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在上海日本国総領事館

Consulate-General of Japan in Shanghai

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明治維新:日本近代化の原点@鐘書閣(芮欧百貨)を開催しました!

    10月14日,吉田茂著『激動の百年史』を翻訳された袁雅瓊氏をお招きし,「日本近代化の原点」についてご講演いただきました。
    今年は,明治維新150周年です。今回のご講演では,明治維新とは何であるかはもちろん,明治維新に至るまでの世界の状況や日本(江戸時代)の様子についても,深く掘り下げてお話いただきました。


    「黄金の国ZIPANG」。13世紀にイタリアの商人マルコ・ポーロは,『東方見聞録』の中で日本をこのように紹介しました。当時の西洋の人々にとって,極東の小さな島国である日本は,未踏の未知の地で,夢の黄金郷とも思われていました。
    15世紀後半に大航海時代が始まると,ポルトガルやスペインを中心に西洋の人々がインドや中国,アジアへ到達します。日本には,1543年,種子島(鹿児島県)にポルトガル人が鉄砲を持って上陸し,それ以降,南蛮貿易(スペインやポルトガルと日本との貿易)が始まりました。


    西洋にとっても日本にとっても,互いの文化は珍しく,交流が芽生えました。しかし,西洋のキリスト教の教えは江戸幕府(当時の日本政府)の考えと異なったため,日本では16世紀半ばより中国や一部の国以外との交流が禁止されることになりました。これが「鎖国」です。
    この「鎖国」は200年ほど続きましたが,19世紀前後から,西洋の国々が再び日本に開国を求め始めます。日本国内では,過激な攘夷(外国反対)運動が起こりましたが,開国し,時の政府は倒れ,新たに明治時代が始まりました。

 先生からのお話の後は大勢の方から質問が続きました
 
     開国と同時に,西洋人や西洋に留学した人々が西洋の進んだ文明を伝え,産業や教育,土地制度等々あらゆる制度が急速に新しく整備されました。これが明治維新です。袁先生は,明治近代化の成功は,平和な江戸時代の間に文化芸術や学問重視の素地が整い,日本が東洋と西洋の両方の文明を取り入れたため,ともお話されていました。
    今回は日本史という中国ではあまり教えられない専門的な内容ながら,一つ一つ丁寧にお話いただき,参加者からも「日本の見方が変わった」等の感想をいただきました。袁先生,ありがとうございました!