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上海で狂犬病の恐れのある動物と接触したら

平成17年1月28日
在上海日本国総領事館
 中国国内には狂犬病があり、毎年千名以上の患者が亡くなっています。狂犬病は狂犬病ウィルスによって伝搬する、死亡率が非常に高い危険な病気です。狂犬病に罹っている動物に咬まれたり、傷を舐められるなどした場合には、24時間以内にワクチンの接種を開始する必要があります。
 ところで、動物と接触した場合には狂犬病以外への注意も必要です。動物に咬まれた傷などは細菌や破傷風菌、他のウィルスに汚染されていることも多く、十分な消毒に加えて抗生剤の投与や破傷風のワクチン接種が必要になることがあります。また、骨折や神経の切断などがないかにも注意する必要があります。
 早目に医療機関を受診して、検査・治療を受けるようにした方が良いでしょう。

 上海では、狂犬病には上海市各区にそれぞれある疾病預防控制中心(CDC;Shanghai Municipal Center for Disease Control and Prevention)が対応しています。原則として24時間対応ですが、日本語は通じません。
 区によって対処の仕方が異なるので、事前に確認した方が良いでしょう。
 各区それぞれの疾病預防控制中心の住所・電話番号は、次に示す上海疾病預防控制中心のホームページを参考にして下さい。
http://www.scdc.sh.cn/net/jkwl2.htm