品)を食べることは安全でしょうか。
A:インフルエンザウィルスは熱に弱いので、食品の中心温度が70℃以上に加熱調理されれば安全であるとされています。
  H7N9型鳥インフルエンザウイルスの感染源及び感染経路は未だ明らかではありませんが、以下の措置は、調理、飲食の際に、感染の予防に有効であると考えられます。
ア 病気・病死した家禽、家畜との接触、食用を避ける。検疫証明のない家禽・家畜肉(生きたもの、生のもの、冷凍もの等)及びその産品の購入を避ける。
イ 家禽、家畜肉及び卵はしっかり火を通す。
ウ 調理の際は、生ものを扱う器具とそれ以外の器具をしっかり分け、家禽・家畜肉を調理した包丁やまな板で調理済みの食品を扱ってはいけない。
エ 個人の衛生習慣を良好なものに保ち、生水を飲まない。
オ 常に手洗いをし、手を衛生的に保つ。調理前、調理中、調理後、食事前、食後、肉や生卵を扱った後は手を洗う。

 

Q:中国国内を旅行する際には、どのような点に注意すべきでしょうか。
A:中国国内旅行を計画・実施するに当たっては、以下の諸点にご注意願います。
(1)鳥インフルエンザA(H7N9)の中国国内の感染発生状況について、最新の情報を入手するよう心がけ、必要に応じ目的地の変更など旅行計画の見直しなどを行ってください。また、旅行先の医療事情について、事前の情報収集を心がけてください。
(2)旅行先では、不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。十分な栄養、睡眠をとり、体調管理に特に気をつけるとともに、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(3)万一、旅行中に発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。
 (※)医療機関受診の際の注意点等については、「鳥インフルエンザ感染の疑いがある場合」を御参照下さい。

(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。