上海市衛生局は、上海万博参観者に対し、概要以下のとおり、熱中症予防等の健康安全面に関する注意を呼び掛けていますのでお知らせします。万博参観に限らず、暑い日に外出する際にはご注意ください。
1.梅雨が明けて後、上海市では35度を超える日が多くなり、万博会場内では熱中症やその他の疾病患者が増加しています。以下4点について特に注意が必要です。
- 熱中症予防:水分、ミネラルを十分に補給する(但し、冷たすぎるもの、アルコールや糖分の高すぎるものは飲まない)。参観のペース配分を考える。直射日光の下、長時間歩くこと、並ぶことは避ける。動悸がしたり、気分が悪くなったり、目まい、脱力感等の症状があればすぐに涼しい所で休息をとる。
- 暑さに関連したその他の疾病の予防:直射日光を避け、皮膚や健康を害することに注意する。色の薄い、ゆったりとした服を着てつばの広い帽子を被る。サングラス、日焼け止めクリームを使用する。
- 慢性疾患の急性発作予防:持病(特に心臓病、高血圧)や循環器系の病気のある参観者は、極端な高温の環境下では、急性の発作を引き起こしやすいので暑い時間帯の参観を避ける。常用薬を携行し、単独での参観を避ける。疲労しすぎないよう時間配分に注意する。
- クーラー病予防:室外と室内との温度差は激しいので、参観者、特に子供は、衣服で温度を調整し、風邪や急性の胃腸の疾病に注意する。
(詳細→上海市衛生局ホームページ:http://wsj.sh.gov.cn/website/b/56927.shtml)
2.7月19日までに、万博会場内5つの医療センターにおいて、延べ42,301人が受診しており、そのうち怪我は16.5%、骨折は0.4%、軽度の熱中症は7.1%を占めています。
(詳細→上海市衛生局ホームページ:http://wsj.sh.gov.cn/website/b/57008.shtml )