2011年9月23日午後、上海外国語大学松江キャンパスで、上海ジャパンウィーク2011が開幕しました。まず、開催主催代表者として泉裕泰・在上海日本国総領事のほか、上海市人民対外友好協会と上海外国語大学からの来賓にご挨拶を頂きました。
和太鼓の演奏、賑やかな着物ショー、日本の観光名所の映像が放映される中、愛知万博のキャラクター、モリゾーとキッコロがコスプレイヤーと共に登場し、会場は熱気に包まれました。来賓らによる日本伝統の鏡割り式を合図に、上海ジャパンウィークが開幕しました。
開幕式終了後、奄美大島出身の実力派J-POP歌手・城南海さんが登場し、中国の方々への気持ちを込めた歌声に、観客たちは感動し、さらに中国語で「草原情歌」が披露されると、会場は大いに盛り上がりました。また、玉置成美さんもメインステージに登場し、震災後の元気な日本を、迫力あるダンスで表現し、会場はしばらく熱気に包まれていました。
2011年9月24日、上海外国語大学松江キャンパスのメインステージで、日本から来たAKB48の16名のメンバーによるコンサートが開催され、多くのファンを魅了しました。会場にいた約1400人の観客は大いに盛り上がり、一時間半のコンサート中、観客たちはAKB48のすばらしいステージに歓喜の声を上げていました。中国で最もよく知られている「会いたかった」の歌が始まると、観客も一緒になって歌い、会場は興奮に包まれました。また今回は、東日本大震災後に、中国の方々から届いた励ましの声と協力への感謝の意が込められたコンサートでもありました。
2011年9月25日、自身の旅行体験を元に執筆した旅行小説「深夜特急」など多数の代表作を持つ作家・沢木耕太郎さんの講演会が行われました。沢木さんの作品の一部は中国語に翻訳され、中国国内でも出版されています。
イベント期間中、茶道、着物、華道、和太鼓、YOSAKOI、空手、柔道が披露されると共に、ロボットのデモンストレーション、上海ブラスバンドの公演、「Kawaii」をテーマにした東京カワイイコレクションも開催され、幅広く日本文化が紹介されました。
着物を着てキャンパス内を散歩するイベント、キティちゃんとの写真撮影、アニメキャラクターに扮したコスプレイベントや初音ミクのコスプレコンテスト、上海の各大学の学生たちがJ-POPを披露するカラオケコンテストなど、参加者だけでなく来場者も思い出に残るイベントも大好評でした。また、「震災から学ぶこと」というテーマで、日本語を専門とする中国の学部生、院生を対象に、日本語スピーチコンテストも開催され、学生たちの心のこもった発表に、会場は感動に包まれていました。
また、「震災から学ぶこと」というテーマで、日本語を専門とする中国の学部生、院生を対象に、日本語スピーチコンテストも開催され、学生たちの心のこもった発表に、会場は感動に包まれていました。
東日本大震災からの復興、魅力的な日本文化の紹介をテーマに、会場内にあるブースエリアでは、日系企業のブースが出展されました。イベント期間中、学生を中心に多くの来場者が、各ブースに展示された商品に関心を寄せていました。