日本留学説明会「日本留学虎の巻」を開催しました

平成30年6月13日
    6月2日(土)の午後,当館多目的ホールにて,日本への留学に興味を持つ方々を対象に,日本留学説明会「日本留学虎の巻」を開催しました。お休みの日にも関わらず,学生の方から社会人の方,小さいお子様を持つご夫婦まで,たくさんの方々に足を運んでいただきました。
 
                                  

    今回の留学説明会は,前半と後半,大きく2つのプログラムに分けて実施しました。
    最初の1時間は,当館の留学生アドバイザーによる日本留学の基礎情報の説明です。日本における留学政策に始まり,留学までのスケジュール,学費や奨学金など費用の問題,査証や在留許可など入国・滞在のための手続き等,よくいただく質問の内容を中心に,スライドを用いて説明をいたしました。
 
                                  
                                                   スライドを用いて説明を行う,当館の劉・留学生アドバイザー

    説明の後に設けた質疑応答の時間では,学部及び大学院の入試方法,在留資格やビザの申請方法,日本での留学生活からその後の就職の問題まで,具体的な質問が多く寄せられ,皆さんの日本留学への関心の高さが伺えました。
 
                                
                                    参加者からの質問に答える劉アドバイザー。比較的具体的な質問が目立ちました。

    休憩を少し挟んで,後半の1時間は,かつて日本に留学した経験のある3名の先輩方に参加いただき,座談会形式での発表を行いました。
 
                               
                                    3名の留学経験者の皆さん。専攻も留学期間も留学方法も異なる3名の皆さんから,
                                    劉アドバイザーがお話を聞き出します。

    留学生アドバイザーがファシリテータとなり,「日本と中国の大学の違い」,「指導教官の探し方」,「試験内容」,「住居の探し方」,「奨学金」等の複数のキーワードに基づき,経験を語る形で座談会は進められました。3名の留学経験者は,専攻,留学の期間,留学方法,留学先が,それぞれ異なっていたため,同じキーワードでも回答にはそれぞれ体験に基づく違いがありました。体験に基づく具体的なお話しは,参加者の皆さんにとって,非常に有益なものになったのではないでしょうか。
 
                              
                                           留学経験者の皆さんに対しても。活発な質疑応答が行われました。

    終了後も,留学生アドバイザーや留学経験者に質問するために多くの方が居残り,個々の事情に即した具体的な質疑応答が会場のあちこちで繰り広げられていました。
 
    今回の参加者の多くは大学生や社会人になったばかりの若い皆さんで,既に具体的に日本への留学を検討している方がほとんどでした。一方で少数ながら目に付いたのが,まだ小さいお子様を持つ保護者の方々です。ご自身がかつて日本に留学されていた方が,ご自身の子供にも日本での教育を受けさせたいと希望されている様が伺えました。
  
    留学経験者からの発表でも分かるとおり,同じ日本への留学でも,場所によって,大学によって,専攻によって,様々な違いがあります。実は,上海には20以上もの日本の大学のオフィスが設置されています。秋には日本の大学を集めた大規模な留学フェアの開催を予定していますので,また皆さん当館の情報をチェックしてみてください。
   
    なお,今回残念ながら参加できなかった方,ゆっくり質問ができなかった方,当館の留学生アドバイザーは,毎週月・水・金の13時30分から17時30分まで,来館,電話,電子メールによる留学相談を受け付けています。是非お気軽にご相談くださいね。
(電話番号,メールアドレスは以下参照)
https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/culture/index003.html
 
    来場者の皆さん,ありがとうございました。
    今日の説明会が,皆さんが日本に留学するための大きな一歩になることを期待しています。